毎年、行きたいと思いつつ実現できなかった「さいたマーチ
見沼ツーデーウォーク」に参加してきた。今年は第6回目
3月24日(土)見沼田んぼ南ルート(見沼代用水と芝川満喫ルート)
3月25日(日)見沼田んぼ北ルート(大宮公園と人形のまち岩槻ルート)の
2日間で8団体の認定大会になっている。そしてキャッチコピーは
「さいたま市見沼田んぼなど楽しく歩こう」だ。
今年は2日間とも絶好の晴天に恵まれた。日程、コースを
色々考えた結果24日(土)見沼田んぼ南ルート(見沼代用水西縁、
東縁と芝川の川沿いを歩く、まさに見沼田んぼの満喫コース)
10kmコースを当日申込参加2000円に参加した。
今年のスケジュールは30km、20km、15km、5kmの
5タイプで特に30kmコースは美しい日本の歩きたくなるみち
500選認定コースに成っている。
スタート・ゴールは中央会場の高沼遊歩道。JRさいたま新都心駅から
東口下車徒歩5分の所にある。10km、5km組の
一番最後9:30から受付開始。続々と参加者が集まって来る。
受付で大会資料(ゼッケン・コースマップ・記念品等)をもらいスタンバイ。
会場の両側には「2018さいたまるしぇ」のブースが連なり、
協力、協賛団体、会社のブースもあった。開会式前には
大変な人数の参加者が押し合いへし合い状態になり、
何か熱気の様なものを感じる程であった。
10:00 いよいよ開会式、ステージには青空の中での桜の花びらが
描かれていたが、実際も6~7分咲きのソメイヨシノと雲一つない空が
迎えてくれた。軽い気持ちで参加したが、会場は何かハイテンションにさせる
空気が流れ、頑張ろうという気に成って来た。
いよいよスタート。およそ100人程のグループの塊で出発。
ゲートには「いってらっしゃ」の文字。それでは10kmコース
(実際は12km)のポイントポイントの写真をアップしながら
紹介をしていきます。正に大作ですがお付き合いください。
スタートして東に針路を取ると思いきや、逆の新都心駅西口に出て
官庁街、ラフレさいたまを抜けて郵政庁舎の方へ。ラフレさいたまでは
しょっちゅう来ているが、この先を歩くのは初めてでちょっと新鮮であった。
郵政の庁舎を過ぎると東西に走る新しい道路を左折。
旧中山道の立体交差を越えてここから東方面へ。
区画整備されたエリアだけに広々とした空間が続き気持ちが良い。
産業道路までの半分位にある横断歩道橋を渡り(富士倉庫運輸の所)、
浦和区上木崎地区の住宅街(上木崎小グランド裏)を歩く。
与野駅前の大通りに出たら左折、一路東へ真っ直ぐ産業道路
上木崎4丁目の交差点を(ヤオコー上木崎)渡り、
県立浦和西高のグランドの前を左折。
そしてここ浦和西高正門前を過ぎていく。
、、、、、、
ここから見沼田んぼの景色が現れる。ここで5kmコースの人達と別れ、
右折して見沼田んぼの縁を歩いて行く。ここの桜はまだつぼみのままであった。
見沼田んぼにもようやく本格的な春が訪れようとしている。
しばらく歩いて行く。紅白に咲いた桃の木(?)が目を奪う。素晴らしく美しい。
参加者は元気な高齢者、特に女性が多くいて、仲間内なのかよくぺちゃぺちゃ
井戸端会議をしながら歩いていたのが印象深い。
第2産業道路をくぐる。緑区三室山崎の地区でこの橋の欄干には
見沼の竜神伝説に因んだ龍神の彫刻がある。
見沼代用水西縁沿いを歩いている参加者。
この一帯の桜は木々によって多少差があるが、
2~3分咲きに成っていた。一週間後位が一番の見頃になるのでは?
山中橋を過ぎた辺りにはベンチが設置してあった。スタートして5km位だろうか、
やや疲れてきて一服休憩したくなる頃だった。この御影石のベンチを
よく見るとなんと浦和東RCの寄贈したベンチであった。これにはビックリした。
木蓮など花々が咲き出した遠い向こうに見える3階建の建物は
当社が施工した特別養護老人ホーム「あおぞら」だ。
ここは現在新築工事が始まったさいたま市立病院の現場。
平成32年1月頃開院予定とか。(2016-8-6付ブログ参照)
ここが中間チェックポイントのみむろ桜広場。
ここでチェックシートにチェックを受け、暫し芝生の広場で休憩。
ここでは仮設トイレ、給水タンクもあり、おせんべいと飴も配られていた。
このウォーキングには各支部ののぼり旗を持った
さいたま市シニアユニバーシティ校友会の年配者が多く参加していて
このミッドポイント広場でサックス4重奏のグループを
招いていた。幾曲か演奏した後、シニアユニバーシティの
方々と合唱をするとアナウンスしていた。
合唱が始まる前に後半戦に向かってサー出発。今回のウォークは
散策散歩ぐらいの軽い気持ちで参加したが、この時点でこの考えが
過ちであったということに気付いた。結構足がパンパンに成り、
後半は気合を入れないと顎が上がるのでは?
日頃の運動不足を痛感した次第です。
ここからは見沼田んぼの真ん中、芝川沿いの土手を歩く道。
ゴールの新都心のビル群も見え、心地良い土の道を歩く。
これが、芝川。見沼田んぼが開かれる際、排水路として
見沼田んぼの最も低いところが開削されて、現在の
芝川の河川が作られたそうだ。
芝川の土手にも春が来た。土手の中に入って、女性が山野草を
摘む姿がポエム素敵だった。正に「うさぎ追いしかの山、小鮒釣りしかの川・・・・」
の童謡唱歌「ふるさと」の世界。見沼田んぼにはさいたま市のふるさとがある。
ここまでは10kmコースのテクテクウォーキング。のんびりした人たちがどこまでも続く。
しかしここからは様相が変わった。20kmコース、30kmコースの人達と合流。
彼らは我々より5倍から3倍歩いているのに疲れた様子も見えない。
まるで競技に参加している様な歩き方だ。
見沼田んぼの素晴らしい黒土の中で農業をしている男性。
服装も農家の古いイメージが無い。ファーマーだ。
シンボルツリーのようにな1本のポプラの木。そこを20km組、30km組の
人達が10km組の人達を追い抜いて行く。彼達は普段もウォーキングを
している健康オタクの人達なのだろう。
歩いている道の横に満開の桃の花が群生していたので思わずパチリ。
参加者のリュックサックの背中にはこの様なゼッケンを貼っている。
どんどん追い抜かれていく度に思わずどこから来たのか
見てしまう。たまにさいたま市在住以外の人もいて
この人は2日間30km20kmをエントリーしている
茨城から来た人。もう一人は10kmコースを2日間歩く台湾から来た人だ。
コースのポイント、ポイントにはこの様な道標が立っていて、
迷子にならないように成っていた。2日間で10コースに
設置する準備だけでも大変なことだ。
第2産業道路下のトンネル。トンネルの右上に見えるのが
首都高速道路の料金所。ここが東京に向かう首都高速の出発点だ。
この首都高の所には見沼田んぼのビオトープが設けられている。
ビオトープとは地域の野生の生きものがくらす場所のことで
この写真を見るときつねらしき動物が写っている。それ以外に
タヌキ、ホオジロ、ジョウビタキ、チョウゲンボウ、ツグミ、
イタチ、カシラダカも生息しているようだ。
遠くには高層ビル、足元は自然の土と草。人間は土から生まれて
土に帰るというが、ここには「トカイナカ」の素晴らしさが同居している。
見沼田んぼはいつまでも大事にしたい宝物だと改めて感じた。
ところが高速道を右折した所から、ゴミが大量に散乱している道に出た。
これは一体どういうことなのか。昔に比べて日本人のマナーは格段に
向上したとはいえ、日本にはまだまだ不届な輩もいる。
最近はほとんど見なくなった「つくし」。おばさん達はこれを見て
「つくしを煮ると美味しいのよネ」。と言っていた。人によって見方は色々あるものだ。
見沼田んぼはほとんど畑、あるいは苗木を植えた土地だが
このエリアは田んぼが広がっている。
いよいよ見沼田んぼを終えて又、市街地に入って来た。
ここは浦和区大原地域にある東京成徳短期大学のグランド。
サッカーの街浦和のグランドは野球ではなくサッカーがメインスポーツだ。
このエリアには「見沼田圃の散歩みち」の表示が
ポイントポイントにある。ここは田園風景と新都心の
眺めポイント。見沼たんぼのホームページは
http://www.minumatanbo-saitama.jp/
昭和29年に創立されたさいたま市立大原中学校の正門。
小説家の大西赤人氏、サッカー元日本代表の
上野良治氏などの卒業生がいる。
前述のコース案内表示板以外にも、地域の人に
告知案内しているお知らせ看板も掲示されていた。
大原中学校の隣は浦和レッズの練習拠点、さいたま大原サッカー場がある。
クラブハウスの2期工事も最近完成し、たくさんの熱心な
ファン・サポーターが見学に訪れている。
クラブハウス2階の「サポーターズカフェ」と1階前面の
「観戦スダンド(197席)」はファン・サポーターが利用できるようになっている。
いよいよゴール間近。産業道路に面して昨年11月27日に
移転したばかりの大宮警察署。新大宮署は敷地3300坪
建物はRC7階建てと低層棟の2棟があり、
延べ床面積は約3700坪もある。庁舎6階、7階には
埼玉県警察鑑識科学捜査センターが入った。
大宮警察署の隣りには2016-2-17ブログに掲載した
造幣局東京支局が、平成28年10月にさいたま支局として
新たに開局した。工場や併設の造幣さいたま博物館があり、
当日も無料にて見学できたが、その時は見る気力も起きず、パスした。
とうとうゴール。フィニッシュしたスタンプを押してもらい
完歩証をもらった。10kmコース、のんびり歩いたとはいえ、
約4時間もかかった。おかげさまで晴天の中、気分は
最高であったが、足の裏には豆ができ足はパンパンに成った。
つくづく運動不足を感じる一日であった。
この数字は昨年の参加者の人数。昨年の全コースの
参加者は延べ5630名。因みに10kmコース南コースは
458名であった。今年はいったいどの位の人が参加したのやら?
このイベントは今後も是非続けてほしいと思った次第です。
後から 聞いた話、今年の参加者は,約7000人程だそうだ。