ひよりの音楽自己満足

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六三四  MUSASHI

2013-10-07 21:04:00 | World Music
 和太鼓や三味線や尺八などの伝統的な和楽器とロックバンドが融合した、勇ましく“男”を感じさせる威勢のいい粋なロックバンド<六三四/むさし>。元竜童組の<小針克之助さん>が主体となって1991年に結成されました。この頃はまだ“六三四”ではなく“MUSASHI”とアルファベット表記だったようで。
 今回紹介させていただくのは、1992年に発表された1stアルバム「MUSASHI」。参加メンバーは、和太鼓<茂戸藤浩司さん><大塚宝さん>、三味線<上妻宏光さん>、尺八・笛<佐藤英史さん>、ドラムス<宮内健樹さん>、ギター&シンセ<浅井真一さん>、ベース<川嶋一久さん>、そしてギター&ヴォーカルの小針さんです。
 アルバム1曲目は「ASUKA」。まずはシンセの幻想的なサウンドがながれるなか、ベースソロが。しっとりとはじまってテクニカルに弾きまくって。その後ベースのしっとりとしたリフから尺八の郷愁ただよう音色がゆったりとながれ、のびやかなヴォーカルがはいって幻想的な雰囲気に。
 2曲目は「I-NA-SE」。御神輿を担いでいるような♪ソイヤソイヤ!の威勢のいい掛け声と♪チンチキドンドン~の祭囃子から軽快にはじまって、ギターのファンキーなリフからダイナミックなリフが。そして威勢のいい掛け声からアップテンポのノリノリモードでベースのファンキーでパワフルなチョッパーリフにのっていなせな早口ヴォーカルがはいって陽気に楽しく盛り上がって。中盤では三味線のリズミカルなソロと笛ののびやかなソロの掛け合いが。その後、祭囃子リズムからギターの激しいヘヴィリフがはいって、そのままアグレッシブなソロへ。終盤では短いドラムソロからファンキーなリフがはいって早口ヴォーカルがパワフルなチョッパーベースリフにのってノリノリで。
 3曲目は「花魁」。太鼓のフィルからレゲエリズムがはいって尺八がのびやかに奏で、三味線がゆったりとリフを。そしてギターリフが入ってブレイクをキメて、尺八と三味線がユニゾンでリフを。中盤ではソフトサウンドのエモーショナルなギターソロが。その後、三味線がゆったりとリズミカルなリフを、尺八がのびやかに奏で、ギターリフからバンドリフと太鼓フィルの掛け合いが。ラストは尺八のエモーショナルなソロが。レゲエと和楽器というもの意外な組み合わせで面白いですね。
 4曲目は「八丈太鼓囃子」。アップテンポの太鼓のリズムにのって笛がのびやかに奏で、パワフルなコーラスとギターのヘヴィリフがのびやかになばれ、力強いヴォーカルがはいって。その後ギターのエモーショナルなソロから、ヴォーカルがのびやかに、そして笛のエモーショナルなソロ、三味線のリズミカルなソロが。終盤ではギターのエモーショナルなソロも。ラストはパワフルなコーラスと威勢のいい掛け声からダイナミックなリフが。
 5曲目は「SIZUKA」。シンセサウンドが響くなか、三味線がゆったりと。そしてミドルテンポでギターのカッティングリフと、ベースのチョッパーリフから太鼓のミドルテンポのリズムで笛の哀愁ただよう音色がのびやかに。中盤ではギターリフからそのままエモーショナルなソロへ。続いて笛のテクニカルなソロ、さらにベースのパワフルなチョッパーリフをバックに三味線のパワフルなソロが。終盤ではゆったりとしたギターリフ、三味線リフから笛がのびやかに奏で、それがドラマティックに盛り上がって。
 6曲目は「ジパング」。ファンキーなヒップホップ調ではじまって、ベースのパワフルなチョッパーリフから笛と三味線がユニゾンでリズミカルなリフを弾き、ヘヴィギターリフから威勢のいいコーラスが。中盤ではベースのテクニカルなチョッパーソロ、バンドリフとドラムソロの掛け合い、そして三味線のパワフルでリズミカルなソロが。終盤ではギターのヘヴィリフからパワフルなコーラスがはいって盛り上がって。
 7曲目は「SO-I-YA」。アップテンポのダイナミックなリフから変拍子リフがスリリングに、そしてノリノリモードでヘヴィリフと威勢のいい掛け声がはいって、ベースのチョッパーリフにのってギターがのびやかに。その後、三味線のリズミカルなリフに笛がのびやかに奏で、太鼓のパワフルなリズムにのって笛の軽快でテクニカルなソロが。その後、変拍子のリズミカルなリフからベースのチョッパーリフにのってギターがのびやかに奏で、めっちゃノリノリのリフと威勢のいい掛け声からパワフルなヴォーカルが。タイトル通りのしい曲です。
 8曲目は「SASUKE」。ヘヴィギターのアップテンポのリフからノリノリのシャッフルモードではじまって、ギターがのびやかに爽やかなリフを弾き、三味線のリズミカルなリフにのって尺八がのびやかに奏でて。そしてギターののびやかなフレーズに三味線がフィルを入れて、そこからドライブ感たっぷりのノリノリモードでパワフルなヴォーカルがはいって。中盤ではギターとベースのテクニカルなユニゾンリフから太鼓が叩きまくって、ブレイクをキメて。その後アップテンポのシャッフルモードでノリノリで、ギターがダイナミックなリフからのびやかに奏でて。終盤では三味線のリズミカルなリフから尺八がのびやかに奏で、パワフルなヴォーカルがはいって盛り上がっていって。
 9曲目は「YAMATO 1」。シンセの幻想的なサウンドや風の音がながれるなか、太鼓のアップテンポのリズムがフェードインしてきて、尺八がのびやかに奏で、そしてコーラスから気合の入った掛け声が響き、ダイナミックなリフが。そこからヘヴィギターとパワフルなドラムをバックに力強いヴォーカルがはいってのびやかに。終盤にはギターのエモーショナルなソロが。
 10曲目は「YAMATO 2」。“ウリャ~!”って気合一発から太鼓の叩きまくりソロが。その後ギターのアップテンポのスリリングなリフがはいって、笛がのびやかに奏で、ノリノリモードでシンセのリズミカルなリフと威勢のいい掛け声、さらに三味線のリズミカルなリフがはいって、パワフルでダイナミックなリフがスリリングに。中盤では三味線のパワフルなソロから尺八がのびやかに奏で、ダイナミックなリフがはいって“ソイヤ!”“ドッコイ!”“ハッ!”って気合入った掛け声が。そこから太鼓の叩きまくりソロへ。終盤ではパワフルなドラムからヘヴィギターのスリリングなリフにのって尺八のエモーショナルなソロが。ラストはヘヴィギターリフ、三味線のパワフルなリフから威勢のいい掛け声とともに盛り上がって、ダイナミックなリフがスリリングに激しくエキサイトして。
 11曲目は「YAMATO 3」。尺八の郷愁ただよう音色がしっとりとながれ、太鼓がゆったりとはいって、唸り声が響き、そして太鼓が徐々に激しく叩きまくるも、徐々に静かに。その後、太鼓のアップテンポのリズムがフェードインしてきて、そこにギターのヘヴィリフがはいって、太鼓が激しく叩きまくって。終盤では笛の力強い音色がのびやかにながれ、太鼓が叩きまくって。
 12曲目は「YAMATO 4」。三味線のリズミカルなリフ、ギターのヘヴィリフからダイナミックなリフがはいって、アップテンポのスリリングでドライブ感たっぷりのノリノリモードに。そしてギターリフ&三味線リフとシンセリフの掛け合いから尺八がのびやかに奏でて。様式美系ハードロック、めっちゃかっくいいっす。その後ミドルテンポでドラムソロとヘヴィギターリフの掛け合いが。そこからアグレッシブなギターソロへ。途中からアップテンポのノリノリモードに戻って、ギターがタッピングも交えたテクニカルなソロへ。終盤では三味線のパワフルなリフから尺八がのびやかに奏で、ダイナミックなリフが。ラストはゆったりと壮大に劇的にFin。
 和楽器とロックバンドの融合で、フュージョン・ファンク・レゲエなども取り入れ、祭囃子のような威勢のいい“男”を感じさせるアツいエネルギッシュな日本の伝統も生かし、さらにバリバリのハードロックもと、バラエティに富んだ内容で、アルバム通して楽しめますね。こののちに発表されるアルバムと比べるとやや軽い感じもうけますが、当時、衝撃的なデビューを飾ったことでしょう。バンドはここからライブ活動やTVの挿入歌等、全国的に活躍していきます。

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