思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

『まるまるの毬』和菓子をつまみに呑む

2020-07-09 16:33:04 | 日記
10代の頃は生クリームやチョコレートなど
パンチの効いた洋菓子が好きでした。
大学生で上京して、
憧れの高野フルーツパーラーに行ったとき
感動しつつも
「果物よりチョコとクリームを増量したい…」
と思ってしまったのも若さゆえでしょう。

20代の頃はマカロンやチョコや、なんならケーキをツマミに
ふつーにビール飲めてました。

と、30代の今、文字で読んだだけで吐きそう。
おえー。
すっかり胃が軟弱になってしまった…。

とはいえ和菓子、あんまり食指が動かないんですよねえ。
油分は好きだけど、砂糖は好きじゃないからかなあ。

というわけで和菓子をつまみに呑む、って書いただけで
やっぱり吐きそう。
おえー。
じゃあ書くなって話しですけど。

和菓子がテーマの『まるまるの毬(いが)』は
お酒のみながらかるーく読むのに良かったです。
という話しです。

家慶の時代だから江戸の後半のさらに後ろの方。
麹町にある小さな和菓子屋の営む治兵衛じいちゃんと、
出戻り娘お永、元気な孫娘お君の家族の物語。
連作短編なので、ちょちょっと読んで、
夜更かしせずにさくっと眠れて、ちょうどいい。

作中の和菓子の名前の由来(松風とか、まるまるとか、いいですね)
つくりかたのコツ(干し柿の砂糖漬けで風味をつけるとか、おしゃれだ)
読んでいて楽しいです。

ああ、
学生時代はケーキ屋さんのドラマを観て
(『アンティーク』です、たっきー社長若かりし頃の)
22時に「腹減った!!甘いもの食べたい!!」とコンビニに走ったり、
お金がないから水飲んで布団に潜って我慢したり。
色々と忙しい人間だったんですよ…。

今、すごく平和に、ふつーにビール飲みながら
「和菓子かわいい〜」とか言って、
ふつーにスヤスヤ眠っちゃってる自分がいます。

まあいいか。
今日の夕飯(つまみ)何にしようかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする