夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

必要なモノ

2010-07-27 | Weblog
「ライヴ!」

そう直感した。

585レコーディングは俺のテンションと

反比例しスケジュール調整の難しさから

下降線を辿っているような気がしてしまう。

決してバンド演奏の質が悪いのではないのであしからず。

独りよがりなのかも知れないが「創るという行為」に

周囲との温度差を凄く感じてしまうのだな。

そんな時、空回りしているような錯覚?に陥るんだ。

意気地なしの俺は孤独なんてモノを感じながら

行き場のない苛立ちと相対する羽目になるんだよ。

俺が全て内側へ内側へと向かう事が危険なのだ。

過去の経験からしてもプラスになる事はまずない。

だから外に向かう必要があるのだ。

旅に出るとか新しい何かにチャレンジしてみるとか・・・。

しゃらくせぇ!!

音楽やるのに何でいちいちそんなマネしなきゃならんの?

ってな気持ちになるのも既にわかってんだ。

だから冒頭に書いたように「ライヴ!」って訳。

音と心に直結していて外に放出放電するのはライヴがベスト。

マネージャーがブッキングに動いてくれているが

自分でも「歌」を放つ場を探そうと思っている。

インサイドとアウトサイドのバランスは大切なんだ。

どちらかに偏りすぎるとロクな事がない。

基本的に俺は粗雑な男だが、こと音楽に関しては

サジ加減の中で右往左往し生かされているようだ。

正直に言おう。

ライヴが出来ない現時点のランブリングスなど

もはやロックン・ロールバンドではないね。

だから個でもライヴをやり続けなければならないのだ。

今の俺に必要なモノ。

いや昔から何ひとつ変わってないんだよな。

ライヴを続けるためのアイテムがアルバムだった筈だ。

先のないバンドがアルバムを創る自体が矛盾しており

ただの記念盤を創るほど売れても落ちぶれてもいない。

ライヴに始まりライヴに終わるなら本望だったね。

ただし終わりは突然やって来てしまうかも知れない。

だから「今」バンドと共に走りたいと願うのだろう。

自分で始めたバンドに30年近く片思いとはコレ如何に。

今夜はアジトで黒角でも呑むか。
コメント (2)
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