ひよりの音楽自己満足

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MARIAH アウシュビッツ・ドリーム

2016-07-18 12:26:54 | ジャパン・プログレ
1979年にSax奏者<清水靖晃さん>のリーダープロジェクトとして始まった<MARIAH>。メンバーは清水さん、キーボード<笹路正徳さん>、ギター<土方隆行さん>、ベース<渡辺モリオさん>、ドラムス<山本秀夫さん>、ヴォーカル<村川ジミー聡さん>という凄腕の強者によるスーパーバンドで、1980年に今回紹介させていただく1stアルバム「YEN TRICKS」が発表され、1981年に“第二次世界大戦下のドイツの強制収容所の悲劇”をテーマとした2ndアルバム「アウシュビッツ・ドリーム」を発表されます。
 アルバム1曲目は「THE INTRODUCTION」。ダイナミックなコーラスがファンファーレのように盛大にながれて。その後、ヒト○―の演説のような音声と歓声がながれて。
 2曲目は「AUSCHWITZ DREAM」。ピアノがしっとりと響き、コーラスが教会音楽のようにゆったりと荘厳にながれ、しっとりとしたピアノリフからヴォーカルがはいってたおやかに。そしてピアノのテクニカルで激しいリフからアップテンポでストリングスのリズミカルなリフがはいって、ダイナミックリフからギターのヘヴィリフが変拍子にのってスリリングに展開し、リズミカルなヴォーカルがはいって、ブレイクもキメて。中盤ではギターの弾きまくりのテクニカルなソロが。そしてダイナミックリフとテクニカルなユニゾンでのブレイクがスリリングに。終盤ではミドルテンポでパワフルなリフにのってヴォーカルがリズミカルに力強く歌い、ラストはダイナミックリフがピアノがしっとりと。めまぐるしく展開する、まさに手に汗にぎるスリル感たっぷりの曲ですね。
 3曲目は「THE SUN IS SHINING THROUGH」。ストリーム音とスペーシーサウンドがながれ、アップテンポのパワフルなリフがはいって、リズミカルでパワフルなコーラスがながれ、ストリングスのブレイクからピアノとヴォーカルがしっとりと。そしてアップテンポのヘヴィリフがリズミカルにノリノリモードでながれ、エフェクトのかかったヴォーカルがリズミカルに。その後ピアノとヴォーカルがユニゾンでリズミカルに、さらに力強いコーラスもリズミカルに。中盤ではしっとりとしたピアノリフからコーラスが美しくのびやかにながれて。その後一旦止まってからダイナミックリフからヴォーカルがのびやかに力強く歌い上げて盛り上がって。終盤ではミドルテンポでギターのエモーショナルなソロが。その後アップテンポのギターのリズミカルなリフが明るく爽やかにながれ、ヴォーカルがのびやかに爽やかに歌い、盛り上がって。ラストはダイナミックなコーラスがリズミカルにながれ、そしてピアノとヴォーカルがしっとりと。こちらもめまぐるしく展開するプログレ曲ですね。
 4曲目は「LOST CHILDREN /失われた子供達」。様々な話し声が聞こえてきて、ミドルテンポでギターのリズミカルリフにのって可愛い感じの女性ヴォー^カルがはいってリズミカルに、さらにゆったりとしっとりと。その後ダイナミックリフからヴォーカルとコーラスがのびやかに。どことなく後期兜虫団を思い起こさせるような感じがします。中盤ではシンセのリズミカルリフから狼の遠吠えのような音が聴こえてきて、ダイナミックなブレイクからヴォーカルがゆったりとしっとりと。終盤ではコーラスがのびやかにミステリアスに響き、ミドルテンポのリフからヴォーカルがリズミカルに。
 5曲目は「FAR FROM THE ORIENT /はるかなる東から」。アコギのリズミカルリフからはじまるも、一旦止まってからアコギがゆったりと奏で、ヴォーカルがしっとりと。そしてシンセのリズミカルリフからヴォーカルがのびやかに歌い、ギターがのびやかに奏で、ヴォーカルが力強くのびやかに歌い、Queen風のコーラスものびやかに。中盤ではドラムフィルからアップテンポでギターのリズミカルリフがノリノリモードでながれ、ユニゾンのブレイクからヴォーカルとコーラスがのびやかにながれ、ギターのリズミカルリフとピアノリフからダイナミックリフとコーラスが。終盤ではアップテンポのノリノリモードでヴォーカルがのびやかに爽やかに歌い、のびやかなコーラスも入って盛り上がって。
 6曲目は「THE BOYS OF CENTURY’S END /世紀末少年隊」。キーボードのリズミカルリフがアップテンポでJAZZ風に明るく楽しくながれ、だんだんテクニカルに、さらにテンポアップしていって。
 7曲目は「PUSSY BRAT」。まずは様々な音が飛び交うアヴァンギャルドなフリーインプロの世界が展開されて。そしてミドルテンポのヘヴィリフがブルージーにながれ、パワフルでリズミカルなヴォーカルがはいって。ヘヴィブルーズは感じですね。その後ギターのテクニカルなソロとキーボードのテクニカルなソロの掛け合いソロバトルが展開して。
 8曲目は「ESTANCIA LOVER (LOVE I WANT’YA NEAR)」。ドラムフィルからミドルテンポでレゲエ風のゆったりほんわかしたリフがながれ、ヴォーカルがリズミカルに、さらにスティールギターから女性コーラスがのびやかにながれて。その後ブラスサウンドのリズミカルなリフからヴォーカルがほんわかとリズミカルに。どことなくJレノン氏風な感じも。ところが終盤ではいきなり機銃音や爆発音などの戦闘音がはいって、ナレーションがながれて。
 前作同様に多種多様な音楽性を魅せつつも、さらに複雑なプログレモードになり、POP色が薄れて意味深い重い内容で、とても聴き応えのある凄いアルバムですね。

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