思惟石

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【読書メモ】2013年6月② ミステリ2冊

2020-07-13 11:02:52 | 【読書メモ】2013年
<読書メモ 2013年6月②>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。


『ラグナ・ヒート』ジェファーソン・パーカー
処女作らしいけど、すごいおもしろい。
しかし登場人物が多すぎて名前をまったく覚えられなかった。
主人公がハードボイルドの割に若くて意外。32歳。

(山本光伸:訳。
 アメリカの現代ミステリ作家では有名な著者のデビュー作だそうです。
 1985年刊行。
 幼い頃に母親を殺害され、LAではトラウマ級のトラブルを起こし
 ついでに離婚もして故郷に戻ってきた主人公トム・シェパード。
 なんだかハリー・ボッシュに似ている匂いがするな。
 シェパードの方が先行しているみたいですが。
 
 凄惨な事件から始まり、謎が謎を呼びつつ
 過去の事件も明らかになり。
 一気読みできる一冊です)


『象は忘れない』アガサ・クリスティ
クリスティってやっぱすごいなあ。
これは晩年の作品らしい。
イギリスでは21時過ぎに普通にお茶に寄ったりするんだなあ
とどうでもいいところで感心した。

(ポアロシリーズの最後の作品。
 過去の心中事件の真相を探ってほしいという依頼を受け、
 英語の「An elephant never forgets(象は恨みを忘れない
 +そして報復する)」ということわざを引用して
 「象のように」記憶の良い人を探す。
 いるんかい、そんな人)
コメント
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