中華料理 仙龍
浦和区領家5-5-1 (北浦和駅から徒歩11分)
TEL 048-886-7060
定休日 水曜日 駐車場 近くに有(3台)
昔ながらの中華屋さん。名門県立浦和高の隣りにあり、
浦高生との深い係りあいがあるのが、店に入ってしばらくすると分かってくる。
仙龍さんは浦高卒業生にとっては食の故郷のようだ。
昔ながらの食堂的お店には、だいぶ減ってはきたが、古臭くなったショーケースがある。
これを見ると昭和の匂いがプンプンする。
現代はこのショーケースを見て、オーダーを決める人がどれ程いるのかな?
店内は結構広く、2階席もある。1階はテーブル席、カウンター席、
そして中華屋さんにしては珍しくお座席もある。
又、喫煙も全面可だ。この店のある意味最大の特色は
お店のオバチャン達と常連客とのコミュニケーション、会話だ。
ここには平成になって薄くなってきた人間の絆がある。
わずかな時間で浦高生、銀行員(たぶん取引銀行)サラリーマン等の
話のやり取りを聞いていると、映画「ALWAYS 3丁目の夕日」を見ている様だ。
この店には手元にメニューがない。壁の上にズラリ張り出されているのが
メニューになっている。しみじみ見ると中華系定食以外に
そばうどん系の定食もある。その内容は実に多彩だ。
そしてコスパも最高だ。その上、他人の注文したものを見ると
ボリュームもたっぷりある。このメニューを見ていると
なぜか昭和時代のワクワク感が出てきて不思議だ。
他にサービスメニューとして6種類の定番メニューが、
黒板に書いてあった。チャーハン・ラーメンで750円。cpグッドです。
そして本日のおまかせメニューがマジックで殴り書きしてあった。
これはどうみてもお得な日替わりメニューだ。700円。
白身魚のフライ(タルタルソース)、オムレツ(スパゲティ)、唐揚タレ付き、
ゴボウサラダ、ゆずみそ大根にみそ汁、デザートが付いている。
ご覧の様に幕の内風のお弁当だ。それに特別サービスとして
アイスコーヒーが出てきた。特にこの煮込んだ大根はよく味が染みていて旨かったなー。
サッカー、ラグビーのポスターの横に小さく浦高ラーメン300円
大盛350円を発見。これは食べ盛りの浦高生を食から
サポートするスペシャルメニューだ。一人で来ていた浦高生が
これを食べていたが、一見すると普通のラーメンとは違うレシピだった。
試しに一回食べてみたいが一般人が注文できるのか否か?
そう言えば以前ブログアップしたラーメンの「自然洞」さんも
大盛ただのサービスをしていたっけ。この街は
浦高生を本当に支援しているのがよく伝わってくる。
やはりこのお店の人達は有名人なのだ。壁にその新聞記事が立てかけてあった。
「肝玉母ちゃん 青雲の大志 育てた麺」
「名物おばちゃん慕い、OBも愛する食堂」お客との井戸端会議の様な
会話を聞いているとあったかくていいナーと思う。
社会的に成功して有名になってホームカミングするOBも大勢いることだろう。
仙龍さんはそんなお店でした。