ふれあいの森自然学校 活動報告

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天下分け目の関ヶ原を目の当たりに!

2019-05-13 17:04:33 | みのまるかじり講座

岐阜県は全国的にはよく知られていないようですが、関ケ原は知らない人がないほど有名です。雪や高速道路の情報には必ず出てきますし、歴史の学習で関ケ原合戦は必須。近頃のゲームや歴女さんのブームにも乗っかって、注目を集めています。今回は関ヶ原合戦の陣跡を巡ります。

                                                        歴史民俗資料館!


地元のガイドさんに付いていただいて説明をお願いしました。資料館の中には甲冑や鉄砲、合戦屏風などの展示があり、まさに419年へのタイムスリップでした。

                                               烏頭坂、島津豊久碑!


戦いに決着がつき西軍は次々に敗走する中、残った西軍薩摩の島津軍は東軍の陣に突入し敵中突破して徳川軍の横を抜けて伊勢街道に向かいました。東軍井伊直政・本田忠勝軍に追撃され、多くの犠牲を払いながら島津義弘は薩摩に帰ることができました。この時、甥の島津豊久が討死しました。島津豊久碑の所に薩摩ゆかりと思われるイスノキがありました。岐阜県では滅多に見られない木です。薩摩と岐阜の繋がりと歴史を思い巡らせる事となりました。

                                                      合戦場、全貌!!


関ケ原は中山道・北国街道・伊勢街道の交差点で四方の山から見下ろせる場所です。写真右方向が桃配山・徳川家康最初の陣で、左に見えるのが笹尾山・石田三成陣跡です。正面に見えるのが丸山烽火場で東軍が開戦の烽火(のろし)をあげたところです。丸山烽火場から石田三成陣跡までは「エコフィールド関ヶ原」として整備され自然の中の散策道になっています。竹林の中や池の周りなどを散策しました。

                                                            マムシグサ!


池の周りにあったマムシグサです。葉のつき方も変わっていますし、花は仏炎苞と呼ばれる蓋付きの筒の中にあります。エコフィールド関ヶ原ではヒメコウゾ、コゴメウツギ、カナメモチ、ヤブニッケイ、ノアザミなどを紹介しました。

                                                        笹尾山・石田三成陣跡!


西軍石田三成の陣があった笹尾山は標高約200mくらいで10~15分で登れるのですが結構キツイ!!頑張れ頑張れと皆さんで声かけあって登りました。展望台からは合戦地が一望できました!すぐ下に決戦地の碑が見えています。419年前の1600年旧暦915日に石田三成は味方が倒れていくのをここから見ていたんだなあと完全にタイムスリップした瞬間でした。

                                                        関ケ原の戦いを見ていました!


福島正則陣跡です。春日神社のお社と「月見の宮大杉」の大木です。この木は樹齢800有余年で、419年前の戦いの時は樹齢400年余り。福島正則に会っています。戦いの一部始終も見ていました。太い幹に触れると感慨ひとしおです。彦根城に所蔵されている関ヶ原合戦屏風にはこのお社とこの木が描かれているのです。数年前に枝が折れたそうで、その材はお土産になっていました。

 今シーズン一番の暑い日の中、山に登ったり駐車場から歩いたりでお疲れさまでした。今日回ったのはほんの一部です。関ケ原の陣跡はまだまだたくさんあります。関ヶ原合戦の事をもっと知りたくなった方は、是非訪れてみてください。そしたら、ますますもっと知りたくなってしまいますよ。

コメント (2)
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