~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

21/9/4(土)「『子どもの権利』を学ぶおとな向け講座2021」第1回

2021年09月04日 | まちづくり・市民活動
「『子どもの権利』を学ぶおとな向け講座2021」の第1回は、
ドキュメンタリー映画「ぼくと駄菓子のいえ」の上映でした。


大阪の富田林にある「駄菓子屋」を舞台に、
そこに小さいころから通ってきている小学生や若者と、駄菓子屋のおばちゃん&むすめさんたちの、
家族ではないからこその、
柵のないことばがけや、愛ある叱責、
許し受け容れる懐の深さが、
胸にドシンときました。

子どもたちのど真ん中直球のことばは、
おとなの胸を刺します。
●(高校を中退したことに後悔はない、と言ったあと)オレが今までで1番後悔したのは、「生まれてきたこと」

●「休んだら辞めてもらう」と言われたから、辞めようと思って休んだ。

●(紹介された仕事を休み、おばちゃんの家族に顔を合わせられなくなって)「『風和里』なんか、潰れるなら潰れればいい」(そのあと、仕事を見つけ、また駄菓子屋に顔を見せる)

●宅急便の仕事を始めた青年が「いろんな人がいる。優しい人もいる。重い荷物を玄関先まで運んであげたらミカンをくれた。白浜のミカンで、甘かった」(このあと彼は、いろいろな人の話を聴ける「居酒屋をしたい」と将来の夢を語っていた)

一つ一つ吐き出されることばは、
本当のつぶやきだけど、
誰かに聴いてもらって否定されたいことばだったりするのかもしれない、と感じました。

後半は、監督の田中健太さんのトークで、
●大阪芸術大学の映像学科の卒業制作として作ったこと
●もともとは「おばあちゃん」というテーマのレポートのために取材を始めたこと
●取材をするうちに、年齢の近い若者たちにシンパシーを感じたこと
●中学時代は不登校。行けない自分に惨めな気持ちでいたが、自分を変えようと、愛知の全寮制の高校に進学。そこで映像の制作と出会い、興味を持ったこと
●今は、2作目のドキュメンタリー映画の制作をしていること
など、話してくださいました。

なかなか重たい内容でしたが、
ゆっくりていねいに、さらりと話してくださり、
参加された方は、
映画もトークも満足されたことと思います。

出会いはホントに宝物!
今日も、久しぶりの方や、おねえさんになった子どもたちと出会え、
すてきな出会いにホントに感謝した1日でした❗

写真は会場に飾られたメッセージや展示物です。
10月22日〜1週間、市役所ロビーにも展示されます。