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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

大宮第2公園 PARTⅡ

2023-07-08 06:42:39 | 自然

(2021-3-6付ブログ参照)

ゴールデンウィークの5月5日(金)子供の日に

天候も五月晴れの素晴らしい日だったので大宮第2公園へ散歩に出かけた。

大宮第2公園管理センターを抜けると広大で美しい造形美の空間が広がっている。

手前に見えるのが菖蒲田。

ジグザグの木道デッキが広い空間のワンポイントになっていてとても良い感じだ。

この菖蒲田は6月中旬頃から19品種3,000株の花菖蒲が見頃を迎える。

先走って一輪だけ咲いている菖蒲があったので心を込めてパチリ!

第2大宮公園は基本的機能は芝川の調整池で昭和55年にオープン。

総敷地面積は約22haあってかなりよく考えられた設計、

造成されているというのがスミダマンの感想です。

一番高いところに位置している周遊道路は「香りロード」と称してハーブの散歩道になっており、

平成9年に整備されました。

花壇は腰ほどの高さがあり、レイズド・ベットと呼ばれ、歩行者の目線はもとより、

車椅子からの目線でも植物を身近に感じることができるため、

医療施設の庭園等でも取り入れられている花壇の形式だそうです。

この道は下段にある道で正面の上の方に見えるのが中段の遊歩道。

この3段の道が公園をグルリ周遊していて素晴らしい空間を造っている。

その中でファミリー達がのんびり楽しそうに過ごしている光景は平和そのものです。

一番底には遊水池とは思えない瓢箪型の美しい池があり、釣り人がのんびりと釣りをしている。

その池の周りを柳やメタセスイアの大木が程よい間隔に植えられている。

その向こうに見えるのがさいたま新都心の高層ビル群だ。

このブロック壁を見るとやはりここは遊水池だということがわかる。

広々とした芝生と大木の木陰の下では思い思いのテントが張られ、

気持ち良い春の日差しを思い切り堪能しているようだ。

こちらはそんなのどかな風景をのんびりと眺めている老夫婦(?)

背中が何かを語っているようだ。

園内を歩いているとナニコレ珍百景のようなものを発見。

1つは超アナログ原始的スピーカー(?)

そしてガッチリしたロッキングチェアみたいな椅子。

こんなのどかな公園も実は「鳥獣保護区」ですって。

わからないものですね。

 

 

 


さぎ山記念公園

2023-07-06 06:13:40 | 自然

さぎ山記念公園のマップ。

さぎ山記念公園は見沼田んぼの一角、見沼代用水東縁の辺りに昭和61年5月10日、

野田のサギ山として知られていた地にサギ山を記念して名前が永久に残るように

当時の浦和市が公園として整備した。

公園面積は4.5ヘクタールある。

一方こちら見沼自然公園はさぎ山記念公園と隣接して平成6年3月31日開園した。

東京ドームの約2.3倍の面積を持つ公園で広大な芝生広場がある。

かつて見沼の一部であったところで見沼を干拓した井沢弥惣兵衛の銅像が園内にある。

さらにこれが見沼田んぼ全体とその見どころが書かれた案内図。

見沼田んぼは首都圏に残された約1,260haの広大な緑地空間です。

田んぼや畑、雑木林、芝川や見沼代用水がかたちづくる

田園風景と生き物を育む豊かな自然が今も残されている。

この図のグリーンのところが見沼田んぼで、その形が龍の姿に似ていると言われている。

さぎ山記念公園の園内には250年の歴史を閉じた野田のさぎ山の記念館がある。

その意匠は緑に映える美しいサギの姿を思い起こさせる。

詳しくは後ほどアップします。

さぎ山記念館の隣りには広々とした芝生広場が拡がり、若いファミリーが楽しそうに遊んでいた。

さらにその奥には修景池があり、菖蒲の花が美しく咲くのどかな風景が広がっていた。

修景池のセンターの小高くなった丘には

この公園のシンボルであるサギのモニュメントが出迎えてくれる。

この修景池は釣りの場でもあるようで池を囲んで本格的な姿の釣り人が黙々と釣りを楽しんでいた。

楽しい釣りができるようにとリール使用禁止、魚の持ち帰り禁止のルールが貼り出されていた。

また、池のあるポイントには本格的なカメラを設置したカメラマングループが

そのシャッターチャンスをうかがっていた。

何か珍しい鳥が飛んでくるにちがいない。

この川がさぎ山記念公園と見沼自然公園の間を流れている見沼代用水東縁。

この階段を登っていくとアスレチック広場、野外活動センター、ファームに通じる。

ベンチに座って休憩していると隣のベンチにペット(最初犬かと思った)を散歩している女性が来た。

そのペットが立ち上がり動かない。

どうやらミーアキャットみたいだ。

さぎ山記念館の入口のところにはなぜか象の彫刻が展示されていた。

タイチェンマイの樹齢1500年以上のチーク材でできているらしい。

昔からよく見たしらさぎの絵がさぎ山記念館に展示されていた。

ガランとした館内の風景。

赤いじゅうたんがとても目立つ。

日本で見られる16種のサギの種類の写真。

館内に展示されていたサギの剥製。

上からゴイサギ、チュウダイサギ、チュウサギ、ユサギ、アマサギ。

この周辺で見ることのできる野鳥。

キジ、ヒヨドリ、コゲラ、ツグミ、ダイサギ、キジバト、モズ、アオジ、

カワセミ、ツミ、メジロ、シジュウカラ、ジョウビタキ。

江戸時代より上野田周辺の屋敷林を中心に数万羽の鷺が群れて巣を作り、

卵を生み、ひなを育てていた。

その当時の写真。

「私の好きな見沼たんぼ」写真コンクール受賞作品の中で

スミダマンが気に入った写真をアップしてみました。

 

 

 

 


見沼田んぼの春と万年寺

2023-07-04 09:37:49 | 自然

さいたま市民にとってというよりは首都圏4434万人の市民にとっての宝物

首都圏最大の緑地空間(約1260ha)「見沼田んぼ」にゴールデンウィーク(5月3日)に

散歩して来たがブログアップが春から初夏に成ってしまった。

今迄も見沼田んぼ特集(2020-7-1~7-11迄5回)をアップしたが、

今回は見沼の歴史的意義がある万年寺を中心にアップしてみました。

万年寺(ばんねんじ)はさいたま市見沼区片柳1丁目のまさに見沼田んぼの中にある。

万年寺の山門、本堂、庫裡と鐘楼。

曹洞宗万年寺は号が長昌山。

1509年(永正6年)に創建された。

享保12年(1727年)に見沼代用水の工事を指導した井澤弥惣兵衛為永が当寺に事務所を置いたことで有名だ。

万年寺の手水舎の龍はとてもリアルだ。

龍といえば見沼には多くの龍神伝説がある。

ここ万年寺にも井澤弥惣兵衛と龍が女性に化身した伝説がある。

万年寺に基地とともに元地蔵、水子地蔵なども祀られている。

これは井澤弥惣兵衛の頌徳碑。

井澤弥惣兵衛は1663年(寛文3年)紀伊国(和歌山県)に生まれ、

土木技術に才能を発揮し、紀州藩主5代に仕えた。

その後8代将軍徳川吉宗に招かれ、幕府勘定方に着任し、

享保12年から武蔵国(埼玉県)に広がる見沼の開発に着手した。

1738年(元文3年)75才で没し、江戸麹町の心法寺に葬られている。

万年寺を出て周辺を散策していたらお寺の脇にシクラメン生産直売と書かれた園芸農家のビニールハウスがあったので覗いてみた。

https://www.nobuhiro-engei.com/

ビニールハウスの内は色種々な花が咲き乱れお花畑のようだ。

行った日は母の日のちょっと前だったので出荷を待っている(?)カーネーションのホッピングピングが見事に咲いていた。

ビニールハウスの外ではラベンダーの苗がやはり咲き乱れ鼻を花に近づけると素敵な香りが心地良い気分に導いてくれる。

かなり過ぎてしまいましたけど、やはり春は心躍る季節だ。

こんなのどかな風景が見沼田んぼにはどこまでも広がっている。

この豊かな自然がさいたま市の市街地から車で20~30分もあれば行ける。

まさにこの光景は「とかいなか(都会田舎)」そのものだ。

首都近郊において、美しい風景と古い歴史を残し、様々な見所がある見沼たんぼは、多くの人を魅了し、親しまれている。


古河桃まつり

2023-04-26 06:08:38 | 自然

「ようこそ日本一の花桃の里へ」のキャッチコピーに惹かれて

第47回古河桃まつり(茨城県)に行って来ました。(3月21日)

ここがJR古河駅。

上野東京ライン(黒磯~熱海)湘南新宿ライン(宇都宮~逗子)の停車駅。

浦和駅からは約40分で来られた。

駅前の広場には古河市の花「ハナモモ」が1本、シンボルツリーとして植えられており、ちょうど満開。

スミダマンを優しく迎えてくれた。

古河桃まつりの会場、古河総合公園の「古河公方公園」に到着。

バスで約15分、渡良瀬川の近くにある季節の花々が彩りそえる自然と歴史豊かな公園だ。

猿島台地の西端に位置する公方様の森。

三方を御所沼に囲まれ、その独特な地形は見る角度によって様々な風景を作り上げている。

江戸時代初期、古河藩主土井利勝(どいとしかつ)が江戸で家臣の子どもたちに

桃の種を拾い集めさせ、古河に送って領民に育てさせたのが始まり。

(領地では、燃料となる薪が乏しかったので、成長が早く、果実が食料となる桃が選ばれた。)

この故事に基づき1975年の古河総合公園の開園を機に花桃

(花を鑑賞するための桃)を植えて江戸時代を偲ばせる桃林を復活させた。

園内では主に4種類の花桃が楽しめる。

「知」「寿星桃」「源平」そして「菊桃」だ。

公園内にはいくつかの池があり桃の花の色が映った水面にゆったりと泳ぐ鴨がいたのでパチリ。

それでは園内の風景スナップを何枚かどうぞご覧下さい。

さらにちょっとアップして桃とあじさいの葉、満開の桃、

桃とレンギュ草、桃とコブシの花のグラデュエーション。

全園桃だらけの中で逆に小さな白い可憐な花をつけた鈴蘭に似た純白な花がとても新鮮に映った。

鎌倉公方足利利成氏(あしかがしげうじ)は1455年古河に移り、この台地に館を構えた。

以降「古河公方」と呼ばれ、五代にわたり約130年間北関東に一大勢力を誇った。

ここは徳源院の跡。

さらに公園内の目に止まった風景をカメラで切り取ってみました。

園内を歩いていく内に皆同じ着物を着た若き女性グループと遭遇した。

タスキを見ると「古河桃むすめ」と書かれてある。

皆さんイベントの合間に休憩タイムを取っているようだ。

この小高い山は富士見塚。

渡良瀬川の堤防と同じ標高22Mの高さに作られている塚は

子供たちの芝すべりの場所としても人気スポットだ。

山の山頂から見た眺めは素晴らしかった。

富士見塚の前には全面ガラス張りの洒落た平屋造りの軽食・喫茶、おみあげ処ジェラテリアがある。

その隣にはテントの中で古河の地元のおみあげ品(甘露煮、お茶、地酒など)が販売していた。

ジェラテリアを通って芝生広場に向かう途中に大きな鳥小屋がありなぜか立派な孔雀数羽がいた。

この広い芝生広場では古河桃まつりのイベントが行なわれていて多くの人々がくつろいで楽しんでいた。

屋台も多く並び大好物のあゆの塩焼が売っていたので買ってしまった。

古河駅前にはひと際目立つ超高層マンションがある。

この中の一室を現在当社では販売中。

最近、研修の旅のブログが続き、中古マンション販売の物件情報提供が滞ってしまったが、

今回たまたま古河に来たのでアップしてみました。

問い合せは048-882-0166(代)不動産部 大久保、内山、山野、押田まで


北野天満宮 梅苑のライトアップ

2023-03-24 06:02:56 | 自然

昨年から北野天満宮の梅苑「花の庭」は

京都洛中の名庭「雪月花の三庭苑」のひとつとして新たに再興した。(令和再興)

その夜間ライトアップ期間は2月24日~3月19日の金・土・日曜日。

時間は日没から20:00まで。

入苑料はお菓子付で1,200円だ。

今回はラッキーにも夕食の「なが田」さんより入場招待券をいただいて入苑できた。

上七軒で夕食を取り、日没を見て、重要文化財である東門から、

暗闇の中を梅苑「花の庭」へ向かった。

ご覧のように昼間の大混雑がうそのように人気がほとんど無くなってしまった。

東門をくぐり国宝の御本殿そして三光門へ。

夜の北野天満宮境内は本来の厳粛さを取り戻し、厳かな空気が流れていた。

毎月25日、天神さんの日はこのように日没から21時まで境内がライトアップされるそうだ。

いよいよ京都随一の梅の景観が見られる梅苑「花の庭」の入口のところに来た。

当苑の夜間ライトアップはLEDとかの電気系ではなく、

ろうそくの灯りで梅花を照らす和の方法で幻想的な世界を演出していて、

とてもホックリした光景となっていた。

最近新設された展望台近くは電灯のライトアップでくっきり浮き出てそれはそれなりに美しい。

夜の休憩所も昼間と変わらず人の群れ。

夜のお菓子も老松の銘菓が振る舞われていた。

苑内には梅の木を中心に約700燈のろうそくの光が

なんとも妖艶にボンヤリと梅の花を浮き出していたのがすごく印象的だった。

暗夜の中ライトアップされた楼門と一の鳥居を抜けて帰路についた。

今日も1日よく歩きました。(1万4700歩)

 


北野天満宮と梅花祭

2023-03-23 06:03:22 | 自然

2月25日は菅原道真公の命日の梅花祭が開催。

この梅花祭の歴史はなんと約900年、本当にすごい歴史の重みだ。

梅は御祭神であられる菅原道真公がこよなく愛された鼻に御神縁深き愛木として親しまれて、

道真公が京の都を去る時の歌があまりにも有名だ。

「東風が吹かばにほいおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るるな」(拾遣和歌集)

毎年梅花祭では野点大茶湯が開かれる。

この行事は昭和27年から始まったそうだ。

ここ文道会館では野点拝販券が2,000円で販売され、恐ろしいくらいの長蛇の列が出来ていた。

お茶会ということで着物を着た外国人の並んでいるのが一際目に付いた。

重要文化財の中門と呼ばれている三光門前に見事に咲いた白梅と

鼻の庭入口に1本圧倒的に存在感のあった紅梅。

悪疫除札付「思いのまま」初穂料1,000円の授与所と各願いのお札の古神札収め所。

完全にガードされた梅花祭野点大茶湯の風景。

多くのカメラマンがお茶会の雰囲気を撮ろうと立派なカメラを持って

シャッターチャンスを狙っている中を一ブロガーが一緒になって写真を撮ってみました。

この日は花街上七軒の舞妓芸妓が総出でご奉仕だ。

それにしてもすごい人出だ。

境内一円を梅の香りが包む。

まさに「にほいおこせよ梅の花」だ。

北野天満宮梅苑は「花の庭」と称して妙満寺塔頭、

成就院「雪の庭」清水寺塔頭成就院の「月の庭」とここで雪月花三名園といわれている。

ここ梅苑「花の庭」には菅公ゆかりの梅50種類約1500本が植えられ、

白梅、紅梅、一重、八重の梅が咲き競っている。

梅苑の中に新設された展望台。

梅苑360度が見渡せて、絶景を大いに楽しむことができる。

広い梅苑の一角にはお茶とお菓子をいただきながらゆっくり休憩できるお茶屋がある。

ここを運営しているのは上七軒にある老舗菓子舗「老松」のようで和菓子と昆布茶が振る舞われていた。

本殿の裏手には豊臣秀吉が京都を守るために作った有名な土塁「御土居」があり

下には紙屋川が流れ、この高低差は人工的なもので秀吉のすごさが伝わってくる。

ここは梅というよりは秋のもみじの紅葉で有名な場所だ。

2万坪の境内一円に紅白の梅が咲き競い京都に春の訪れを告げる。

改めて「東風(こち)吹かばにほいおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るるな」

昼間は気が付かないが梅の花の影にガラスのランタンが。

明日はライトアップの花の庭をアップします。

 


京都御苑と梅

2023-03-21 06:15:53 | 自然

2021-4-28付、2022-8-31付ブログ参照

蛤御門。

正式の名称は「新在家御門(しんざいけごもん)」。

門の形状は高麗門型の筋鉄門。

御所の火災の際、滅多に開くことのなかった門がこの時だけは開いたため、

固く閉じていたものが火にあぶられて開いたことをハマグリになぞられて

「蛤御門」という俗称が付けられた。

そして蛤御門の変で門柱に命中した弾痕の跡。

京都御所の南に位置する御所の正門がこの建礼門。

天皇・皇后と外国元首級のみが通ることのできる最も格式の高い門。

建礼門から南に大通りがのび「葵祭」「時代祭」は建礼門がスタート地点になっている。

京都御所の南西側にある梅林には約200本の梅の木がある。

主に昭和20年代に京都各地の神社から譲り受けた穂を接ぎ木で育てたもの。

梅林の北隣には約70本の桃林がある。

九条邸跡。

九条家は五摂家の1つで平安後期以降多くの人が朝廷の重要職である摂政や関白についた。

その娘の多くも天皇妃となり、大正天皇の皇后節子(さだこ)もその1人だ。

広大だった屋敷も今では池の畔の茶室の拾翠亭と九条邸の鎮守だった厳島神社が中島に残るばかりだ。

京都御苑池の弁財天厳島神社。

その鳥居は平清盛建立の唐破風鳥居で重要文化財になっている。

蚕ノ社の三柱鳥居、伴氏社の鳥居とともに京都三珍鳥居の1つに数えられている。

京都御苑南西角に位置する閑院宮邸跡は江戸時代から続いた閑院宮家の屋敷跡だ。

京都御苑は御所を中心に200もの宮家や公家の邸宅が建ち並ぶ公家町でしたが、

明治初期の大内保存事業でこれら邸宅は取り壊された。

そのなかで閑院宮邸跡は創建以来の場所にあって当時の建物や庭園の面影を今に伝えている。

閑院宮家は伏見宮、桂宮、有栖川宮家と並ぶ四親王家のひとつで

東山天皇の第6皇子直仁親王を始祖として宝永7年(1710年)に創立された。


しょうざん庭園

2022-12-25 06:34:02 | 自然

https://www.shozan.co.jp/index.html

京都洛北・鷹峯のふもと、約35,000坪にもおよぶ「しょうざんリゾート京都」の

広大な敷地の中にある庭園が「しょうざん庭園」だ。

今年も例年の秋の紅葉ライトアップが行われていた。

この写真の左側がチケット売場。

真ん中奥が庭園の入口の門だ。

入園料は700円で11月11日(金)~12月4日(日)、PM5:30~PM8:00(閉門)まで紅葉を思い切り堪能できる。

こちらが正門の福徳門。

なんと立派な門なのでしょう。

お庭に入るといきなり北山杉の秘園の中、

樹齢450年の台杉がライトで浮き出されて目の前に迫ってきた。

楓の紅葉もそれに負けじとばかり魅力的な姿で迎えてくれた。

まさにこの光景は言葉では語り尽くせない妖艶な世界であった。

四季折々に表情を変える北庭園には紙屋川が流れ、

しょうざんの迎賓館をはじめ、日本の粋を集めた茶屋や屋敷が点在している。

そして特別にライトアップされた空間は紅葉に包まれた風雅で幻想的で息を呑むようだ。

もともと北山杉は600年以上の歴史を持ち、

仙洞御所、桂離宮、修学院離宮などに用いられた朝廷御用木。

現在は「京都府の木」に指定されている。

台杉とは1本の親杉から幾本もの垂木がとれるもの。

しょうざんにある3,000本の北山杉はすべて北山から移殖された台杉。

いずれも350年から500年の歴史を持つ。

今回の秋の紅葉の京都で極めつけの紅葉がこの迎賓館「峰玉亭」の前の

池に映った恐ろしいほど妖艶な紅葉の姿でした。

実際はこの写真では十分に伝えられないほどの素晴らしさです。

まさに百閒は一見にしかず。

読者の皆さん、この興奮を味わいたいならば是非一度来て見て下さい。

本当にすごいですから。

しょうざん庭園

なんとか皆さんに池に映った紅葉の樹木の深さを、

底なし沼のような深さを伝えたいと動画も撮ってみました。

この深遠な風景は関係者に聞いたところによると、

照明技術の進化によってなせた技だそうです。

本当にすごかった!!

池もそうだが闇夜の空に登っていく北山杉の雄姿も感動的であった。

 

 

以上、幻想的なライトアップされたしょうざんリゾートの庭園であったが

翌日昼間の庭園を訪ねて夜の池の恐ろしさの仕掛けの裏側を見にまた行ってきました。

これが「しょうざんリゾート京都」全体の案内図。

約35,000坪もあるそうだ。

この案内図の右側に最近オープンしたヒルトンのラグジュアリーリゾートホテル「ROKU KYOTO」。

LXRHotels&Resortがある。

コンセプトは「Dive into Kyoto」だそうでぜひ一度見に行ってみたい。

一夜明けた朝6:45頃のしょうざん庭園チケット売場と正門「福徳門」。

真紅に紅葉した樹々と奥にそびえ立つ北山杉。

素晴らしい。

これが昼間(16:30)のしょうざん庭園の正門と台杉の北山杉と紅葉と敷きもみじ。

ライトアップされた夜の姿と随分違うでしょう!?

これが空にそびえ立っていた北山杉。

素敵ですけど夜の姿と比べるとちょっとネ?

庭園内をぞろぞろ歩いた中で目に留まった美しい風景、

見事な紅葉をカメラで切り取ってみました。

こちらは真っすぐのびた北山台杉と紀州石を贅沢に使ったお庭。

きれいに敷かれた敷紅葉の中を流れる小川のせせらぎ。

あまりの美しさに思わず一句生まれそうだ。

木の樽を生かした茅葺きの茶室。

ここでお茶を一服したら最高でしょう。

そして昨夜、感嘆の声を思わず上げてしまった池に来ました。

そこには夜気付かなかった錦鯉が何匹も泳いでいました。

何よりも驚いたのは池の深さが1mも無いほどの浅さだということ。

昨夜は数十メートルもの深さに腰が引いてしまったのに。

照明技術のすごさ、人間の目の錯覚とは恐ろしいものだと改めて思ってしまった次第です。

最後に手入れの行き届いた苔と真っ赤に紅葉したもみじの葉1枚。

絵になりますネー。

 

 


水郷潮来あやめまつり

2022-07-05 06:23:49 | 自然

水郷の二大あやめまつりが行われた。

1つは第71回・水郷潮来まつり(5/20(金)~6/19(日))。

もう1つは水郷佐原あやめまつり(5/28(土)~6/19(日))。

会場間アクセスは約8分(4.3km)土日のみ。

この間に無料シャトルバスが運行されていた。

昨日も若干触れたが、2つのあやめまつりが行われていたのは近くに来るまで知らず、

多少混乱してしまったが、どうしても一度見てみたかったのが水郷潮来あやめだった。

これが水郷潮来の案内図。

来る前にイメージしていたよりも狭いエリアだったので若干意外であった。

よくTVなどで報道されている水郷潮来あやめ園の水路に架かる太鼓橋の思案橋。

佐原の方は有料だが、ここ潮来は入場料は無料だ。

やや渋滞の道を駐車場を探しながらノロノロ運転をしていると

船頭の服装をした年配の男性が旗を上手に使いながら誘導され、

気が付いたら駐車場兼おみやげ売場兼ボート乗り場であった。

そんなことでCコース5,000円を2人だけで乗る羽目になってしまった。

船から見た水路と橋とあやめ園。

水郷の風情がただよう風景が続いている。

この水路の中心地3舟乗り場。

この地区に大会本部が設置されている。

舟から見た水郷潮来あやめ園のあやめ光景。

水路をしばらく上がっていくと嫁入り舟の出発点、

津軽河岸あと広場(水郷旧家磯山邸)の前を通る。

船の先には寿の提灯とお米の一俵俵の山が飾ってあった。

もう一艘の船は大太鼓をはじめ、お囃子隊の一団が乗り、

本番に向けての練習をしていた。

スミダマンは何だかわからないうちにエンジン付きの大型ボートに乗ってしまったが、

こちらが本来の女船頭さんが手漕ぎで操る3舟に乗って水路を進む

風情あるれる水郷潮来の魅力をゆっくり満喫できる姿だ。

水路の前川を出て霞ヶ浦につながる北利根川を渡るJR成田線の鉄橋と

前川水門橋の横にある潮来ホテルの風景。

この北利根川は一見すると海のような広さだった。

また、橋の欄干などに吊り下げられた風情ある提灯は夜になると

幻想的なライトアップの彩りを添えるらしい。

こちらはやや太鼓のアールがゆるやかな水雲橋と3舟の風景。

橋の上は眺めが良いため、人だかりがすごい。

橋の上から撮った水郷潮来あやめ園の一部。

全景とあやめ畑のアップ。

あやめ園では紫、白、黄と色とりどりのあやめが約500種100万株が咲き競っている。

種類は早咲きから遅咲きと色々あるが、この日は満開で最高状態のようだ。

今度は満開のあやめ園から見た思案橋。

そして、あやめの群生。

絵になりますネー。

通称「あやめ」と言いながらよくわからないのが「花菖蒲」と「杜若(カキツバタ)」の違い。

「あやめ」は4月下旬~5月上旬に咲き、花弁の弁元に入っているあやめ(綾目)が特徴。

「花菖蒲」は花期が6月、花弁の弁元が黄色で品種が多彩。

「杜若(カキツバタ)」は花期が5月中旬~5月末、

花弁の弁元に白一本筋、円の池の淵などに多くみられる。

前の知識をもとに「あやめ」「花菖蒲」「杜若(カキツバタ)」を当ててみてください。

園内のおみやげ売場コーナーにも、あやめの鉢植えが売っているのも

いかにもあやめ園らしい。

水雲橋近くの3舟乗り場付近にある一連の記念物が強烈にアピールしてくる。

潮来の伊太郎像、吉田正作曲・佐伯孝夫作詞で大ヒットした

橋幸夫のデビュー曲潮来笠の歌詞碑。

これを見るとスミダマンも思わず「潮来の伊太郎ちょっと見なれば・・・」と

口ずさんでしまう大ヒット曲だった。

そして橋幸夫の名曲集(潮来笠、伊太郎旅唄、いつでも夢を(吉永小百合デュエット)、

恋のメキシカンロック等)懐かしいですネー。

さらに水郷あやめ園の風景。

シャッターが止まりません。

これから嫁入り舟の受け入れの準備をする「3舟乗り場」周辺の光景。

これが新しくなった嫁入り舟のルート図。

水郷旧家磯山邸から花嫁出発。

津軽河岸からあやめ園沿いをお披露目運航約10分後、

思案橋を越えたところで船首変更「3舟乗り場」着約20分後、

園内練り歩き、花嫁像前から人力車で水郷旧家磯山邸へ(約30分後~)。

嫁入りのシャッターチャンスを逃すまいと身構えている女性カメラマン。

ひょっとして関係者かも?

この嫁入り舟は最初、観光客向けのショーだと思っていたが、

実は本物の嫁入り結婚式だった。

この日は2組、東京都板橋区の女性と地元潮来市の女性。

「一生に一度の幸せを味わいたい」と応答したらしい。

しかも今年はコロナ禍で3年ぶり開催という記念すべき嫁入り舟。

あやめに囲まれた中での和装姿の新郎新婦は他では見られない

日本の結婚式の原風景を見ているみたいで本当に美しかった。

多くの観光客の中には、どうしてもペットの猫を家に置いていけない人は

こんなリュックサックを背負ってきている女性もいた。

以前京都駅の新幹線でも同じ風景を見たっけ。

水郷潮来あやめ園と水路の前川に架かるシンボルブリッジ・思案橋。

そして最後に雨と傘が似合う水郷潮来あやめ園の全景アングル。

とても行って良かったです。


ルピナスとアイランドポピーIN森林公園

2022-06-14 06:04:04 | 自然

春の武蔵丘陵森林公園は「花十選」と称して

広い広い園内に3月から5月頃までお花畑で幸せな時間が流れる。

その花十選はカタクリから始まってアイランドポピー、モネフィラ、ヤマブキソウ、

ルピナス、シラー、シライトソウ、デルフィニウム、シャーレーポピー、アリウムと続く。

来園した5月初めは特にルピナスとアイランドポピー(見頃は過ぎていた)がメインの花だった。

ルピナスは中央口から徒歩約15分のところにある、

こもれび花畑(公園庭園樹園)一帯が約4万本のルピナスの園で

まさに真盛りといった時期だった。

そこはまるでヨーロッパの春の森といった感じ。

今回は写真を中心にアップしてみましたので自然の美しさをお楽しみください。

ルピナスはマメ科の属の1つで和名はハウチワマメ属(葉団扇豆属)。

名はオオカミに由来し、吸肥力が非常に強い特徴を貪欲な狼にたとえたもの。

また、花の様子がフジに似ており、花が下から咲き上がるため、

ノボリフジ(昇藤)とも呼ばれている。

生息地は地中海沿岸地方と南北アメリカ、南アフリカなどに200種以上分布している。

日本では明治期に緑肥用作物として導入したが、

現在は園芸植物としての栽培が一般的になっている。

ルピナスは日当たりと排水の良いやや乾燥したところを好む。

また連作を嫌うため植える花畑を数年ごとに変えている。

葉には長い柄があり、草丈は50~180cmくらいにもなる。

欧米では花壇の背景に重要な植物であり、切り花にもされる。

このコーナーの写真はルピナスは畑にアクセントとして人物を入れてみた。

そうすると物語性が生まれて新たに語りかけてくるものがある。

この年配の女性は愛犬を置いてあった椅子の上に座らせて

いつまでもずーっとシャッターを押し続けていた。

その気持ちに応えるようにこのワンちゃんもじーっとポーズを

取り続けていたのには驚いた。

ところでルピナスの種類は黄花ルピナス、アルボレウスルピナス、

テキサスルピナス、青花ルピナスなど多くあり、

紫、ピンク、白など花色の豊かさと豪華な花姿は

かなりインパクトある花だと思う。

一昔前、ニュージーランドで見た巨大なルピナス草原の強烈な印象が思い浮かんできた。

こちらはルピナス畑の隣で規模は多少狭いが

鮮やかなブルーの花を咲かせていた「デルフィニウム」。

約3,000株の青の花畑が人々の目を引きつけていた。

デルフィニウムはキンボウゲ科の属の1つで学名のDelphiniumはギリシャ語で

イルカを意味している。

これはつぼみの形がイルカに似ていることに由来する。

和名はオオヒエンソウ(大飛燕草)であるが、あまり和名は使われていない。

ヨーロッパ、北アメリカ、アジア、熱帯アフリカの山地に250種程度が分布している。

本来、多年種であるが、日本の夏の暑さに耐えきれないため、

園芸店などでは一年草として扱われることもある。

こちらも艶やかで目に染み入るブルーの花畑の中で

若い夫婦と赤ちゃんが素敵なポエムを伝えてくる。

やはりお花は人間を美しくさせる存在だ。

またルピナス畑に足を戻し、その魅力にさらにシャッターを切り続けた。

この場がしばし離れられなくなってしまったのは

わかっていただけると思う。

次はルピナスのこもれび花畑からアイランドポピーの咲く運動広場へ1.6kmのバス移動。

こちらも樹々に囲まれたなだらかな丘の細長いエリアに約70万株(関東最大級)の

アイランドポピーが若干ピークは過ぎたが可憐な花を咲かせていた。

まさに圧巻のスケールで織りなす花の宴だ。

アイランドポピーはケシ科の植物で、本来は短命な宿根草だが

高温多湿に非常に弱いため秋まき一年草として扱われている。

現在では和名のシベリアヒナゲシは使用されなくなり、

英名のアイランドポピーと呼ばれている。

花言葉はなぜか「慰め」。

1759年、北極探検隊に加わっていた

植物学者によってシベリアで発見されたためこの名がある。

野生下の原種はシベリアから極東に分布しており、

シノニムとされた別種を含めると北アメリカの亜寒帯にも生息している。

こちらもアイランドポピー畑に人を入れて撮ってみると

さらに絵画になってストーリーが始める。

この花は園芸種として人気があり、一日で散ってしまう他のケシと異なり

花が数日間持つので切り花にも用いられる。

アイランドポピーの草丈は30cm余で茎はよく曲がり

その頭頂に薄手の和紙のような花弁4枚から構成されるカップ型の花をつける。

園芸種はオレンジ、サーモン、ローズピンク、クリームの各色の絞りなど

花色の変化に富んでいる。

広大なアイランドポピーの畑の隣に先述のルピナス畑の隣のデルフィニウム畑のように

同じブルー系の「アヤメ」畑が今ちょうどピークを迎えて

元気よく咲く誇っていた。

「アヤメ」はアヤメ科アヤメ属の多年草。

生育は比較的乾燥している場所を好む。

アヤメ属の他の種別である「ノハナショウブ」や「カキツバタ」のように

湿地に生えることは稀である。

分布は北海道から九州まで幅広くハナショウブやカキツバタを

含めてアヤメと呼称する習慣が一般的に広まっている。

参考にアヤメとカキツバタとハナショウブの花の特徴と画像をアップしてみました。

この3つの花の違い、区別、わかりずらいですよネ。

アヤメの葉は直立し、高さは40~60cm程度。

葉幅はハナショウブやカキツバタに比べると狭い。

花形は主に三英花(外側の大きな花弁が3枚)、花弁の付け根には網目模様が特徴である。

西口ひろばにはモネフィラ畑があるが今年は生育不良でクローズだ。