思惟石

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【読書メモ】2015年8月 ③コナリー3冊

2021-11-02 18:18:53 | 【読書メモ】2015年
<読書メモ 2015年8月 ③コナリー3冊>
カッコ内は、2021年現在の補足コメントです。
マイクル・コナリー月間、まだ続いてたんか…!


『エコー・パーク』マイクル・コナリー
<ハリー・ボッシュ>シリーズの12作目。
あまりにも覚えてないので買って読んだ。
再読した結果、初読のときにぴんとこなかった諸々が楽しめた!
訳者は、ボッシュシリーズは単品で読んでもおもしろいと言うが、
やはりすべて通しで読んでこその面白さはある。
ボッシュの短気っぷりとか、パートナー怒らせる感じとか、
すぐ間違った人間疑って爆発するところとか笑

(13作目の『死角』を先に読んだものの
 意味わからなかったので、大人しく買って読みました)


『スケアクロウ』マイクル・コナリー
ジャック・マカヴォイが主人公の第二弾。
相変わらず暗くて女々しくてやだこの人!
この作者は悪党シリアルキラーを描写するのは向いてないんじゃないか。
ちょっとしたはずみの犯罪で、いろいろな事情が絡まって
二転三転というプロットのが面白いと思う。
あと作者によるレイチェル推し、やめてほしい。

(新聞記者ジャック・マカヴォイが主人公のシリーズ
 第一作『ザ・ポエット』はこちら
 ジャックが安定して暗くて女々しい性格です笑)


『ナイン・ドラゴンズ』マイクル・コナリー
<ハリー・ボッシュ>シリーズの14作目。
衝撃作w
ボッシュの老害っぷりが酷くなっている!
というか、周囲の人物への当たりがキツすぎない?
イグナシオは暴走するほどの性格ではなかったし、
死ななきゃならんほどでもなかったと思うけど。
あとクイック一家を喉かっさばいて殺すほどのギャングが
ボッシュの娘には何もしないのな。
ちょっとした登場人物の行動や扱いの差が気になる。
作者の性格なのか、都合なのか。
コメント
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