山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

薬草だが毒性の強いクサノオウ

2023-04-08 17:17:31 | 双子葉離弁花

クサノオウ ケシ科 クサノオウ属 越年草

草むらで咲いている黄色い花を見ると、キツネノボタンやウマノアシガタ(キンポウゲ)

などと同じキンポウゲ科の植物のように見えますが、キンポウゲ科の花弁は5枚。

こちらの花弁は4枚でケシ科に分類されます。

但し、キンポウゲ科もケシ科も、上位分類ではどちらもキンポウゲ目になります。

和名は「瘡の王」、「草の王」、「草の黄」などと記され、どれが正しいのか

よく判りませんが、丹毒を治す薬功があるところから瘡の王とする説が一般的なようです。

古くから薬草として使われていた植物ですが、毒性の強い植物で、葉や茎を切った時に出る

黄色い液体に触れると強いかぶれを起こすだけではなく、誤食すると最悪、死に至る

恐れもあります。

 

 

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