昔、和傘や提灯などに使う和紙は桐油(とうゆ)によって防水加工
されていました。読みが灯油と混同されやすいことから「きりゆ」と
呼ばれることもあります。
桐油はアブラギリやオオアブラギリの種子から採った植物油脂です。
しかし、現在使われる桐油の大部分が海外製で、生産目的の栽培は
ほとんど行われず、この植物も姿を消しつつあるようです。
オオアブラギリは別名でシナアブラギリ(支那油桐)と呼ばれますが
アブラギリも原産地は中国で、和名のオオアブラギリはアブラギリに
比べ、花や果実が大きいこと。
<トウダイグサ科 アブラギリ属 落葉高木>
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