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大学を卒業し、国家試験合格、就職、と本業の一番大変なやまを乗り切った清水さん。落ち着いたころに<KENSO>としての初ライブを吉祥寺のライブハウスにて行ったそうです。そのときのメンバーは、清水さんの他、ドラムスの山本さん、フルートの矢島さん、キーボードの森下さんの1stアルバム時のメンバーに、新たにベース<松元公良さん>とキーボード<牧内淳さん>が加わっていたようです。そしてその後、新たな曲作りも進めて、歯科大の部室にてレコーディングをして(今度は8ch)、1982年の12月に2枚目の自主制作レコードである、“初期の名作”と誉れ高い2ndアルバム「KENSOⅡ」を発表します。発売当初から高く評価され、海外の専門誌にもレビューされたとか。 1曲目は「空に光る」。とっても爽やかな雰囲気の、物語りのはじまりのようなアップテンポの素敵な曲。フルートの素朴な音色が引き立つような透明感のあるサウンドですね。ラストのギターの多重サウンドソロ、凄いっす。 2曲目は「麻酔Part1」。哀愁ただようアコースティックギターのサウンドとカッティングリフからはじまり、カリンバのような音色が。民族音楽っぽい神秘的な曲ですね。 3曲目は「麻酔Part2」。キーボードの不思議音の変拍子リフからはじまるアップテンポのテクニカルな曲。でもメロディは明るく優しい感じですね。 4曲目は「氷島」。叙情的なピアノソロからはじまる、ゆったりとしたしっとり落ち着いた曲。フルートの素朴な音色とドラマティックなキーボードサウンドにうっとりとしてしまいます。フレーズはどことなく和風かな。 5曲目は「ブランド指向」。ハイテンポのJAZZロック調のリフのテクニカルな曲ですね。フレーズはメロディアスで、後半にはコミカルな場面も。 6曲目は「はるかなる地へ」。ハイハットからはじまり、シンセの壮大なサウンドが絡んできます。そしてミドルテンポのJAZZロックに。ですが途中でお経のような逆回転コーラスが。ドラム大活躍ですね。 7曲目は「内部への月影」。ソプラノのスキャットからはじまり、シンセの幻想的なサウンドが響きます。 8曲目は「さよならプログレ」。早いパッセージのリフからはじまる変拍子のテクニカルな曲。踊るようなフルートの音色も、裏メロで跳ねるベースも素晴らしい。中盤はユニゾンサウンドとドラム叩きまくりがあり、そしてヘヴィサウンドのギターソロも、キーボードソロも。ラストはドラマティックにFin。 オリジナルのレコードはここまでなのですが、この2002年に再発売されたCDにはボーナストラックとして2曲収録されています。9曲目は「Power of The Glory」。ライブテイクです。アップテンポの変拍子のテクニカルなリフと、ゆったりメロディアスなフレーズのソロが交互にあらわれる曲。 10曲目はPFMのカヴァーで「Four Holes in The Ground」。同じくライブテイクです。ミドルテンポの綺麗でキャッチーなメロディなんだけど変拍子でテクニカルな曲。中盤には幻想的なキーボードソロがあり、そのあとアップテンポのシャッフルっぽいノリのいいリズムに。ラストは元のリズムに戻って華々しい劇的なフィナーレを迎えます。 アルバム全体プログレというよりもフュージョンに近いかな?でもでもそんなジャンルなど関係なく、荒削りながらも若さ溢れるパワフルでエネルギッシュかつハイセンスな演奏が楽しめます。このサウンドがちゃんとしたスタジオではなく、いち部室で作られたとは・・・驚きです。そしてなんとアメリカからオファーがきたとか。ただ・・・ここで一旦頂点を極めてしまったために、清水さんはいまでいうところの“燃え尽き症候群”のような状態になってしまい、新たな曲作りに苦労されたとか。
その後、友人からキーボード奏者の<佐橋俊彦さん>を紹介され、<KENSO>に加入が決定したそうです。しかし、83年4月にはフルートの矢島さんが本業を優先するために脱退してしまいます。で、5月と7月には牧内さんと佐橋さんのツインキーボード体制でライブを行いますが、その後一時佐橋さんは離脱してしまいます。が、まだ大学生のキーボード奏者<小口健一さん>が新たに加入し、曲作りやレコーディングを進めていったそうです。
その後、友人からキーボード奏者の<佐橋俊彦さん>を紹介され、<KENSO>に加入が決定したそうです。しかし、83年4月にはフルートの矢島さんが本業を優先するために脱退してしまいます。で、5月と7月には牧内さんと佐橋さんのツインキーボード体制でライブを行いますが、その後一時佐橋さんは離脱してしまいます。が、まだ大学生のキーボード奏者<小口健一さん>が新たに加入し、曲作りやレコーディングを進めていったそうです。
難波弘之さんやノヴェラの五十嵐さんもチェックしに来られてましたね。
衝撃的な演奏でした。
現在のハイパーテクニシャン揃いのKENSOに比べればオールドKENSOはたしかにアマチュアな部分は多々ありますが、全員一丸となって突き進むパッション溢れる演奏は全盛期のイタリアンロックにも比肩する素晴らしいものと思います。
この時録音したテープはいまだに私の宝物の一つです。(3rdのボーナストラックとしてこの時の「海」が収録されています。)
「Power of The Glory」と「Four Holes in The Ground」は翌年か翌々年のライヴでのテイクだったと記憶しています。これも生で観ています。
コメントを書いてくださってありがとうございます。めっちゃ嬉しいっす!
おぉ!最高傑作と推す方々も多いこの2ndのレコ発ライブを観に行かれたんですか!凄すぎ!なんて羨ましいことでしょう。この頃自分は高校生でしたし、HMを聴き始めたころで、KENSOどころかプログレすら知らなかったっす。自分が初めてKENSOのライブを観たときはすでに現在のメンバーでしたし。でも前回のライブでハルキチさんが叩くKENSOを観れたのは感激でした。
そうそう、来年2014年は新譜発売とライブが予定されているそうで、とても楽しみです。
なんとか次回は観たいなあ。。。。
清水先生のblogに来年ライブやると書かれていました。観に行けるといいですね。