思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

『毒々生物の奇妙な進化』 意外と専門的な毒毒トーク

2023-08-25 11:20:17 | 日記
『毒々生物の奇妙な進化』
クリスティー・ウィルコックス
垂水雄二:訳

著者はハワイ大学で毒性生物の研究を学んだサイエンスライター。
自らの毒性生物との関わりエピソードや
周囲の研究者たちの毒エピソードを交えて、
様々な毒性生物の仕組みや進化にまつわる話しが綴られています。

エピソードのひとつなのですが。
大量の毒蛇を飼いながら、
自分の体内にペットの毒を取り入れる人種が
一定数いるって話しにはびっくり。
そういうコミュニティとかもあるみたいです。
ど、どういう?

かわいいくせに猛毒ギャップでおなじみ
「かものはし」も、発見当初は研究者の間で
毒性生物だと認識されていなかったそうです。
かわいさが勝つよな!
その毒性が発見されるまでの科学界の
あーだこーだですったもんだ、みたいな話しはおもしろい。

とはいえ、全体的にそういうオモシロ本かと思ったら、
もうちょい免疫学とかのマジ学術寄りだったかな。
一介の読書人としては、ちょっと専門的な話しが多かった印象。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする