思惟石

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【読書メモ】2013年5月② 時代物2冊

2020-07-02 16:39:06 | 【読書メモ】2013年
<読書メモ 2013年5月②>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。


『小太郎の左腕』和田竜
やはり映画の人だなあと思う。
感情移入したくなるカッコいい登場人物が
敵味方に一定数存在するのが特徴的。
小太郎は「やさしい」からというのは、
ちとムリがあるのではなかろうか。
最後の殺しまでは予想しなかった。

(戦国時代の狙撃集団として有名な雑賀衆のひとり
 雑賀小太郎が主人公。
 表紙は『のぼうの城』と同じくオノ・ナツメ。
 装幀もいい。
 『忍びの国』の山口晃の無駄遣いとは対極である(しつこい))


『清須会議』三谷幸喜
柴田勝家の負けっぷりが泣ける。
らっきょうを手土産にして断られるあたりは面白かった。
戦国鍋の舞台のイメージも合わせて、残念な感じに。

(ちょこちょこ言及してますが、
 「なんとなく歴史が学べる」がうたい文句だった
 歴史番組『戦国鍋TV』がものすごく好きだったんですよ。
 仕事が辛い時期、戦国鍋と塊魂が心の支えだった
 暗黒時代がありまして。
 心の支えを求めて、舞台まで観に行ってしまった笑
 大和田獏が柴田勝家をやっていて、楽しかった。

 あ、戦国鍋TVの続編、
 戦国炒飯TVが始まるんですって!!
 超楽しみ!!私の心を支えてくれ!!!
 当時ほど荒んではいないけど。

 それはさておき、清須会議。
 小説を書き下ろしてから、監督として映画化したそうです。
 役者さんに対してアテ書きをするイメージがあったので、
 映画が先かと思っていました。

 淡々とした文章でテンション高い内容で、
 まさに会議は踊るって感じで、おもしろかったです)
コメント
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