ヨーロッパ原産の帰化植物ですが、渡来してからあまり年数が経っていないのか、
近年発売された帰化植物の図鑑にも掲載されていないようです。
花はムラサキケマンのように、距が後ろに張り出し、花弁は白く先端のみ濃い赤紫をしています。
良く似た植物にセイヨウエンゴサクがありますが、花弁はピンク色で、萼片は本種が側面に付くのに対して
セイヨウエンゴサクは下面にこれより一回り小さな萼が付きます。
今回見つけたのは京都府宇治市の宇治川の土手沿いですが、以前見た場所も京都市伏見区の
宇治川沿いでした。どうもこの川の流域を中心に少しづつ分布を広げているようで、一般的にはまだ
それほど大規模な広がりは見せてはいないようです。
ニセカラクサケマン<ケシ科 カラクサケマン属>
白く大きな萼片は花の両側面に付き、中心に緑のラインが一本入ります。
萼片の縁には鋸歯があります。
ニセカラクサケマンの葉、基部近くまで3裂し裂片の先はさらに裂けます。
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ニセカラクサケマンは知りませんでしたね~
いずれこちらでも見られるようになるのでしょうね
今日はムラサキケマン&ヤマエンゴサクと思しきが咲いているの見ました
ケシ科のケマン&エンゴサク、ややこしい名前ですが、愛嬌のある花ですね
このニセカラクサケマンを見るのは2回目なんですけど、これまでセイヨウエンゴサクの
白色変種だと思っていました。
両側面に付いている大きな萼片が特徴で、花の先端は閉じたままです。
他のケマン属の花もそうですが、この類の花の形は花粉の交換に関しては少し疑問のある形をしていますね。
ややこしい名前もさることながら、花の構造も分かりにくいです。