梅雨の時期から繊細なピンク色の花を沢山付けるネムノキです。
果実が豆鞘に種が入っていることからマメ科に分類されていますが、この花を見る限りでは
他のマメ科の花の形とあまりにも違いが大きすぎて「どうも違うなぁ~」という気がします。
”ネムノキ科”または”ネムノキ亜科”とする方が感覚的には合っているようです。
このように、マメ科の中で花弁が発達せず、多数の雄蕊を持つものとしては他に
ギンヨウアカシアやオジギソウ等があります。
和名の「ネム」は、夜になると葉を閉じる(就寝運動)ことから、また漢字の「合歓」は
その様を仲の良い夫婦や恋人に見立てたものです。
尚、葉が夜になると閉じるのとは逆に、花は夕方から開花し始めます。
ネムノキ <マメ科またはネムノキ科 ネムノキ属> 落葉高木
構造の分かり難い花ですが、淡紅色で長く沢山あるのが雄蕊、少し長く白いのが雌蕊です。
花弁は発達せず、基部で萼と合着していて、この画像ではほとんど見分けができません。
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