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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

北方領土国後島

2016-11-03 06:08:52 | 旅 ~国内

羅臼国後展望塔に設置されていた看板。

「北方領土は日本固有の領土です。」

ここ羅臼町から国後島は僅か25㎞しか離れていない。この距離は浦和駅から東京駅位の距離。

実際に島を目で見ると近い!

展望塔に上がる所にある、知床らうす八景に入っている知床望郷展望台。望郷という言葉の中に色々な思いが詰まっているのだろう。

羅臼市街を見下ろす海抜167mの高台にある眺望スポットの羅臼国後展望塔。

展望塔からは港や羅臼岳をはじめとする知床の山々、そして北方領土の国後島まで一望できる。

展望塔の一階では北方領土に関する様々な資料を展示してある。また映像室では羅臼の魅力が詰まった映像が見られる。

それにしても今回の旅、ポイントポイントに「さいしん埼玉県信用金庫」ののぼりが立っていて、地元の歓迎ぶりが伝わってくる。

想定で地元に一億円以上も落としてくれるのだから当然か。

これが展望台から見た国後島。

この島に先住していたアイヌ人はアイヌ語で「クナシル」と呼んでおり、日本語名もロシア語名も国際表記もこれに起源を持っている。

国後島は長さ123㎞に及ぶ細長い島で、沖縄本島より大きく、日本では本土千島を除いて2番目の大きさだ。

因みに一番大きい島は北方領土の一つ、択捉島だ。そして島全体の人口は6801人(2006年)いるらしい。

同じく展望台から見た羅臼の街。羅臼町は世界自然遺産知床に代表される世界有数の自然に囲まれた町で人口は5387人(2016年)。

1960年に森繁久彌が作詞作曲して大ヒットした「知床旅情」の歌は映画の撮影で羅臼町に長期滞在した際に作られ、

最後の日に羅臼の人々の前で「さらば羅臼よ」という曲名で披露された。

北方領土4島の航空写真と知床半島と国後島との方向指示版。

この写真、地図を見てもいかに国後島が北海道に寄り添っているのかが分かる。

目に見る北方領土の歴史のパネル。

1・松前藩の統治と古地図

2・択捉島に日本領土の標柱

3・初の条約―国境の取り決め

4・千島と樺太の交換

5・ソ連の北方領土占領

6・戦後の処理―サンフランシスコ平和条約

7・日ソ平和条約への話し合い

8・交渉は続く

上記のことが書かれている。

国後島泊村祭典の写真

国後島作喜小学校の大運動会(昭和8年)

引き揚げ時の様子。

 


羅臼丸真 濱田商店

2016-11-02 07:17:54 | 地元企業

何やら古めかしい黒い建物。ここ濱田商店は羅臼で水揚げされた海産物を中心に、カニ、帆立、鮭など新鮮な魚介類を

自社で加工・販売している。

 北海道目梨郡羅臼町礼文町365-1

 TEL:0153-87-3311

物販、食堂スペースの奥は加工工場になっていて、イクラの加工工程の実演が、説明を聞きながら見学できた。

イクラは鮭の魚卵。筋子の卵巣膜(卵を包む薄い膜)を取り除き、産卵前の熟した卵を一粒ずつに分けたもの。

これはバラ子とも呼ばれている。

一般的には加熱せず、塩漬けや醤油漬けにして食べられている。

すべての粒がごく薄い膜でつながっている為、イクラを加工するには目の粗い網の上に押さえつけて揉む必要がある。

イクラの歴史は、大正時代、ロシア式の鮭の卵の食べ方が日本に伝わり、樺太庁水産試験場がロシアから伝えられた

製法で作ったのに始まる。故にイクラはロシア語だそうだ。

北海道では8月後半から9月7初にかけて秋鮭漁が解禁になる。10月くらいになって卵が成熟してきてイクラに

適した状態になる。

これは「こまい(氷下魚)」。タラ科に属する魚でカンカイ(寒海)とも呼ばれる。こまいはアイヌ語で水深200mより浅い

海に生息し、夜行性で群れを作る。干物や魚肉練製品の材料になる。

これは真昆布と並ぶ昆布の最高級品の羅臼昆布。昆布の主な産地は北海道。真昆布、利尻昆布が知られている。

羅臼昆布はオニコンブとも言われ、先頭のもの程高級品で濃厚な味がする。

関東地方ではだし昆布として使われ、なぜか富山県が一大消費地だそうだ。たぶん佃煮に多く使われるのだろう。

店内に神棚と大漁旗が飾ってあったのは当店もきっと漁に出ているからなのであろう。

羅臼は6月までにウニ(バフン)6月から時鮭(時知らず)7月からぼたんえび、北海えびが採れる。

店頭には秋鮭切り身、鮭の粕漬け、鮭の味噌漬け、イクラ、こまい、たこ足ボイル、筋子、羅臼昆布、たらこ、カニなどが

並んでいた。

そして各々の商品の試食ができる。これが何とも言えず美味いんだなー。

その上羅臼昆布で出汁をとった魚の団子の鍋まで試食で出してくれた。これには感激。夕食があるのを忘れて食べまくった。

皆が「美味しい、美味しい」と呟くものだから、買い物をしまくってしまった。これが30回も続くと思うとさぞ濱田商店さんも

ウハウハだろう。

店を出るとそこはもうオホーツク海。そしてその先にうっすらと北方領土の国後島が見えた。

こんなに近いのか、と改めて北方領土の近さを実感した。


北海道道東の旅

2016-11-01 04:25:56 | 旅 ~国内

10月の南部アフリカの旅を連載いたしましたが、今月は

銀行の研修旅行で北海道道東方面に行って来ましたので

又大作を連載いたします。(10月5日~10月7日 第30回さいしん旅の生きがい大学)

今回、初めて羽田空港までエアーポートリムジンバスを利用。

このバス国際興業が運用していて浦和駅西口から

武蔵浦和駅経由羽田空港行き。一日午前中8本午後5本あり、

片道1540円(大人)だ。所要時間は道路の込み具合で55分から1時間20分程。

この日は道路もすいていて約1時間位で到着した。

電車に比べて乗り換えも無く、手荷物の負担も無くてすごく楽で快適だった。

羽田空港には時間が合えば、このバスは最高だ。

バスから撮った為、ボケてしまったが、到着した根室中標津空港。

この空港は日本の最東端にあり北海道が運営している。

全日空が乗り入れしていて、年間乗降客数は192,852人(2013年)

観光需要を支えている。

この空港の歴史は昭和19年旧日本海軍の航空基地として開港し、

平成20年、日本の空港ビル唯一の集成材を利用した木造建築

(一部鉄筋コンクリート造)として、リニューアルされた。

空港の周囲は大酪農地帯で日本を代表する香り立つ空港の一つだ。

又この空港では日テレのドラマ「星の金貨」や、映画「釣りバカ日誌20ファイル」

などのロケ地としても使われた。

到着ロビーでは、横断幕を持った大地みらい信用金庫(本店根室市)の

皆さんが熱々に歓迎してくれた。この旅は埼玉縣信用金庫が

30年間も続けている「さいしん旅の生きがい大学」で、

余暇を旅行によって生きがいのあるものに、そして旅を通じて

たくさんの方々とお知り合いになって戴こうと毎年実施している。

今回の道東の旅はなんと埼玉全県で30班、約2200人が参加し

全く同じコースを約1ヶ月半かけて巡るという壮大なプロジェクトだ。

これを30年も続けているとは本当にビックリ仰天だ。

帰りは釧路空港。愛称はたんちょう釧路空港。開港は昭和36年で

年間利用客数は国内線で669,739人、国際線で10,868人(2014年度)。

空港ターミナルは地上3階建て、外観は屋根部分が雌阿寒、

雄阿寒岳をモチーフにしており、建物の赤いラインの

縁取りとグレーの外壁色とで丹頂鶴を、正面のグリーンのガラス部分は

釧路湿原をイメージしている。平成19年2月にタンチョウが羽ばたく姿の

ネオンサインが外壁に設置されると共に、つがいの

タンチョウのモニュメントが玄関に設置された。

帰路の飛行機の窓から撮った東北の山々、多分福島県上空の

風景だと思うが、まるで水墨画のようなウットリする峰々だ。