七宗にある三畳紀中期~ジュラ紀前期のチャートを上から見ました。前日来の雨で飛騨川も増水迫力があります。
チャート
この辺りには甌穴(おうけつ)も沢山あり、ジュラ紀中期のチャートが分布しています。当時はまだ日本列島は存在していなかった。
甌穴(おうけつ)
ちょっとした窪みに石があってその石が水の流れでくるくる回り、時間の経過と共に土台の石が削られ穴になるようです。とてつもない時間がかかる仕事です。
日本一古い部類の岩石
何年か前までは日本で一番古い岩石だったのですが、新たに見つかったところがあり一番古い岩石の仲間になりました。何と20億年前の石だそうです。日本最古級の年代を持つ片麻岩礫岩を含んでいるそうです。
メランジュ
次は金山の馬瀬川上流に出かけ、濃飛流紋岩の中にメランジュ(混在岩)が分布する岩石を見学。
石の中に石が入っているというのは普通に考えるとありえない事ですが、長い地球の生成の中には実在するのですね。
火道角礫岩
噴火口の火道の内側の石を取り込んでいる石です。これも普通に考えると出来るはずのない石の塊です。そんな石がこの辺りにごろごろと在るのです。
最後に美濃太田の化石木を見る予定でしたが増水のため見ること叶わずでした。とっても内容の濃い講座になりました。世界的に有名な小嶋先生の貴重な講座を聞くことが出来ました。感謝です。小嶋先生ありがとうございました。
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