ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

10.4.24 GOLD BRICK ~SAGA(外伝)~

2010-04-25 15:36:24 | ライブレポ HR/HM
◇ 2010.4.24 沼袋Sanctuary
<Special Cover Live>
 1997年、日本HR/HM界のトップミュージシャンによるRainbowの曲を演奏するライブイベント<虹伝説>が行われました。それが大盛況で会場の外には入りきれないファンで溢れていたとか。あまりの反響にレコード会社が興味を示して、翌98年にはそのメンバーでスタジオでRainbow曲がレコーディングされ、「虹伝説~虹を継ぐ覇者~」として発表され、その完成度の高さから大好評!自分も未だにヘビロテしてます。特に高速をぶっ飛ばすときにね。
 2003年、その主要メンバーだった凄腕ギタリスト<梶山章さん>と、“和製Graham Bonnet”ことハイパワーシャウター<森川之雄さん>が<GOLD BRICK>というユニットを結成してアルバムを発表します。期待を裏切らないかっちょいいハードロックアルバムでめっちゃ嬉しかったっす。もちろんライブも行って、その音源がライブアルバムとして発表もされます。そして翌2004年には2ndアルバムを発表。そのアルバムにはGERARDのメンバーが参加され、これまた高い完成度のアルバムでかっこよかったっす。ところがその後、楽曲に関して意見の違いがあってGOLD BRICKは休止。梶山さんはDouble Dealerを解消した下川さんと組んで2008年にアルバムを発表し、GERARDのメンバーと1回だけ渋谷でライブを行います。それがまたアルバムを遥かに凌駕するめっちゃパワフルなライブで凄かったんですよね。ところがその後、梶山さんの情報が途絶えてしまって・・・
 2009年には元Rainbowのメンバーによる<Over The Rainbow>が来日し、往年のRainbowファンを唸らせましたが、ネットでは「ギターが梶山さんだったらよかったのに」って書き込みも見受けられました。梶山さん、いったいどうしちゃったんでしょう・・・
 そして2010年。いつものようにGERARDの永川さんのブログをチェックしたらなんと梶山さんと森川さんのあのGOLD BRICKがGERARDと組んで4/24に沼袋でライブをやると知って超ビックリ!お二人はあのときに仲たがいしてしまったものと思っていましたから。でも復活してくれるなら最高だし、GERARDも観たいし。それに梶山さんはもう何度もライブを観ましたが、森川さんはまだ一度もライブを観ていないので、いつかその凄い声を生で聴きたいと思っていました。で即予約して当日を楽しみにしてました。

 さて当日。今回のライブは<GOLD BRICK ~SAGA(外伝)~ Special Cover Live>と名打たれてのイベントです。GOLD BRICKの曲だけでなく、あの“虹伝説”もやるのではと期待大です。しかも前座はLOUDNESSのカヴァーバンド<エレハネス>とか。このバンドのことは全く知らないんですけど、自分の好きな初期の曲をやってくれたら嬉しいなって。

 開演予定時間を過ぎ、18時40分近くに客席が暗くなって、あのLOUDNESSの3rdアルバム最初のTheme of LOUDNESSがSEでながれて久々にゾクゾクしちゃいました。そして幕が開いてあのLOUDNESSのイントロのギターのフィードバックサウンドが場内に響いて。やったぁ!と思いきや、LOUDNESSには行かず自分のよく知らない曲が。Stay Wildかな?続く2曲目も知らない曲。でもそのあとに大好きなCrazy DoctorやIn The Mirrorをやってくれて嬉しかったっす。ラストはLike HellとSDIでめっちゃ盛り上がってFin。40分弱のパワフルでヘヴィなライブでした。ヴォーカルさん、パワーシャウトでいい声してましたね。普段はスクリーミング・シンフォニーというバンドで活躍されていて、明日もここでライブを行うとか。MCもめっちゃ面白かったし、そっちのバンドにも興味が湧いてきました。

15分のセットチェンジの間にフロアーはどんどん混んできて、お店の人が「お客さんが入れませーん!もっと前に詰めてくださーい!」って。たしかにハコが狭いからねぇ。メモとるのが難しいくらい、拍手もし辛いくらい朝のラッシュ並みに混雑してきました。超満員です。客層はGERARDの女の子ファンと80‘sのおやぢファンが入り交じってます。

 19時半を過ぎた頃、フロアーが暗くなってステージの幕が開いてダイナミックなバンドイントロの♪ジャーン!ではじまって。大拍手大歓声です。1曲目はGOLD BRICKの「Speed Star」。アップテンポのめっちゃパワフルな曲。今回のメンバー、あらためて、ギター<梶山章さん>、ヴォーカル<森川之雄さん>、キーボード<永川敏郎さん>、ベース<長谷川淳さん>、ドラムス<藤本健一さん>です。梶山さんも森川さんも永川さんも黒のジャケットに黒系シャツで、梶山さんはサンバーストラージヘッドストラト極太アームで、永川さんはステージが狭いので超シンプルなセットです。
 続いて2曲目は「Crimson Tears」。キーボードのゆったりとしたヴァイオリン風サウンドの妖しい感じのフレーズからはじまって、そしてアップテンポのノリノリのリズムに。♪Hey!Hey!って森川さん、お客さんを煽ります。哀愁も感じるメロディで中盤ではエモーショナルなギターソロも。ラストはひっぱってひっぱってFin。

 「元気ですかー!」「元気ですかー!」「元気があればGOLD BRICKのライブも楽しめる!」って聞き覚えのある煽りを森川さん。「気合がかなり入ってます」って。でも「終始こんなペースでMCやるとノド枯れちゃう」って、爆笑です。そして「久々のGOLD BRICKのライブに足を運んでくれてありがとう!」って。
 「Rainbowファンの皆様、お待たせいたしました」「虹伝説を・・・涙腺がかなりゆるくなると思います」ってはじまった3曲目は「Over The Rainbow~Kill The King」。もう鳥肌モノです。この凄いメンバーでこれを聴けるなんて夢のよう。ヴォーカルすんごい迫力だし、ギターもめっちゃかっくいいし。それにギターとキーボードのトリルのユニゾンもぴったり息が合っていて綺麗でした。
 続いて4曲目は「Man On The Silver Mountain」。ミドルテンポでパワフルにじっくり聴かせてくれましたね。途中梶山さんが長谷川さんのところへ行って寄り添って、そしてオリジナルに近いフィーリングのギターソロを。ラストはめっちゃ盛り上がりでFin。
 さらに続いて5曲目はDIOの「Stand Up and Shout」。アップテンポのグイグイ引っ張っていくノリのいいナンバー。ギターソロも弾きまくりで、ラストは♪Shout!Shout!Shout!って森川さん、ハイパワーシャウトしまくり!凄い迫力っす。
 フロアーから「本家より上手い!」って声が。「最高の褒め言葉だ」って森川さん、大拍手です。

 次は虹ではなく、まだやったことのない”白蛇伝説“だそうで。森川さん、上手くいくか自信なさげな感じ。「ハラハラドキドキ、皆さんも楽しんでください」って。で、曲に行こうとするも梶山さんはアンプの裏でチューニング中。「リッチー、トラブってるのかい?」って。チューニングが終わると「オレ、リッチーじゃねーし」って梶山さん。「なんて呼んだらいいんだい?アキラ?」って森川さん、爆笑です。
 6曲目はWhite Snakeの「Still of The Night」。87年のZEPっぽい大ヒット曲。森川さん、Mr,DCのようなディープヴォイスではないものの、オリジナルとは異なってパワフルなシャウトをキメてかっこよく聴かせてくれました。ハイトーンシャウトも凄かったっす。
 続いて7曲目は「Bad Boys」。アップテンポのめっちゃノリノリのハードチューン。この曲のお客さんのノリも凄かったっすね。サビも大合唱だったし。途中ギターとベースがポジションチェンジしたり、かっくいいアグレッシブなキーボードソロも。

 「John Sykesはキビシいねぇ。チャレンジはしたけどさぁ」って梶山さん。そしてここで梶山さんが今回のライブのいきさつをお話。梶山さんは数年前から左手の調子が悪くなって、昨年は特に最悪でとてもギターを持てる状況ではなかったとか。だから2008年夏以来活動の情報がなかったんですねぇ。で、森川さんとは家が近いこともあり、最近では森川さんのPower Nudeのレコーディングとかにもエンジニアとしてお仕事をされていたそうで。そのなかで「たまにはライブやりたいねぇ」みたいな話がでてきて、「ゆるいカバー曲でもやろう」ってことになったとか。そこで他のメンバーを探すことになり、永川さんに声をかけたところ快諾してもらって、森川さんがこのハコを押えてこのライブが決まったそうで。「永川さんのおかげです」って梶山さん、永川さんに最敬礼です。お客さん大拍手!そして「このメンバーってGOLD BRICKじゃん」ってことからカバー曲もやり、GOLD BRICKの曲もやるってことになったそうで。で、肝心の梶山さんの左手の回復度ですが、「まだ10分の1程度」だそうで。でも上向きになっているので、これからGOLD BRICKもやっていきたい、と。梶山さんが曲を作って、森川さんのOKが出ればアルバムもあるかもってことで。
 ここまでの長いMCに森川さんが「梶山さん、梶山さん!永川さんが退屈そうにしてますよ!」って、爆笑です。再び梶山さん「すべて永川さんのおかげです」って永川さんに最敬礼です。お客さん爆笑&大拍手!

 次は“深紫伝説”だそうで。でもDPの曲をまともにやるとながぁ~くなってしまうのでメドレーで聴かせてくれると。8曲目は「DPメドレー」。まず♪ジャーンってバンドイントロからはじまる「Speed King」。そもそも“虹伝説”も96年に発表された日本人HR/HMミュージシャンによるDPトリビュートアルバムのあまりの出来の良さからはじまったものだそうですから、どちらかといえばこちらのほうが元なんですよね。森川さん、いまのGillan氏には期待できない超パワフルなシャウトを1コーラス聴かせてくれます。続いては「Burn」。もうノリノリで場内揺れてます。これも1コーラスで一旦Finしたあとはじまったのが「Smoke on The Water」。意外とこの曲の反応はイマイチでしたね。みんな聞き飽きたのかな?これも歌は1コーラスでしたけど、エンディングがLive in Japanバージョンでギターとキーボードの掛け合いを再現。永川さんのオルガン、すんごい迫力です。そしてオルガンソロからはじまった曲は「Lazy」。ジャジーなギターソロとオルガンソロがふんだんに。バックでは森川さんがタンバリン叩き、そしてヴォーカルも1コーラス。これも一旦Finして、そしてはじまったのは「Black Night」。これもめっちゃかっちょいいっす。中盤ではアームをグイングインいわせてのハードなギターソロ、そしてアグレッシブなオルガンソロも。ラストは元の「Speed King」に戻ってド迫力のシャウトをキメてFin。

 「楽しんでますか?」って森川さん。「DPの曲はソロが長いんでずっとタンバリン叩いてたら手が真っ赤になった」って、爆笑です。でも「今日のオレの勲章です!」って大拍手!。
 次の曲は森川さんのリクエスト曲で「ダークナスな・・・違う!ダークナス、いやダークネス」って爆笑!「ダークナスってどんなナスだよ?」って自分でツッこむ森川さんです。そしてはじまった9曲目はRonnie様時代のBlack Sabbathの名曲「Heaven And Hell」。ミドルテンポのダークな曲、まさかこの曲が聴けるとは思わなかったので超ビックリ!最初の♪オォーオーオーオー!はお客さん大合唱!これまた森川さん、すごいいい声で聴かせてくれます。長谷川さんのベースも力強くてかっくいいっす。ギターソロでは梶山さんはオリジナルのIommi氏風ではなく、どちらかというとRitchie様風に聴こえたかも。もしもRitchie様がこの曲を弾いたらこうなるんじゃないかなって思いました。この曲においてはギターが和嶋さんだったらなぁ~なんてつい思ったりして。終盤はテンポアップしてパワフルに、元のダークモードに戻ってヘヴィにFin。お客さんも凄い盛り上がりでした。

 「10代の頃、地元のバンドでよくやった曲」「小気味のいいリフが気持ちいい」って森川さん。はじまった10曲目はMSGの代表曲「Armed and Ready」。この曲はもしかしたらやってくれるんじゃないかと期待してました。アップテンポのノリのいいかっくいい曲。これ自分も当時めっちゃ好きでした。あの頃のアマチュアHMバンドはみんなカバーしてたんじゃないかな?そうそう藤本さんのドラムはオリジナルのSimon Phillips氏のコピーでしたね。Cozy様のバージョンでやってほしかったかも。でもパワフルでよかったっす。ギターソロはほぼオリジナルだったかな?ヴォーカルはもちろんオリジナルを遥かに超えてましたね。もしもGrahamさんが歌ったらこうだったんじゃないかなって。

 「楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、もう最後の曲になりました」って森川さん。もちろんお客さんは「えぇ~!」ってブーイング。「物足りないお前らにこの曲をぶーちかますぜぃ!」「ちょとメタルチックかな?」って、爆笑です。本編最後11曲目はGOLD BRICKの曲で「Striking My Heart」。オルガンのパワフルなフレーズからはじまって、アップテンポのシャッフルのノリノリのリズムに。中盤には短いドラムソロも。ラストもめっちゃ盛り上がって、梶山さんは何度もピックを弦にこすり付けてアグレッシブに鳴らしてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you!どうもありがとう!」って森川さん。メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。フロアーはもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。
 しばらくするとメンバー登場!大拍手大歓声で迎えられます。「あざーす!」って森川さん。「さあ、お待たせいたしました。君たちが大好きな虹伝説のGraham編を」って。でも梶山さんはチューニング中。「イキたいときにイカせてくれない」って森川さん。パワフルなスネア連打からはじまった12曲目は「Lost in Hollywood」。“和製Graham”こと森川さんのGrahamバージョンがやっと聴けてめっちゃ嬉しいっす!やっぱ凄い!中盤ではシーケンスが鳴り響いてシンセのあのドラマティックなフレーズが。続いて弾きまくりのアグレッシブなギターソロも。ソロの終わりには手を上げてドラマーに合図。マニアにはたまらないっすね。そしてギターとベースがポジションチェンジ。梶山さんは永川さんに寄り添って。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you!」って森川さん。メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。フロアーはもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いてます。
 するとほどなくメンバー登場!大拍手大歓声で迎えられます。「元気ですか!」「元気があればアンコールも楽しめる」って森川さん。「次の曲は90度くらい落ちる変化球を投げたいと思います」って、森川さんが勢いでリクエストしたという13曲目はなんとBlack Sabbathの大ヒット曲「Paranoid」。まさかこの曲をやるとは、ビックリです。自分的には先日の人間椅子のライブで感動したばかりなので新鮮味はないですけど、でも結構もりあがってましたね。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you!どうもありがとう!」って森川さん。メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。フロアーはもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。
 しばらくするとメンバー登場!大拍手大歓声で迎えられます。「ありがとうございます!」「元気ですか!」「チクショウ!歌ってやるぞ!チクショウ!」って半バヤケ気味の森川さんです。「これもみんな大好きな、シメにこいつを送るぜ!」「みんなにも歌ってもらうぞ、チクショウ!」ってはじまったオーラス14曲目はGrahamさん時代の代表曲「All Night Long」。これもぜひともやってほしかったのでめっちゃ嬉しいっす!サビはもちろん♪All night long!って大合唱。そしてお約束の終盤でのお客さんとの掛け合いも。「みんなも用意はいいな!」「たっぷり聴かせてくれ!」「All night!」「All night!」「All night long!」ってお客さん凄い声だしてます。もちろん自分も。そしてロングスクリーミングも。「よくやった!よく頑張った!」って森川さん。ラストもめっちゃ大盛り上がりで弾きまくり叩きまくりでFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「みんなどうもありがとう!GOLD BRICKでした!」って森川さん。メンバーの皆さんはステージ前に並んで手を繋いで一斉にお辞儀を3回。バンザイかな?そしてGERARDの皆さんは手を振りながら楽屋へ。梶山さんと森川さんは前列のお客さんたちとハイタッチしてから楽屋へ。3度のアンコールに応えてくれたライブもこれで終了です。時計を見ると21時25分。約2時間のアツいアツいライブでした。

 日本トップクラスのミュージシャンによる名曲のカヴァー、すんごい迫力でした。アルバム「虹伝説」を聴いてからずっと生で聴きたいと思っていた森川さんのヴォーカル、迫力ありありで声量もあって凄すぎ!CDでも凄いけど生はもっと凄くて圧倒されちゃいました。梶山さんのギターは確かに本調子ではないものの、でもでも言われなければわからなかったくらいにいい音してました。GERARDメンバーはもういうことナシ!欲を言えばもっとキーボードソロのある曲も聴きたかったかも。Spotlight Kidsも期待してたんですけどね。でもまあまたGERARDのライブに行けばたっぷり見れるし。なによりもこれからGOLD BRICKもやっていくような前向きなお話が聞けてよかったっす。梶山さんの左手が一日も早く完治されることを願ってます。

 それにしても初期LOUDNESSと80’sHR/HMがたっぷりと聴けて最高でした。なんかあの頃、ちょうど高校生のときを思い出しましたね。ほんと楽しかった!実際当時仲間とArmed and ReadyやIn The Mirrorとかコピーしたりしてたもんね。あの頃聴きまくっていた曲をいっぱい聴けてちょっとノスタルジックな気分になったかも。

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2 コメント

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ナイス! ()
2010-10-13 12:32:04
長編のレポートナイスです。私は最近ゴールドブリックを知りました。パワーヌードより聞きやすく、アンセムファンとしてはうれしいです。
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ありがと! (ひより)
2010-10-13 21:42:11
 わぁ!池さん、いらっしゃいませ!
コメントを書いてくださってありがとうございます。めっちゃ嬉しい!
長いレポートを気に入っていただけたようでよかったっす。
年1回でもいいからGold Brickやってくれると嬉しいですね。
3枚目のアルバムも期待したいっす。
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