スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浜野ゴルフクラブ

2023-02-03 06:07:19 | ゴルフコース

浜野ゴルフクラブは昭和59年12月22日に開場した千葉県市原市内にある名門ゴルフ場だ。

前々から一度は行ってみたいと思っていたコースで少々遠かったが願いが叶った。

クラブハウスに入ると一瞬足が止まって思わず見上げてしまうような圧倒的な大空間が広がる。

2階からさらに上まで抜ける吹抜け、そして一部はめ込まれているステンドグラスの窓。

その中を真ん中に登る大階段。

まるで大舞台に続く花道のようだ。

一体このクラブハウスの設計者は誰なのか?

こちらはフロントデスク。

この圧倒する大空間のホールに比べるとすごく地味に見えてしまうから不思議だ。

もう一捻り、二捻りしたデザインがあっても良いのではないか。

こちらはプロショップと売店。

他のゴルフ場よりは開放的で広い。

建物のガラス窓と仕切りもガラス張りでとても明るく買いやすい。

当ゴルフクラブではパナソニックオープンレディスが開催されている。

2022年の優勝者は西郷真央選手でその記念として寄せ書き、西郷選手のサイン、帽子、

そしてキャディさんが身に着けていたビブスが展示されていた。

こちらはロッカールーム。

ご覧のようにこちらはごくスタンダードで一般的な仕様だ。

そして朝の浴室と脱衣室。

ここも特別なてらいもないごく普通の造りとなっていた。

ただ一点他のコースにはほとんど見たことのない靴の乾燥機が入口のところに並んでいてとても目に付いた。

雨の日には大活躍するのでしょう。

こちらは広々としてゆったり余裕のあるパッティンググリーン。

このグリーンを囲んでいる前庭の池はとても美しくスタート前の心地よい緊張感を演出している。

他に280Yの打放し練習場は15打席用意されている。

外から見た三角とんがり屋根と大きなステージのように見える階段。

このクラブハウスはコーストの調和を考慮して設計されているとか。

基調は「水」だそうだ。

こちらは2階にある広々としたラウンジ。

約40年の歴史の中でちょっと古いイメージがするような気もする。

こちらは2階レストランエリア。

やはりこちらもゆったりとスペースを取って余裕の配置になっている。

サァー、今日も1日プレーが始まる。

こちらはアウトのNo1ミドルホール。

浜野ゴルフコースの設計は名匠井上誠一の会心の作といわれている。

雄大にして繊細さを兼ね備えた比類なき風格と趣心あらわれる18ホール。

No2とNo4のミドルホール。

井上誠一の設計の特徴の1つは戦略的に配置された木がある。

当クラブの木はご覧のように大きく美しいが、これがコースの行く手をしっかりガードしている。

ちなみに当コースの総ヤーデージは7217ヤード。

コースレートは73.3のチャンピオンコースだ。

No15のショートホール。

グリーンは2ベントグリーンでA2はベンクロス。

妥協を許さないホールが続く。

コース間にある売店の建物もクラブハウスの設計コンセプトが生かされたトンガリ帽子の意匠。

コースになじんでとても良い建物だ。

今回付いたキャディさんは19歳という若さの女性で

なんとドライバーが230ヤードぶっ飛ばすという彼女だった。

スミダマンは体調不良ため、一人乗りの専用カートを70歳以上との条件でお借りし、

フェアウェー内乗り入れ可で無事プレーができた。

プレー中に気になったのが途中現れる立派な大木の樹木。

これはオープン時に植樹したものなのか、はたまた原生していた樹木なのか?

とにかく素晴らしい大木を多く拝見した。

最近増々楽しみの比重が高くなってきている昼食。

ご覧のようにレストランは全面ガラス張りで明るい。

しかもゆったりしたテーブル配置のレストランダイニングルーム。

ランチメニューは13種と種類は少ないがスミダマンにとってはどれも魅力的なメニューでとても中身が濃い。

特に1ページを割いている「スペアリブの照り焼きBBQソース・ガーリックマッシュポテト添え」1,760円は

売りメニューにちがいない。

といいつつ、スミダマンはオーソドックスに定番という赤文字に誘われて

「和牛グリルハンバーグ」1,980円、ライス・サラダ・スープ付をチョイス。

ソースはにんにく、ポン酢、デミグラスの3択のうち、デミグラスに決定。

味の方はどうか?

お腹が空いていたので旨いに決まっているでしょ。

同伴プレイヤーが選んだのは「豊洲市場直送・本マグロの鉄火丼」2,420円、味噌汁付。

これも浜野名物数量限定の文字が効いている。

そしてもう1人の同伴競技者は「和牛すじ肉のカレー」サラダ付1,650円であった。

栄養補強とガソリン補充も終わりいよいよ後半戦へ。

ここはインコースNo11ミドルホール。

ハンディキャップ4の難ホール。

目の前には見るに美しいがプレーするにはプレッシャーがかかる素晴らしいホール。

No13、167ヤードのショートホール。

当ゴルフクラブは適度なアンジュレーションはあるが

大きくはフラットな最高のコンディションの噂にたがわない素敵なコースであった。

ここNo16のミドルホールはおそらく浜野の名物ホールにちがいない。

まるで岩と滝と池の箱庭のようなコースでうっとりしてしまうほどのホールに仕上がっている。

いよいよ最終のNo18ロングホール。

トンガリ帽子のクラブハウスは周囲に流れや池を配し

新鮮で快適な空間を形成している印象に残るホールになっている。

浜野ゴルフクラブのコンセプトは「21世紀に向かい、国際感覚にあふれた日本を代表するゴルフクラブ」。

そしてシンボルマークはエジプト神話に登場するフェニックスだ。

 

 

 


武蔵松山カントリークラブ

2022-10-11 18:34:28 | ゴルフコース

https://www.musashimatsuyama.co.jp/

関越自動車道・東松山インターチェンジより10分程の所にある当クラブは

昭和60年(1985年)9月18日に開業した東松山市の岩殿丘陵に広がるフラットでゆったりしたコースだ。

向かい側には清澄ゴルフコースがある。

(2019-12-6付ブログ参照)

シンプルなレイアウトで広々としたロビーとフロント。

天井はアールにしてトップライトを設け自然光を採り入れている。

当クラブハウスの設計は三菱地所が担当し、施工は清水建設が行った。

最近のセーフティーボックスも自動化が進んでいる。

ホルダ番号をセンサーにタッチして扉番号を押し、ここのは念を入れて指紋登録をし貴重品を入れる。

慣れればすごく楽だ。

一昔前はフロントで貴重品袋に入れて預けたのに。

ここのロッカー室はちょっと古めのスタイル。

なにか冴えない雰囲気だ。

キャディマスター室の前に控えめに今日のグリーンコンディションが表示されていた。

9.3フィートのスピード、やや速めか。細かめの数字だ。

クラブハウスから見たコース全景。

よく手入れされた松の木が点在していて実に美しい。

このコースの設計は一時期大活躍していた新井規矩雄プロ。

帽子がトレードマークだった。

コースの施工は清水建設が担当した。

ちなみに飯能パークカントリークラブは当クラブと姉妹コースになっているそうだ。

コースにはエチケットマナーを守りましょうということで

ドレスコードの図が張り出されていた。

また、フェローシップ委員会から「シャツの裾はズボンの中に入れてください」と。

確かに最近若い人の服装の乱れがとても気になっていた。

ゴルフは紳士のスポーツということが薄れてきた。

アウトNo1のロングコース。

とてもよく整備されているのがよくわかる。

本日のキャディさん。

ベテランキャディで大当たりだった。

コースの途中、ほとんど見たことがない陥没した大きな穴を発見。

原因は何だったのだろう?

No5ミドルホール。

今やカートに付いているナビは必須な機械となっている。

ピンまでの距離、グリーンのアンジュレーション、

コンペの成績など様々な情報がわかる。

No8のショートホール。

全米プロで注目を集めたチャンピオングリーンを2年前から採用。

繊細なグリータッチが体験できる。

アウト最終のNo9ロングホール。

当コースは松が多く、コース内は松林を巧みに利用してセパレートされている。

2階レストランの風景。

シューマイを蒸すコーナーもあった。

これが当クラブのランチメニュー。

まぐろ祭り、クラブのおすすめ、夏の素材祭り、週替りメニュー、

料理長のおすすめなど、メニュー内容は多彩だ。

そしてカロリー数が記載されている。

これは良いことだ。

レストランの入り口には、あんドーナツ、絶品カレーパン、

だし巻き(京の台所・錦市場・錦平野)などのテイクアウトの看板が

帰りのおみやげにと訴えているようだ。

海鮮ちゃんめん・ミニ炒飯セット1,815円(税込)を注文。

20食限定で、915キロカロリー。

本格九州チャンポンを関東仕立てのスープでスパイシーな味付けに仕上げたそうだ。

野菜たっぷりの自家製海鮮ラーメンだ。

お腹がいっぱいになって重い体を動かしながらインNo10ミドルホールへ。

谷越えのショートホール。

とてもメンタルな美しいホールだ。

一緒にまわった若手の不動産会社の社長さん。

若い人のボールはインパクトの動きが我々年配者とは違う。

音が金属音で飛ぶこと、飛ぶこと。

スミダマンもそういう時代があったのだ。

最終のNo18ホール。

池を挟んで対になったクラブハウス前の18番そして9番は

広々としたフェアウェイが自慢の名物ホールだ。

当コースは総じて戦略性が高く、また挑戦したくなるような素晴らしいコースであった。

2階にあがると一瞬、博物館と錯覚してしまいそうな

大きな江戸図屏風が展示されていた。

これはすごい。

こちらはゆったりしたソファーが置いてあるラウンジ。

ここに座ってゴルフ談議に花が開くことだろう。

恒例な朝の行動スケジュール。

浴室と脱衣室コーナーをパチリしてきました。

朝7時半です。

よくやるよネ、我ながらアッパレです。

 

 

 


JUN CLASSIC COUNTRY CLUB

2022-08-04 06:43:29 | ゴルフコース

http://www.junclassic.com/

1975年(昭和50年)9月3日に開場した当カントリークラブは

東北自動車道・矢板インターから21km約25分くらいのところにある。

当クラブは通称ジュンクラと言って若者のファッションブームに火を付けた

アパレルメーカーのJUNグループが開業した。

当社の女性ファッションブランドであるロペのロペ倶楽部とは姉妹コースになっている。

当クラブの監修はサンドウェッジ考案者として知られる伝説のゴルファーで

初期の全米プロゴルフ界を牽引した功労者でもあるジーン・サラぜン氏が行った。

氏は4つのメジャー全てに勝った初のグランドスラムの達成者だ。

なお、コースの設計は宮崎勤と佐々木忠(ジュンブランドの創業者)だ。

ジュンクラシックの航空写真と場内施設案内図。

当カントリークラブは南那須の丘陵地に描かれた偉大なアート、

そこにはくつろぎの空間「カントリーリゾート」が存在している。

クラブハウスに入ると第一印象は他のゴルフ場とは

かなり違う雰囲気の造り、発想、コンセプトなのがわかる。

ここはフロントデスクと待合コーナー。

他に比べて極めて小さい。

全体的には山小屋風だ。

ロビーも狭く、そのわりに売店プロショップが大きいスペースを占めている。

経営がファッションメーカーのためか、ゴルフウェアーなどを多く扱っている。

こちらの部屋は応援コーナーと同時にマッサージの機械も置いてある。

なんとなく全体的に古臭い雰囲気がある。

ジュンクラシックの施設は他のゴルフ場と違ってそれぞれの中味によって

建物が独立して点在しているのが特色だ。

その案内標識がこれだ。

それでは順次紹介していきましょう。

丘の上に建てられたレストラン「ベビー・フェイス」。

木々の間から見下ろす景色はヨーロッパの山荘風。

夜の談訪に、そして朝の語らいに、いやが上にもプレーのムードが高まる。

外観は西欧風のホテルだが、部屋に入ると天井が高く、

山荘の雰囲気の「フォレスト・イン」。

静かな照明の下で仲間と飲むお酒の味は格別。

この「セカンドハウス」は1階が女子浴室・談話室。

2階はパーティールーム・卓球。

そして3階が麻雀ルームだそうだ。

こちらがパットの練習のためのパッティンググリーン。

本日のグリーンコンディションはこの通り。

速さが8.7フィートとはかなり遅いグリーンだ。

打放し練習場は280Yある。

また、ジュンクラの特徴の1つとして12ホールのショートコース

「ジーンサラゼンエグゼクティブコース」がある。

本日の山吹ルートの注意事項として冗談でしょ?と思えることが書いてあった。

「強風!私物ぶっ飛び警報発令中!」

「カラス盗難警報発令中」

「クラブ置き忘れ注意報発令中」

(笑)

山吹ルートNo1、パー5、ロングコース。

このコースは丘陵コースで全体的には各ホールともゆったり造られ、

のびのびとショットができるが、距離は長く、

随所に池やバンカー、マウンドが配置され、戦略性の高いホールの連続だ。

No3のミドルホール。

各ホールにはこのようなコースの図が表示されている。

このホールにはグリーンが3つあり、左側はチャレンジグリーンと書かれている。

どんなケースで使うのかな?

さすがアパレルメーカーのコース。

レストルーム(トイレ)、ショップ(売店)も白塗りの壁のコテージ風でお洒落だ。

No5ショートホール。

この光景は他のコースでも似たレイアウトを見る。

よくあるコース設計だと思う。

アウトコースの最終ホールNo9ロングホール。

このホールの愛称は「ヒッチコックラストチャンス」と言うそうだ。

このホールのグリーンは長さ80ヤードもあり、

下手に乗せると超ロングパットを強いられる。

それにしてもご覧のように池に架けられた木製の白いブリッジが美しいコースだ。

午前中のプレーがメッタメタで終わり、興味の中心、楽しみは昼食、食べることに変わった。

ご覧のように昼のレストランがまた一風変わっている。

「19番穴」の別称で知られる「田舎家」。

茅葺屋根の日本伝統の造りは、遠いふるさとをしのばせる。

都会の機能・合理性をしばし忘れ、ときには純日本風な味わいを楽しめる。

これがランチメニュー。

ゴルフ場のランチとしてはCPは素晴らしい。

らーめんがなんと770円、焼そばが690円。

信じられない価格設定だ。

当コースのおすすめはこの鴨つけそば1,100円のようだ。

そんな中、栃木ブランドの「あさのポーク」のとんかつ定食(ごはん、小鉢、味噌汁)1,430円をオーダー。

午前中のスコアは悪いが逆にお腹はペコペコ。

よって、味は旨いに決まっている。

昼のやけ酒のつまみは、いか下足揚げ(550円)とサクサクごぼうスティック(550円)だ。

まだまだ他コースに無いやり方が続く。

サラダはこの冷蔵庫に入っているものをセルフで取り、ソフトドリンクもセルフ方式。

なんかファミレスにいる錯覚に陥る。

使用ティーの選択は4つ。

その説明表現がユニークなので思わずパチリ。

①女性・ゴールドプレイヤーにおすすめ

LIGHT ドライバーの目安 ~150Y

②コース戦略を楽しむ方へ

FRONT ドライバーの目安 ~200Y

③ジュンクラシックを満喫する方へ

REGULAR ドライバーの目安 ~250Y

④ジーン・サラぜンに挑戦

CHAMP ドライバーの目安 250Y~

わかりやすいでしょ。

No12、これで168ヤードの超打上げショート。

この写真からはとてもショートコースには見えませんよネ。

バンカーも工夫されていて、これはアメーバーみたい。

アウトの売店がヨーロッパ調であったが、インは純和風の茅葺農家風。

本当に色々考えているのが伝わってくる。

この冷しるこ美味しかったナー。

この売店ですごいものを発見してしまった。

楽天のGORA AWARD 2021

全国総合評価が高いゴルフ場でジュンクラがなんと第1位ですって。

知らなかったナー。

No15のロングホール。

グリーンは難関の2段グリーン。

巧みに演出された自然を相手に18ホールの攻守のリズムを掴みながら、

あなただけの知的なゴルフプレーを楽しめるのがジュンクラシックだ。

レディースティーは赤い花で位置を知らせている。

お洒落~!

No18ロングホール。

ここもジュンクラにいくつかある2段グリーン。

大きな大きな見た目にも美しいバンカー。

バンカーの中に葺の葉が茂り、さらに美しさを増している。

グリーン手前にもさらに美しい池が控えるホームホール。

当コースのスコアメイクにはアプローチショットの是非が鍵となるようだ。

本日は大変お疲れ様でした。

最後に疲れを癒す浴室がまた個性的でユニークだ。

浴室洗場は沢山の観葉植物が置かれ、温室植物園のような雰囲気。

また、センターにTVが設置されているのもユニーク。

広々とした露天風呂もありプレー後の疲れを取るのに最高だ。

そして風呂上りに「明日への活力 この1本」のヤクルト飲み放題。

本当にJUN CLASSIC COUNTRY CLUBは

あらゆるところに他のコースにはない仕掛けが施されており、

調子がいい時にまた来たくなるコースであった。

また、当コースにはインスタ映えするフォトスポットがとても多く、

このように写真の枚数が増えてしまい、

最後までお付き合いいただきまして有難うございました。

 

 


千代田カントリークラブ

2022-06-01 06:04:07 | ゴルフコース

常磐自動車道・千代田石岡インターチェンジより約4km、約7分。

1982年(昭和57年)5月9日に開場した。

当時、法人接待用ゴルフ場として話題になったが、もう40年も経ったのだ。

ところで皆さん、このクラブハウスどこかで見覚えがありませんか?

そうです、このクラブハウスのデザインは世界的に著名な

マスターズトーナメントの開催コースであるアメリカ・ジョージア州オーガスタの

オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのクラブハウスに

同クラブの同意を得て範を取ったものです。

オーガスタでは合衆国のジョージア州のところにフラッグが立ててあるが、

当ゴルフクラブ前、植栽は日本列島になっていて茨城県のところにピンが立てられている。

とことん徹底して真似している。

クラブハウスは2棟に分かれていて、フロントカウンターがあるのは左サイドの建物。

最近は精算を機械でするコースが増えてきた。

当コースは両建てで当然スミダマンはアナログキャッシュ払いをフロントで。

ロビー内はご覧のように大理石調のバブリーなデザイン。

当コースは最初STT開発グループ(プレステージC.C.、千成G.C.、ピートダイ等々)が

経営していた。

オーナー社長は超ワンマンで時代背景もあってか、皆同じ設計思想であった。

設計は久米設計、ハウス施工は大林組。

ちなみにコース施工は間組だ。

姉妹クラブのプレステージC.C.のシンボル彫刻は北村西望だが、

当コースはオーギュストロダンのようだ。

思い出すとあのバブル時代は本当にすごかった。

それに比べてこのみやげ物売り場の貧弱なこと。

その落差がおそろしくすごい。

現在の経営はPGMホールディング(株)に引き継がれている。

このロビーの奥まったところに洋風の迎賓館がある。

覗くとここもバブル時代の空気が流れている。

本物のオーガスタのクラブハウス内はどんな空気が流れているのだろう?

迎賓館から本館に向かう廊下部分もバブリーな回廊空間だが、なかなか良い感じだ。

正面の奥にはご覧のような中庭になっていて

贅沢な空間エリアでどちらかというと気に入った。

これがロッカールーム。

ここはちょっとシックな仕上がりになっている。

ジュータンの色柄も良い。

最近ゴルフ場をブログにアップするようになって

朝の行動の1つになった脱衣室と浴室の探偵ごっこ。

このコーナーは特別ビックリするような仕掛けは無かった。

ただ、3枚目の写真はロッカールームから浴室コーナーに入るところの

石庭のゾーンは迫力満点の造りだ。

逆に驚いたのが本館1階のほとんどを使ったプロショップコーナー。

この広さはなんだ。

まるでデパートのゴルフショップのスケールだ。

コースサイドから見た本館クラブハウスとスタート前のカートエリア。

実際のオーガスタナショナルゴルフクラブのこのエリアはどうなっているのか知りたくなる。

当ゴルフコースには打放し練習場がない。

その代わり屋内練習場のゴルフスタジオがある。

ここではシュミレーションゴルフの最新機種、全5打席が用意されている。

ゴルフ場でのシュミレーションゴルフは記憶では初めて見た。

これはパッティンググリーン。

ここのグリーンはペンクロスのベントグリーン。

この日はグリーンが重くて特別遅く、

結局最後までこのスピードに合わせることができずパットで苦労してしまった。

スミダマンの記憶ではSTT開発のコースは大きなシンボルツリー的樹木は全て植樹されたもの。

たぶんこの樫と﨔は樹齢800年という巨木で随分お金をかけたものだ。

電動カートに付いているコースナビ。

最近は若干の性能の違いはあれ、セットしているゴルフ場がかなり増えた。

特にコンペの場合は左下のスコアを押すと刻々と変わる各スコアがわかり、

結構これが盛り上がる。

ただし、アンダーアンディのスコアは出せないようでグロススコアのみの順位になる。

これが当コースのコース表示。

西コースNo2ミドルコース。

千代田カントリークラブは27ホールズ、コース9807ヤード。

高低差3mと典型的な林間コースだ。

コースの設計は杉本英世プロだ。

西コースNo3ショートコース。

四季を織りなす自然の美しさに彩られた戦略性豊かなゴルフコースで、

プレーを重ねるごとに楽しさ、奥深さを教えてくれる最高のクオリティを持つコースだ。

コース間にある売店ショップ、休憩所。

清涼感に満ちた80ヶ所のホワイトバンカー。

綿密な計算の基に配された15ヶ所の池と美しい緑。

重厚で品格あふれるコースレイアウトに組み合わせの妙味を加えて

全7ホールのコースは美しさと戦略性で

知恵のゴルフとたたえて新しい可能性を導き出している。

大きな窓からコースが見渡せるメインダイニング。

晴天の日のゴルフプレーはもちろん楽しいが、

折り返しのランチタイムも各ゴルフクラブの特色を出そうとしていて、

これも楽しみの1つだ。

このレストランは本館2F、みんな真剣にメニューをチェックしている。

これが千代田のランチメニュー。

お奨めのランチは2種。

それぞれ写真付でわかりやすい。

今日はゴルフ場で不動の人気メニュー、とんかつ定食をオーダー。

ごますり付ソースと2種類の塩とわさび。

とんかつとわさびは相性がとても良く新鮮な味だ。

お腹は満足、スコアは不満足。

さぁ希望をもって午後のスタートへ。

実は午前中から当コースは竹林が何ヶ所もあり、竹の子がいっぱい生えていそうで、

キャディさんに、これを朝採りして来場者に配ったら評判になるヨと話していた。

そこへ中央コースNo1に向かう途中、またまた竹林と竹の子に遭遇。

この竹の子だけでなく、夏はかぶと虫、秋はしいたけを栽培して

おもてなしをする提案を支配人にするとキャディさんの評価が

グーンと上がるヨと真剣にプレゼンした。

中央コースNo8ショートホール。

この景色は典型的なショートコースの姿ですネ。

中央コースNo9、パー5、ロングコース。

オーガスタを模したクラブハウスへ向かって、

この時はマスターズでプレーしている気分で楽しめた。

この方が1日お世話になったベテランキャディさん。

STT開発時代からで、あの超ワンマン社長のことも知っていた。

サァー、風呂も入ってサッパリ。

大理石が輝いている2階パーティ会場入口からパチリです。

センターの黒い彫刻もロダンのものか。

本物だったら傷つかないようガードするはず。

ひょっとしてイミテーション?

プレー中、目に留まったもの3つを最後にアップ。

各ショートホールティーグランドに2色の木製ティープレゼント。

お風呂場入口にシューズの湿気取り袋プレゼント。

そしてオーガスタと同じという肥料入り目土砂。

 


太平洋クラブ 佐野ヒルクレストコース

2021-12-27 06:25:27 | ゴルフコース

北関東自動車道、佐野田沼ICから10分、

栃木県田沼丘陵地にたたずむ太平洋クラブ佐野ヒルクレストコース。

このゴルフ場はスミダマンが大好きなコースだ。

因みに太平洋クラブは国内に18コースを所有し共通会員制を取っている。

代表的コースは三井住友VISA太平洋マスターズが開催される御殿場コースがある。

クラブハウス内に入ると早速コロナ感染防止の為の

手の消毒、検温をするようになっている。

今やゴルフ場に限らずどの施設でもこのことは当たり前になっている。

ここのクラブハウス、特に天井が吹き抜けになって圧迫感がなく、

広々してしかも落ち着いた雰囲気のロビー空間が大好きだ。

こじんまりしたフロント、さりげなく広がるプロショップ、

プライバシー空間を演出しているラウンジコーナー。

そして何と言ってもロビーのセンターにそびえる巨大な樹木のオブジェ。

思わずうっとり見とれてしまう美しさだ。

こちらのクラブハウスは平屋建てでとても贅沢な造りだ。

ロビーから一段下がったレストランは

全体が掘り下げられたフロアーに見え、とても落ち着く。

どこのコースもそうだが、コース面の窓は全面ガラス張りで

箱庭を見ているようでウットリしてしまう。

そして朝食メニューの和定食と洋定食それぞれ1,210円。

あと飲み物のリスト。

レストランの隣りでロビーとフロアーレベルが同じ談話コーナー。

ここもゆったりしたスペースに重厚なソファーが並べられ、好きな雰囲気だ。

ロッカー室もなんとなく大人の雰囲気で落ち着いた造りだ。

床の淡いモスグリーンのカーペットも目に良い。

キャディマスター室に置かれた松ぼっくり風の飾り物が

あまりにもかわいかったので思わずパチリしてしまった。

いよいよコースに出る前のカート準備。

キャディマスター室前のカート待機エリアの雰囲気は

他のコースとちょっと違う感じだ。

ゆっくりと下っていくカート道路と最終18Hのグリーン周り。

本当に箱庭のような美しさだ。

カート道路を挟んでパッティンググリーン2面。

本日のグリーンコンディションはスティンプメーター9フィートだが、

ヒルクレストのグリーンの速さは定評がある。

とにかくピンの上につけたら速くて止まらない。

おもしろいと言えばおもしろいが、とても難しいグリーンだ。

コースサイドから見たクラブハウス風景。

周囲の山並みに解けこんでとても美しい。

11月初旬、落葉樹の葉が紅葉し、もうほとんどが落葉してしまった。

その向こうには複数の優しい噴水がある池があり、もう絵画の世界だ。

アウトNo1ミドルホール。

距離は336ヤードと短く、朝一番もしくはアルコール入りの

昼一番のプレイヤーには優しいホールだ。

因みに当コースは本橋栄一、戸張捷設計で、

監修は鬼才デズモンド・ミュアヘッドだ。

No2ティーグランド前の谷越えの384ヤードミドルホール。

このホールは戦略性が高く攻めがいがある。

124ヤードかなりの打ち下ろしのショートホール。

当コースは18ホールの中にいろいろなスタイルのホールが収まっているが、

ここは池が絡むアメリカンタイプだ。

ここは352ヤードNo5ミドルホール。

ここは微妙にフェアウェイがうねる丘陵タイプか。

ここはNo6、333ヤードのミドルコース。

フェアウェイセンターの2本の大木が効いている。

とても美しいホールだ。

当コースはワングリーンとそれを囲むガードバンカーの独特な形状が目を見張る。

No8のロングホール。

このホールはフラットな林間タイプで池の配置がすごく、

戦略ルートが1つだけではない。

とても頭を使うホールで個人的には名物ホールだと思っている。

いよいよお楽しみ昼食タイム。

机のレイアウトもストレートの2列。

すっきりしていて落ち着く。

写真付のランチメニュー9種、ラインアップもバランスが取れていて良いのでは。

おつまみメニューも写真付きで12種。

吞兵衛には迷ってしまうメニューが並ぶ。

昼メシを考えて結局、シンプルなハルピンキャベツ440円(税込)と

オニオンスライス550円(税込)のおつまみを注文した。

メインは国産豚ヒレ肉と4種のキノコのオイスター炒め。

小鉢とスープ付2,090円(税込)。

No11のロングホール。

大変開放的なホールで遠くにクラブハウスの雄姿が望める。

このホールも池が美しく絡むアメリカンタイプのショートホール(No12、143ヤード)。

ゴルフのプレーとは別に自然あふれる風景に浸るのもゴルフのもう一つの醍醐味。

一段高いところから見下ろした池とクラブハウスと紅葉した木々と山々。

まったくゴルフは贅沢なスポーツだ。

森が迫る高原タイプのホール。

そしてメイプル紅葉が息を呑む。

No17、165ヤードのショートホール。

ティーグランドから見るとクリークが蛇のようにうねり、

グリーン周りまで続いてプレイヤーにプレッシャーを与えてくる。

最終No18はあまりに美しすぎるミドルホールだ。

美しいところには魔物が住む。

佐野ヒルクレストコースは一つ一つのホールがそれぞれ個性が強く、

どのホールも挑戦意欲を掻き立てられる。

欧米の薫りと日本の趣きが醸し出す印象深い18ホール。

やはりスミダマンはこのコースにはまっているナー!

最後にゴルフコースブログのルーティーン。

朝の脱衣所&風呂場の写真アップで

太平洋クラブ佐野ヒルクレストコースの紹介を終わります。

またこのコース来たいです!!


森林公園ゴルフ倶楽部

2021-11-22 06:17:28 | ゴルフコース

https://www.skgc.info/

関越自動車道嵐山小川ICより約10分の好アクセスにある森林公園ゴルフ倶楽部。

平成2年(1990年)11月3日に開業した。

世の中、まさにバブル経済で沸いていた時である。

当コースは鹿島建設グループが開発した四季折々の恵まれた自然の中に

ゆったりとレイアウトされた名門コースだ。

因みに設計は安田幸吉、川村四郎だ。

フロント受付も木を基調としたゆったりした空間の造りでイイ感じ。

フロントの前にはこじんまりした抑えめのプロショップで良い。

フロントの横にはみやげ物品コーナーが。

普通はプロショップと一緒だが、ここは分けている。

クラブハウスの一角に冬の大味覚杯と称してオープンコンペの案内コーナーがあった。

肉、果物などの写真が飾られていたが、こんな品物が賞品として出るのだろう。

とても良い企画だと思う。

広々としてすっきりしたロビーの風景。

この一番先がレストランになっている。

このクラブハウスの動線はとてもシンプルでよく検討したのが伝わってくるようだ。

広々したラウンジはなかなか贅沢な空間だ。

右サイドの長テーブル椅子はパーティで使われるのか?

当クラブのレストランはUの字の型をし、

全面ガラス張りでとても明るく、開放的なレイアウトになっている。

後ほどの写真を見れば半ば宙に浮いているのがわかると思う。

半ばアルコールボトルの置き場になってしまったようなバーカウンター。

おそらくその役割を今は果たせていないのだろう。

クラブハウスの壁の一角に名球会ゴルフコンペのサインとか写真集が貼られていた。

名球会とはプロ野球のスター選手OBの会だ。

ロッカールームもなんとなく温かみのある雰囲気でとてもイイ感じ。

ゴルフ場到着後、最近の朝のルーティーン。

ロッカールームで着替えてから隣りにある風呂場と脱衣所のチェック。

ブロガーはゴルフをやるにも大変なのです。

当ゴルフ場はすべてに照明がつき、お風呂にもお湯がもう入っていた。

準備万端OKです。

この写真が先ほど触れたクラブハウスレストランから見たキャディマスター室の前の風景。

レストランが宙に浮いているのがなんとなくわかると思います。

どうですか?

これがその正解の姿です。

当クラブはゼネコンが事業主体なので、その設計にプロとしての誇り、意地を感じます。

朝のスターティングホール、アウトNo1ミドルホール。

フェアウェイは十分な幅があり、ゆったりと下って次に若干上りになるホール。

このコンペの幹事さんが顔役のようで

黒のスーツを着たクラブの社員の方がわざわざ見送りに来てくれた。

No4のロングホール。

当コースは開放感あふれるフラットな丘陵コースでスミダマンの好きなコースの1つだ。

No6ミドルホール。

ゆるやかによった先には池がグリーン手前でガードしている。

美しいがなかなか手強いホールだ。

No7、148Yショートホール。

打ち下ろしの気持ちのいいホールだが、

スミダマンも腕が落ちてきたので簡単にはいかない。

午前中ラスト3ホールまできて、お腹の方も空いてきた。

最近のゴルフの楽しみの1つがランチタイム。

このコースのランチおすすめメニューは何かキャディさんに聞こうとしたら、

カートのナビに人気定番メニューが出てきたのにはビックリ。

海鮮あんかけ焼きそばと三元豚特製かつ丼がオススメだそうだ。

ランチメニューは12種類とあまり多くはないが、

和洋中まんべんなく用意されており、これで十分だ。

アルコールのおつまみは9種。

ハルピン漬けとごぼうの唐揚げは比較的他のコースでも見かける好物。

玉ねぎの串カツは食べたい一品だ。

今回は前述のカート情報により三元豚特製かつ丼1,860円に決め打ち。

良質な柔らかい三元豚ロースで旨味たっぷりに仕上げましたと書かれていたが、

そば屋のかつ丼に慣れていただけに味が上品(薄味)で

ちょっと物足らなかったのは残念だった。

サァー、午後のスタートNo10ロングホール。

このホールはよく憶えていて攻めがいがあるホール。

この日は午後イチで良かったが、朝イチだと朝日が眩しくて見づらいホールだ。

フラットなショートホールNo2。

コースは入念に整備されていて天候にも恵まれ本当に気持ちが良い。

No14、一部谷越えのメンタルなショートホール。

インコースはアウトコールに比べて印象に残るホールが多く、

おもしろいという印象だ。

度々書いたが森林公園ゴルフ倶楽部はまた来たくなる大好きなゴルフ場です。

 

 

 


日光カントリー倶楽部

2021-11-01 06:24:58 | ゴルフコース

昭和30年(1955年)地元自治体と東京財界タッグのもと、

日光市街に程近い大谷川河畔の地に開場した日光カントリー倶楽部。

当倶楽部はゴルフ場の中でも少ない一般社団法人を持っている。

開場して66年という老舗名門クラブで栃木県内では

昭和11年に開場した(一般社団法人)那須ゴルフ倶楽部の次に古い。

1961年に新クラブを竣工。

このクラブハウスもロッジ風で広々としたバルコニーを配した重量感のある建物だ。

木造の素朴な質感を生かした民芸風の味わいのあるハウスだ。

プロショップも寄木のフローリングの上に木製のショーケースで

とてもシックで落ち着きがある。

当コースは今年、日本プロ選手権を開催したようで

開催記念のウェアやグッズを販売していた。

その時(2021.7.1~7.4)の出場プロ選手の寄せ書き。

この大会の参加人数は144名。

そして優勝者は22歳のキム・ソンヒョン選手だった。

88年の歴史を誇るPGAチャンピオンシップの歴代優勝者の写真もあった。

因みに第1回(1926年)の優勝者は懐かしい名の宮本留吉氏。

その後ゴルフブームに火を付けた中村寅吉氏、林由郎氏などの名が続いている。

66年という歴史がある倶楽部だけにその記録の写真も歴史の重みを感じさせる。

またショーケースに飾られたカップ、トロフィー、置物などにも

多くの物語が刻まれていることだろう。

ロッカールームのロッカーはまだ新しい感じで気持ちが良い。

さすが大谷石の産地、大谷に近いだけに

壁の内装材に大谷石を使っていて温かみを感じさせる。

キャディーマスター前の早朝の風景。

当コースはカートは1人乗りで1組1台まで。

その代わりコース内に乗り入れができる。

名門コースは皆このようなシステムを取っている所が多い。

コースから見たクラブハウス食堂方面の一枚。

煙突2基がなんともいい雰囲気を出している。

やはり名門の古い建物は新しいコースでは出せない風格と味がありますネ。

もう1つ、日光カントリー独特の光景を造り出しているのが、

このクラブハウス前を流れる川、クラブハウスからコースに出る時、

渡る橋に立つと思わずその自然の美しさに足が止まってしまう。

この橋を渡るとその正面がパッティンググリーン。

こちらは打放しの練習場。

250ヤードで20打席用意されている。

当倶楽部は名匠・井上誠一が自然の地形を見事に生かして作り上げた

18ホール、パー72、コースレートは73.0、全長7061ヤードのチャンピオンコースだ。

過去に多くの国内、国際大会を開催。

昭和40年のアジアアマチュア選手権を皮切りに、

日本アマチュア選手権(1996年)、日本オープン選手権(2003年)そして 

今年の日本プロゴルフ選手権などである。

アウトNo2のミドルホール407ヤード。

各ホールにはこのように先日行われた日本プロ選手権のスポンサー看板が残されていた。

No3のショートホール152ヤード。

ちょっと雲のかかった日であったが日光連山を借景とした佇まいは

「自然と設計者とそして幸運が一体となって生まれたコース」との高い評価だ。

No7のミドルコース400ヤードとNo8のショートコース188ヤード。

名匠・井上誠一は見事に天然のアンジュレーションを活用している。

コースの途中にある休憩所がまた素敵だ。

特に檜皮葺の屋根に絵になる草が茂っている。

これを見ても自然を大切にしていると思ってしまう。

レストランの雰囲気も山小屋風で趣がありますネー。

床は木のフローリング、天井の梁が表しになっているのもグッドだ。

そしてサークル状の照明器具、テーブルの椅子も古風で気に入った。

これがランチメニュー。

名物は鉄板ジンギスカンだとか。

豚肉は那須高原豚を使っているようだ。

特別メニューとして秋鮭の西京焼き彩りご膳とサーロインステーキ(わさびソース)があった。

酒のお供は9種類。

オーソドックスなものばかりで変わったものは無かった。

那須高原豚の肉汁うどん ミニ丼セット 1,760円。

つけ汁は那須豚の旨味たっぷり。

これが名物の鉄板ジンギスカン。

甘味があってジューシーでやわらかなラム肉を使用しているとのこと。

鉄板から立ち上がる湯気でぼやけてしまった。

かえって湯気で旨そうに見える。

いつもそうだが、レストラン店内だけでなく厨房内が撮りたくなってしまう。

この一枚は厨房内の空気が伝わってきて、良い感じに撮れた。

いよいよ後半のインコース。

この3枚からは60余年の熟成を重ねたコースの素晴らしさが伝わってくる。

インNo14 ミドルホール330ヤード。

このホールは短いミドルホールだが、

このようなホールはどこかに落とし穴がある仕掛けがある。

ハンディキャップは10となっている。

60余年の歴史を経るということは、こんな立派な松が育つということか。

名門コースは一朝一夕では生まれないということだ。

このラウンジも味がありますネー。

テラスも晴れた日にはゆったりできる、ゆとりのスペースが用意されている。

これが脱衣室と浴室。

浴室には「会話厳禁でお願いします」の貼り紙が。

当倶楽部は日光というリゾート地にある故、ロッジも隣接してある。

平成22年10月に新築されたもので最大32名収容、談話室もある。


千葉カントリークラブ 梅郷コース

2021-07-06 06:18:32 | ゴルフコース

http://www.chibacc.co.jp/

名門千葉カントリークラブ梅郷コースは1960年(昭和35年)9月25日オープン。

もう60年以上の歴史を誇り、1962年(第27回)、2014年(第79回)に

日本オープンを開催した実績がある。

通称ちばかんには他に野田コース(昭和30年オープン 2019-10-10付参照)と

川間コース(昭和32年オープン)の2コースがある。

クラブハウス内はリニューアルしたのか名門クラブらしい雰囲気はあるが、

如何せん全体的に狭く一時代二時代前の造りだ。

プロショップもインパクトが弱く、

古典的デザインの照明器具だけがさりげなく存在を訴えてくる。

今や当たり前になった自動検温器。

今までは人の手でチェックをしていたが、この分野はどんどん進化が進んできている。

ロッカールームも木製のロッカーを使い落ち着いた感じだが、

それ以上のアピールするものは伝わってこなかった。

機能だけを考えればそれだけでよいのかもしれないが、

名門コースの雰囲気がロッカールームにもほしい所だ。

ロッカールームでの着替えを終えて、今やルーティーンになってしまった

ブログ取材の為の風呂場、脱衣所撮影。

こちらも特段書くほど特別なものはなかった。

ごく普通の浴室ということだった。

この日のスティンプメーターとコンパクション表示はシックな表示法で

コースの練習場案内とのワンセットでさりげなく良い感じだった。

スティンプメーター9.7mはかなり早めか、

端数の細かさに名門コースの意識を感じてしまう。

来る前までは梅郷コースは基本歩きだと思っていたが、

乗用カートが導入されキャディ運転によるフェアウェイフリー走行とのこと。

このスタイルが自分にとっては最高で、思わず心の中でヤッターと叫んだほどだ。

名門梅郷のフェアウェイ管理に自信が無くてはこのシステムはできないはず。

尚、昔から川間コースはセルフカート、

野田コースはカート完全導入で人気がさらに上がったと聞いている。

千葉CCはこの件では随分先進的に取り組んでいるという印象だ。

カートのバッグ乗せ場も進化していて折りたたみがボタンでバシッとセットされている。

なんだコリャといった感じ。

コース内から見たクラブハウスの全景。

メインの建物の屋根は日本瓦仕様で昔からこのクラブハウスの落ち着いた意匠は気に入っている。

スターティングホールへ向かう途中にバンカーをイメージした

枯山水風のミニ庭園がゴルファーを迎えてくれる。

他のコースにはない風景にホッとするものを感じるのは私だけだろうか?

パッティンググリーン周辺の光景。

約60年の歴史を感じさせる堂々とした大木が練習グリーンを包み込んでくれる。

これが名門コースの一つの素晴らしさ、風格というものだ。

ちょっと山小屋風の朝のレストラン光景。

2階の照明器具も1階のと同じコンセプトの作りでいいですネー。

今この原稿を書きながら気が付いたが、

この日はやたら梅郷のクラブハウスの照明に目が奪われていたことが、

写真をチェックしていて感じた。

建設業を生活の糧としている人間の悲しい性(サガ)といったところか。

丁度千葉県もまん延防止重点措置の期間中ということもあって

一切酒類の提供及び販売を中止しているだけでなく、持ち込みも禁止との事。

晴れの日の暑い日には生ビールでキューッと一杯。

これができないとはかなり辛い!!

ゴルフ場のおみやげ物には買ってきて正解といったかなり良いものがある。

梅郷コースには京都(たぶん祇園)のアンデデニッシュプレーンのパン

2斤で1,250円(税込)で売られていた。

それ以外にコロナ禍で広がっている持ち帰り弁当「牛タン弁当とおかず(2,160円)」

「黒毛和牛ステーキ弁当(2,700円)」「穴子の棒寿司と季節のおかず(1,500円)」

ゴルフ場の定番「ロースカツサンド(1,080円)」も限定で取り扱っていた。

クラブハウスから見たアウト・インの全景。

梅郷コースは戦略性に富んだ国内でも有数のチャンピオンコースで設計者は安田幸吉氏だ。

因みにコースレートはチャンピオンティで73.6だ。

朝のスタートを余裕を持って藤棚の下で涼んでいた彼がかなりの低レベルでブービー賞に輝いた。

ゴルフは自分が楽しければ最高です。

人に迷惑をかけなければ。

この日ついてくれたキャディーさん。

とても明るくて屈託がない。

日本の女性では珍しいタイプの娘さんだなーと思っていたらタイ人とのハーフなんですって。

南の血は人を明るくさせてくれる。

インNo13、140ヤードのショートホール。

梅郷コースのプレーは久し振り。

梅郷のグリーンは小さな2グリーンでしかも砲台。

直に乗せるとこぼれてしまうという難しいイメージを持っていたが、

来てみたらなんとベント(ペン4)ワングリーンに改修されていた。

改修は大久保昌氏と川田太三氏が担当した。

フェアウエーのコンディションは最高。

まさにグリーンのじゅうたんを歩いている贅沢さだ。

なんといってもゴルフのリッチさはこの狭い日本の中で

こんな広々とした自然の空間を数人で独占してしまうというところか。

朝に続いて昼のクラブハウスレストラン風景。

今や各テーブルをアクリル板で区切って感染防止しているのは当たり前になってしまった。

これがお昼のメニュー。

写真付きが7種にスタンダードメニューが7種。

おつまみはやはり7種用意されている。

それ以外に特別メニューとして国産牛ステーキ重もある。

このレストランを担当運営しているのは会員制のプライベートリゾートホテル

「エクシブ」を運営しているリゾートトラスト(株)だ。

聞いた範囲では千葉CC梅郷が初めてだとか。

けっこう魅力的なメニューの中で穴子棒寿司とざる蕎麦を選択。(1,720円税込)

穴子をふっくらと炊き上げ棒寿司に。

穴子の寿司は本当に好きだナー。

自分でも関心する程だ。

こんなにノンアルコールビールに親しんだのは初めてだ。

今回サントリー・オールフリー。

ノンアルコールビールをジョッキでやるとはネー。

さぁ後半のスタート、アウトのNo1、363ヤード(レギュラーティ)、

PAR4、ハンディキャップ9。

梅郷コースはほとんどがフラットコースで難易度が高いコースだ。

今まで2グリーンで小さかったのがいつ改修したのかはわからないが

素晴らしいワングリーンに生まれ変わっていた。

ゴルフ評論家曰く「どのホールのティに立っても10年20年前から

ワングリーンだったのかのように落ち着いた風格とクラシックな景観に見える。

完全なリ・ボーン(生まれ変わり)です」と評価している。

No3、190ヤードのショートホール。

この方がブービー賞に輝いた後輩です。

このフォームの写真ではどのようなフォームなのかわかりませんよネ。

皆さんが想像しているよりひどいです(笑)

No7、128ヤードの同じくショートホール。

ご覧のように全体的にバンカーは深めでアリソンバンカーっぽいです。

梅郷コースはバンカーが要所を占め距離と正確なショットが要求されます。

 


鳩山カントリークラブ

2021-06-22 06:24:48 | ゴルフコース

https://www.hatoyamacc.jp/

当ゴルフ場は埼玉県比企郡鳩山町の岩殿丘陵に広がるゴルフ場で

1986年(昭和61年)10月1日に開場した。

その当時は経営母体は「大京」だった。

因みに車で来る場合は関越自動車道坂戸西スマートICから約10分ほどの所にある。

フロントとロビー。

このクラブハウスの設計は久米設計で施工は間組・鹿島建設JVが担当した。

プロショップもこじんまりとまとめられていて買いやすそうだ。

ゴルフ場のプロショップを見て思うのだが、

ゴルフのプレーヤーはまだ圧倒的に男性が多いのに

プロショップには女性もののウエアーなど多く置かれているのはどうしてだろう。

買物は女性の方が意欲的なせいか?

ここは男性ロッカー室。

全体的に渋い感じだ。

今やどこのゴルフ場もコロナ感染防止対策が徹底しているが、

当ゴルフ場は特に厳しく行っていたような気がした。

その一つが、ロッカー室での強アルカリイオン水での消毒。

入室した時は何?と思ったぐらいだ。

今や恒例になってしまったブログ取材での朝の脱衣所と風呂場のチェック。

ほとんどのコースが朝の時間、係の人が清掃をしていて、入室すると変な顔をしてくる。

ここにもコロナ感染防止対策として

「会話の注意願い 大声と必要以外の会話をお控えいただけますようにお願いします」の看板が。

そして浴室入室も28名と利用制限している徹底ぶりさ。

当ゴルフ場は長いこと(1989年~93年)マルマンオープンを。

また、1991年には第1回日本シニアオープンゴルフ選手権などのプロトーナメント会場であった。

最近では2018年、2019年ISPSハンダマッチプレー選手権の会場にもなっている。

実は大分以前からこの選手権の主催者となっている半田晴久(深見東州)氏がとても気になっていた。

この方はスミダマンと同姓で度々新聞広告を大々的に出している。

ちょっと調べてみたら日本の宗教家、神道系の宗教「ワールドメイト」の教祖であり、

実業家・芸術家でもあり、多彩な才能を発揮している方だ。

他にペンネーム(戸渡阿見、レオナルドTOSHU、美川献花、夏目そうしき、

ブツダン・ピエールなど)を多く持っており、それぞれの世界でなりきる為と言っている。

縁があったら是非一度、会ってみたいものだと思っている。

2階のレストラン。

白い段差のある天井の造り、硝子窓の上の白っぽい欄間の造り、そして濃いピンク系の絨毯。

なんとなくメルヘンチックな空気が漂う。

そして各テーブルを4つに仕切ったアクリル板。

これも最近見るようになったコロナ感染防止対策だ。

練習用のパッティンググリーンの色を見て下さい。

白っぽいでしょう。

枯れているわけではありません。

この日の使用グリーンはあまり見ないバミューダグリーン。

スピードも10.0fと速い。

このグリーンには一日翻弄された。

因みにもう一つのグリーンは、ペンクロスのベントを使用。

当コースの設計者は池の魔術師として名高い小林光昭氏。

氏の作品にはレイクウッドGC、草津CCなどがある。

もう一人がガードバンカーとグリーンの組み合わせを得意とする三好徳行氏だ。

このコースは池やバンカーを巧みに配置したコースが多く、戦略性が高い。

コースは広々としており、ティーグランドからピンフラッグが望める。

No8のシュートコース。

RG 163Y LG 181Yだ。

季節のおすすめメニュー4種と御昼食メニュー8種。

種類は限られているがジャンルは幅広く、決めるのに迷ってしまう。

名物メニュー・鳩山タンメン、人気No1・石焼きあんかけ焼きそば、

オススメ・本手打ちそばとワンコメントが記されているのも小さなおもてなしの一つだ。

ウエイターさんにも聞き、メニューにも名物と書かれた

野菜たっぷり鳩山タンメン・デザート付1,540円に素直に決定。

叉焼は四元豚を使用している。

さぁ後半戦、インのスターティングホールNo10の所には藤棚が季節感を伝えてくる。

(プレー日 4月28日(水))

このグリーンの白っぽさが散々手を焼かされたバミューダグリーン。

このグリーンを採用したのは三好徳行氏のポリシーなのだろう?

No17のショートホール(131Y)。

このショットは空振りではありません。

真剣な素振りです。

鳩山カントリークラブではコース7155ヤード18ホール、

コースレートは73.5のチャンピオンコースです。

 

 

 


オリムピック・スタッフ 都賀ゴルフコース

2021-05-14 06:22:22 | ゴルフコース

http://www.olympicstaff-tsuga-gc.jp/

東北自動車道栃木ICから約8分。

平成5年10月開場。

いわゆるバブル期に多くできたゴルフ場の一つだ。

クラブハウスは他のゴルフ場ではあまり見ない。

斬新な意匠デザインの建物で暖色系のカラーをベースにした個性的クラブハウス。

 

クラブハウスに入ってもフロント、ロビーの空間は開放的であたたかみを感じる。

ロビーから2階レストランへのアールの階段もなかなか凝っていてお洒落な空間を演出している。

又、登り口の所にある大きな花瓶とグリーンのまんまるな

フェイク植物もインパクトがあり、思わず触ってしまった。

壁のカラーもオレンジ色で地中海風の香りが漂っている。

2階レストランの全景とモーニングメニュー。

気になったのはこのボトルキープの棚だ。

しゃれたお酒屋さんの陳列棚のようだ。

本日のグリーンコンディションと諸注意事項の表示板。

グリーンの速さは9.0フィートとかなり遅い。

当クラブの良さは全日、乗用カートでのフェアウェイの乗り入れプレーが可能であること。

他に距離表示、吹流し、ドラコン・ニアピン推奨ホールなどのインフォメーションがされていた。

練習パッティンググリーンと改めてそこから見た迫力あるクラブハウスの全景。

まるでヨーロッパのお城みたいだ。

INの10番スターティングホール。

まだフェアウェーが白っぽいのは2カ月前(3月10日プレー日)の写真の為です。

当ゴルフコースは丘陵コース18ホールズ、全長6,729ヤード、

ベント1グリーンの造りで設計者はダイ・デザイン社です。

No11の140ヤードのショートコース。

本ゴルフコースからは隣りにプレステージC.Cの東コースがすぐそばに見える。

いつもプレーするプレステージC.Cから見てこのオリムピック・スタッフはとても気にはなっていた。

No13のロングホール。

水・岩・花を配しプレーヤーの心を和ませてくれる優しさを持った造形美が生きている。

No14、谷越えのショートホール。

この写真ではちょっと伝わってこないが眼下に巨大な谷が口を開けて待っている。

まさにグリーンエッジに落ちたボールが下まで転がり落ちてしまった。

午前中最終のNo18ロングホール。

ティーグランドが始まる巨大なクロスバンカー。

以前よりずっと減ったと言っていたが、バンカーとティーグランドの間に枕木の造形美が。

そしてセカンド、サードショット地点にもNo9と平行してコースの横を走る巨大な池が

美しい姿の中に池ポチャが待っている。

いつも楽しみなランチタイム。

特に午前中スコアーが悪いと関心は途中からランチに移ってしまう。

まずはアラカルトメニュー12種で、ビールやアルコールのつまみに必須。

よくオーダーするのはハルピンキャベツ、ゴボウの唐揚げ。

一番人気が親子丼セット1,750円だとか。

おすすめメニューはステーキセット(オーストラリア産)2,200円と他のメニューと比べるとお得感がある。

なんといっても写真付のメニューは選びやすくて良い。

4人で選んだアラカルト、鴨のパストラミ950円。

これ以外は定番のハルピンキャベツ600円とごぼうの唐揚げ700円。

メイン料理は料理長のおすすめ、一番人気という言葉に素直に反応して親子丼セット1,750円。

ネギトロ、鶏の唐揚げ、切り干し大根の煮物の小鉢が付いて豪華版の親子丼ランチだ。

サァー、後半のスタート。

ティーグランドから見たNo1ホールと逆からティーグランドを見た2枚。

四季を通じて緑を絶やさないエバーグリーンのフェアウェイも当コースの魅力の一つだ。

時々各ホールからとても近代的だがコースに馴染んで見えるクラブハウスがとても素敵だ。

このデザインコンセプトを決めるには相当議論があったことでしょう。

左奥に連なっている枕木はまるでインディアンの砦のようで一度見たら忘れられない造形だ。

昔来た時はもっと随所にこの枕木を使ったホールがあったように記憶しているがだいぶ減ったようだ。

No8、172ヤードのショートホール。

とても美しい庭園のようなウットリする風景だが、美しさの影に魔物が住んでいる。

最終のNo9のロングホール。

「安易なコースからは真のゴルフの喜びは得られない」という

ダイ・デザイン社のコンセプトが見事に演出された18ホールズ。

すべてのホールでボールを落とすポイントが決められていて、

そのターゲットは設計者のこうした意図をいち早く見出して、

自分なりのルートで攻めなければスコアはまとまらないとこのコースは語っている。