しらの風景

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長屋和哉ws&コンサート。(11/4*日)

2007-11-04 | 音楽大好き!
以前、友人が企画したコンサートに富山まで聞きに行った。
音を奏でる人は長屋和哉さん。そういういい方がぴったりの演奏。
それは私が今まで聞いたことのないスタイルで
金属楽器をたくさん集めて、ジャングルジムのように
それらを囲んでの演奏スタイル。
とても不思議な空間と音の世界。
絵で言うとシュールな世界なのかもしれない。
その音たちが聞いている者の心の中にトンと降りて来る感じ。

今日はその長屋さんのコンサートが金沢であったので
楽しみにしていって来た。
昼間にはワークショップもあったのでそれにも参加。
10人くらいで輪になり、金属仏具で音を奏でていく。
音が消えていくその境界線の果てにたどり着けるだろうか。
「人が音を導くのではなく、音を自由にさせる演奏をする」
「相手の音をよく聞き、答えを返す」
「どんな雑音も、この世で最後の音だ、と思うことで
 雑音さえも愛おしく感じる。この世界を
 愛おしく感じられるかどうかが大切」
「音には外の世界と自分の内側の世界がある。
 消えていこうとする音の境界線の果てに世界は広がっている」
そんな長屋さんの言葉が印象的でした。

そしてコンサートは、時間の狭間にスリップしたように
原始の音の世界にすっぽりと包まれた時間。
ひたすら優しく、ひたすら激しく奏でられた音たちは
夜の暗闇の中でいつまでも喜び息づいているようでした。
帰りは満天の星空。星のきらめく音が聞こえたような
気がしたのは私だけだったのでしょうか。


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