いつも写真少年

17歳から写真を始めて数十年。今でも、いつも写真少年です。

木曽妻籠宿のOさんの店

2008年04月05日 07時17分22秒 | Weblog
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4月2日は日曜出勤の振替休日で、自宅から車で愛知県稲武を通り長野県木曽妻籠宿までドライブと写真撮影に出かけました。
 愛知県西部は桜が満開ですが、稲武、そして木曽妻籠宿へ向かうにつれて桜のつぼみが小さくなり、3月中旬にタイムスリップしてしまいました。

木曽妻籠宿の駐車場は、平日の時期はずれとあって、数台の乗用車しかありませんが、時折マイクロバスが到着します。
 撮影するには好都合ですが、ソメイヨシノや枝垂桜は冬支度のままです。
  でも、足元の花たちを見ると、春はすぐそこまで近づいています。

宿場を歩いていると、建物の軒先から飛び出した葉っぱも枝もない奇妙な木、隣の一組のてるてる坊主が目に留まります。
 観光客のみなさんも、山並みを背景に記念写真を撮ってみえます。
  すると、どこからとなくコーヒーのいい香りがしてきましたが、喫茶店らしき建物はありません。
   香り誘われて近づくと、てるてる坊主が掛けてあるお店からです。
 
不思議な顔で覗き込んでいたら、上品な女性が出てこられたので「喫茶店ですか」と訪ねたら「食後のコーヒーを味わっていました」とのこと。
 店先のポスターと甲冑が目に留まり、アマカメ心をくすぐられたので店内の撮影許可をいただきました。
  店内にはテーブルやたんす、着物に洋服、指輪などが展示され、「何屋さん?」と不思議な光景です。
   しかし、それぞれの品物が雑然と置かれているのではなく、妙に次々と目線を奪われてしまう計画的で強烈なディスプレイです。

しばらくしたら、黒の背広、短髪、ダイヤモンドのピアスで両耳を飾った「笑わない男性」が帰ってこられました。
 一瞬、ドキッとしましたが、女性から店のオーナーと聞き、ますます!?・・・
  外から見えたポスターと甲冑に招き寄せられて、また店内の面や洋服などの被写体を夢中に撮影したことをお話ししました。
   「人は見かけによらない」とはよく言ったもので、2時間半もお話しすることができました。

この方は「OBARAJUN」さんといい、オーナーと表現するのではなく、純国産・木曽っ子の「おやじさん」と意ったほうがピッタリです。
 おやじさんと表現しましたが、実はshi~ちゃんより一回り以上若い、42歳の熱い心の持ち主です。
  名刺には、注文家具製造販売、古美術、ファッションやジュアルデザイン・・・と沢山書いてあります。
   話しを聞けば聞くほどに、頭の中の引き出しからアイディアがこぼれ、次々に事業展開される人に感じました。

店内に貼られた、甲冑に負けないほどの強烈なポスターは、おやじさんがモデルと聞き、妙に納得させられました。
 他にも、洋服を従えた能面、兜飾りと融合した昇り龍の指輪など、店内にはいろいろな被写体が溢れています。
  外から望めば、甲冑と一組のてるてる坊主、ド~と構えている奇妙な木など、木曽妻籠宿のシンボルと言っても過言ではありません。
   ここは「尾張屋」さんというお店です。興味のある方はお客さんとして来店され、素晴らしい品物を購入されてはいかがでしょうか。

明日のブログは、木曽妻籠宿を散策した時の写真です。
 ぜひ、お寄りください。  

  

「道行く人たちが足を止める二階の甲冑。一組のてるてる坊主には物語があり、おやじさんの作です」


       
「ポスターと甲冑に招き寄せられて入店しました。戦国時代を生きた甲冑に負けないほどのご本人!」


       
「兜飾りと融合した昇り龍の指輪。おやじさんが原型した身につける彫刻(パンフより)のリングです」



「洋服を従えた能面は、今にも舞いだしそうです。店内を一括するかのようで、さしずめSECOMです」


※ 午前0時 分 秒、「ピィピィプ~」の時報を待つかのような更新は、名付けて「忍者ブログ」
コメント (6)
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