夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

レコーディング

2010-07-01 | Weblog
585レコーディングの位置付けは何ぞや?と

答えるのも面倒でシンプルな疑問があった。

記録として捉えて良いのか?作品として追い込むのか?

ライブで再現している事に少し加筆し記録するか?

新しいアレンジを施してさらに曲の高みを目指すのか?

簡単に言えばそう言うことなのだと思う。

各パートが腰を据えて使用機材や音質にこだわる事は

ライブでは限界があり妥協が必要な場合も多々ある。

ある曲のフレーズでギターを瞬時に持ち変えたり、

部分的に管楽器を入れるとかシタールを入れるとかね。

個々が持つイメージを忠実に表現出来る可能性があるのが

ライブとは違うレコーディングの魅力だろうと思う。

つまり前述の疑問に答えるのならば好きにしなと(笑)。

ただしライブ・アレンジをベースにただ録るのであれば

俺はライブ・レコーディングで十分だと思ってる。

レコーディングには記録としての意味と

作品としてライブに来られない人に伝える盤にもなる。

手にしてくれた人の部屋や車の中、店の中や電車の中と

ライブとは違い限定されない場所で聴いてもらえる。

ライブでは再現不可能な曲をやるのも面白いのかもね。

(個人的には現段階じゃあまり深入りしたくないけど。)

動く前に頭で考えたって何のメリットもない。

曲に導かれるように演奏しレコーディングしたとか

ホラ話しでは笑えるけど俺はそんなレベルの曲を

メンバーに提示出来る器じゃねぇからさ。

あの手この手でイメージを寄せていくしかないわな。

割り切るとこは割り切ってやりますとも。

終わりのないゲームほどしんどいもんはないから。

経験者は語るってやつ(苦笑)。

どこまで追いかけるかと時間をかけるかがポイントかな。

何々向けだからコレくらいで良いって判断が

一番ムカっばら立つし創作者として失格だと思う。

一流のアーティストにはデモながら素晴らしい曲が

収録されてる音源が沢山あるよね。

何はともあれスタジオに入るのがベストだが

現実問題そのスケジュールが合わないから厳しいや。

子供も忙しいけど大人は50000倍忙しいのさ。
コメント
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