~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

23/3/4(土)「阪南市SDGs未来都市シンポジウム」に出席

2023年03月04日 | まちづくり・市民活動
たくさんのゲストをお招きしての、
「阪南市SDGs未来都市シンポジウム」でした。




会場には150人くらいの来場で、
ちょっと寂しかったですが、
なかなか内容の濃いシンポジウムでした。

もっとたくさんの市民活動団体の方に、
阪南市がめざしているまちづくり、次世代への展望を、
しっかり聞いてほしかったなあと思いました。
なので、聞けなかった方のために、ちょこっと報告。
あくまでも、私の心に響いたことだけですが。

阪南市は、昨年、
「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」に選定されました。
「モデル事業」は、特に全国で10自治体しか選ばれない事業で、
それがどんなに意義あることか、
今日あらためて再確認しました。
モヤモヤしていたことが、すっきりした気持ちです。

内閣府地方創生推進室の参事官補佐、という方の説明によれば、
阪南市が選ばれた理由は、
「経済」「社会」「環境」が計画の中にはっきり示されていることをあげられていました。

この資料、わかりやすかったです。
その「経済」「社会」「環境」が、実践としっかりリンクしている強みを、
各企業との取り組みの報告から実感できました。

①✕伊藤園「お茶のある暮らし」プロジェクト
●お茶を軸にした健康づくり
 お茶と健康長寿の関連を検証していく
 →阪南市民が参加し、研修と成果を見える化
●遊休農地を使っての茶畑運営
 →市民による苗木植え、茶つみなどは、地域のコミュニティ創出
●将来は「阪南茶」を(新たな価値)。 
 さらには観光も。
●里山でグリーンカーボン推進

②✕漁師鮮度
●アマモ場再生でブルーカーボン推進
 →漁協、企業、市民、学校と連携
●環境保全・海洋教育(今年は市内全小学校で実施)
●地魚の販路拡大
●観光事業(漁体験)

③✕青木松風庵
●給食へのお菓子提供
●食品ロス解消の取り組み
●働きやすい環境で、地元の雇用拡大
●女性の活躍の場
●観光人口の創出

④✕和紙の布
●間伐材を使っての木糸で布づくり
 →林業も支える
●間伐材や取り壊した神社の木材で創る製品(鳥居や御神木から妊婦の腹帯を織るなど)。
●大阪・関西万博に向けての取り組み
 →阪南から世界に発信

夢も希望もある実践事例に、
ワクワクしたり、
感動で涙が出たり、
阪南市に住んでいることを誇りに思う時間でした。

報告では、
水野市長を始め、職員の方の熱い思いの成果であることも、お伝えいただきました。

事例紹介の前にあった基調講演では、
アデコ(株)・Modis(株)代表取締役社長の川崎健一郎さんから、
市民活動にも活用できそうなことをお聞きしました。
●「生き残る種とは、最も強いものでも最も知的なものでもない。それは、変化にもっともよく適応したものである」(ダーウィン)
●成長する要素は、「素直(相手の言うことを聞くだけでなく、自分の気持ちにも素直に)」「チャレンジ」「一生懸命」
●「一生懸命」にしていると、「アイデアが出る」「応援してもらえる」
●人が成長するのは、「7(経験):2(コーチング):1(研修)」。経験を重ねることが成長につながる。
●「いきいき働く人」は、30%生産性が高い。
 →「内発的動機」がエネルギーになる

自分の人への関わりを、
ちょっと振り返る時間でした。

3時間たっぷりのシンポジウムでしたが、
今日は、来て、みなさんのお話を聞けて、本当によかったです。