ラスト1回のリハを終えたら月のライヴへ向かう。
月で演るのはホント久し振りだ・・・・・・・。
今年、3月某日に信じられない訃報が届く。
それは月のマスターであり、数少ない俺の音楽理解者で
音楽仲間の野口徹が急死したとの知らせであった。
電話を切ってもしばらく頭の回路は動く訳もなく
全身に異常なダルさを感じたのを覚えている。
5月には久々のランブリングス・ワンマン・ライヴを
月で演る事が既に決定していてリハに動く所だった。
数年前から俺がバンドを離れ隠遁生活を送っていると
何かと理由をつけては徹はアジトに足を運んで来た。
たわいもない話しをしながら酒を呑んでいると
決まって最後はランブリングスのライヴをねだるんだ。
しっかりスケジュール帳なんざ持参してやがってね。
お前もう帰れよと言うと手ぶらじゃ帰れねぇよ~と
赤ら顔で悪戯小僧のような満面の笑顔で言うのだった。
ある時は紙切れの裏に勝手に日付を書き込んでは
アジトのフライヤーボードに貼り付けて
金チャン、この日までに戻って来てよと帰る始末でさ。
この5月ランブリングスは珍しくライヴをキャンセルした。
月の今後や経営態勢が決まってから再度話しましょうと
マネージャーと月のスタッフで話した結果だった。
俺は追悼ムードの中でライヴをしたくないと
ランブリングスのメンバーには伝えていたんだ。
何かフェアじゃない気持ちになってね。
月スタッフや関係者はじめお客さんがどう思うかより
フラットな状況でステージに上がりたかったんだよな。
その後の月の状況は出演した後輩バンド連中には
度々、訊ね聞いたりしていたんだけどさ。
正直まだ主人のいない月へ着陸する気にはなれなかった。
そんな7月、木田のジョアン・ライヴへ
泥酔飛び入りした際にゲスト出演していた
グリーンチムニーズの引田から
金田さん、月じゃもう演らないんですか?
一緒に演って下さいよ~とお誘いを受けてね。
しこたま酔ってたが、そんなんじゃねぇよと。
実際はあんまり覚えてないんだけどさ。
月を避けてる訳じゃないんすよね?って
言葉だけがやけに引っかかったのは覚えてんだ。
後はマネージャーと引田の話しで決まったようだった。
今回、縁のあるグリーンチムニーズに声かけてもらって
月に向かおうと思ったんだから引田に感謝だよな。
徹との約束のランブリングスではなく申し訳ないが
四人工ってロック職人を引き連れて月へ向かいます。
今はどんな感情が湧いてくるか自分でもわからないが
いつも通りグッドタイム・ミュージックを目指すよ。
10月16日 土曜日
船橋House of Blues月
OPEN 19:00 START 20:00
charge 1700yen 当日券のみ
1st GREEN CHIMMNYS
2nd 金田ヒサwith四人工
宮田朋幸Ds
千葉直樹key
タミヤワタルB
木田 尚vo・G
月で演るのはホント久し振りだ・・・・・・・。
今年、3月某日に信じられない訃報が届く。
それは月のマスターであり、数少ない俺の音楽理解者で
音楽仲間の野口徹が急死したとの知らせであった。
電話を切ってもしばらく頭の回路は動く訳もなく
全身に異常なダルさを感じたのを覚えている。
5月には久々のランブリングス・ワンマン・ライヴを
月で演る事が既に決定していてリハに動く所だった。
数年前から俺がバンドを離れ隠遁生活を送っていると
何かと理由をつけては徹はアジトに足を運んで来た。
たわいもない話しをしながら酒を呑んでいると
決まって最後はランブリングスのライヴをねだるんだ。
しっかりスケジュール帳なんざ持参してやがってね。
お前もう帰れよと言うと手ぶらじゃ帰れねぇよ~と
赤ら顔で悪戯小僧のような満面の笑顔で言うのだった。
ある時は紙切れの裏に勝手に日付を書き込んでは
アジトのフライヤーボードに貼り付けて
金チャン、この日までに戻って来てよと帰る始末でさ。
この5月ランブリングスは珍しくライヴをキャンセルした。
月の今後や経営態勢が決まってから再度話しましょうと
マネージャーと月のスタッフで話した結果だった。
俺は追悼ムードの中でライヴをしたくないと
ランブリングスのメンバーには伝えていたんだ。
何かフェアじゃない気持ちになってね。
月スタッフや関係者はじめお客さんがどう思うかより
フラットな状況でステージに上がりたかったんだよな。
その後の月の状況は出演した後輩バンド連中には
度々、訊ね聞いたりしていたんだけどさ。
正直まだ主人のいない月へ着陸する気にはなれなかった。
そんな7月、木田のジョアン・ライヴへ
泥酔飛び入りした際にゲスト出演していた
グリーンチムニーズの引田から
金田さん、月じゃもう演らないんですか?
一緒に演って下さいよ~とお誘いを受けてね。
しこたま酔ってたが、そんなんじゃねぇよと。
実際はあんまり覚えてないんだけどさ。
月を避けてる訳じゃないんすよね?って
言葉だけがやけに引っかかったのは覚えてんだ。
後はマネージャーと引田の話しで決まったようだった。
今回、縁のあるグリーンチムニーズに声かけてもらって
月に向かおうと思ったんだから引田に感謝だよな。
徹との約束のランブリングスではなく申し訳ないが
四人工ってロック職人を引き連れて月へ向かいます。
今はどんな感情が湧いてくるか自分でもわからないが
いつも通りグッドタイム・ミュージックを目指すよ。
10月16日 土曜日
船橋House of Blues月
OPEN 19:00 START 20:00
charge 1700yen 当日券のみ
1st GREEN CHIMMNYS
2nd 金田ヒサwith四人工
宮田朋幸Ds
千葉直樹key
タミヤワタルB
木田 尚vo・G