思惟石

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【読書メモ】2011年6月  ②

2019-10-10 13:42:53 | 【読書メモ】2011年
<読書メモ 2011年6月 ②>
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。


『ニシノユキヒコの恋と冒険』川上弘美
ニシノユキヒコが付き合った女性たちのモノローグ集。
って、どんな人間離れした男だ!と思って読んだら、
とても人間臭いニシノ氏が様々な角度で描かれていて、楽しい。

(楽しいですよ!)


『海のある奈良に死す』有栖川有栖
「海のある奈良」が小浜だと知らず、
そもそもの設定にしばらく気づけなかった…。

(<作家アリスシリーズ>の長編ものです。
 動機や人物造形に文句をつけつつ、結構読みやすくて
 立て続けに読んでいました)


『私は赤ちゃん』松田道雄
赤ちゃんの視点で書かれたエッセイ。
1960年に出版されたものなので、知識としては古いけど(団地族!)
赤ちゃんの気持ちはすごくよくわかる。かわゆい。

(かわゆいですよ!)


『建築探偵 奇想天外』藤森照信
久しぶりに読んだけど、勉強になりますな。

(東大名誉教授でもある建築探偵・藤森照信先生の
 為になって面白い、建築紹介本です。
 ※実在の人物ですよ。小説じゃなくて。
 建築探偵は藤森先生の肩書みたいなもんなので、
 ちくまやら朝日やら色んな出版社に似たタイトルの本がありますが、
 これは『建築探偵 + 四字熟語』のシリーズです。
 東奔西走、雨天決行、神出鬼没、奇想天外の4冊だと思います。
 学生時代に一通り読んだはずですが、
 手元には一冊も残ってないという私あるある。
 というか絶版になってる…?ちゃんと保管しておけば良かった…!!!
 近ごろ、このパターンが多いな)


『キッドナップツアー』角田光代
読まず嫌いだったけど、悪くない。
少なくとも夫よりは良い。

(夫ではなく、元夫ですね。まちがってすみません。
 しかし、この元夫婦の作品は、どちらも、
 イマイチぐっと来ないんだよなあ…。なんでだろう…)


『仏果を得ず』三浦しをん
文楽の話し。おもしろかった。文楽も観てみたいな。

(氏の文楽ラブエッセイ『あやつられ文楽鑑賞』と
 併せて読むと100倍楽しめます!
 あ、『仏果を得ず』は、一応、青春小説です)


『十二国記 風の海 迷宮の岸』小野不由美
<十二国記シリーズ>を時間ができたら読んでみようと思ってた。
これはまあまあ面白かったのだけど…。
『月の影 影の海』は途中で放棄。
コメント
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