カテンソウは比較的明るい低山の林縁や竹林など、少し湿った土壌に群生するイラクサ科の多年草。
草丈は10~30㎝で、葉は1.5~4cmとイラクサ科の植物としてはかなり小さく、葉の形がシソ科の
カキドオシに似ていることから、別名でヒシバカキドオシ(菱葉籬通)ともよばれています。
イラクサ科の花期は概ね7~9月ですが、本種は4~5月に上部の葉脇から3~5本の花柄を出し、2.5㎜
ほどの極めて小さな雄花をかためて付けます。
花粉の媒介を昆虫に頼らなくてもよい風媒花で、昆虫を誘うような花弁や蜜はありません。
雌花は上部の葉の付け根にかたまって付きますが、さらに小さな花で、およそ1.5㎜ほどです。
和名の漢字表記は「花点草」、由来は花が点のように小さいからだそうですが、詳しくは不明です。
カテンソウ <イラクサ科 カテンソウ属> 多年草 雌雄同株
赤く見えているのは雄花の蕾、白く見えているのは蕾が開いた状態です
開いた状態の雄花、花被片と雄蕊は5個で花弁はありません
上部の葉の付け根につく雌花には花柄はなく、花被片は4個だそうですが確認が困難です。
カテンソウの雄花、もう開いているのですね
開く時間帯などもあるようですが、
雄しべを一本ずつ、はじくように開く姿が面白いですね
その瞬間、煙がふわっと浮かぶように、花粉を飛ばします
やまぼうしさんの画像は、飛ばした後の閉じる過程のようですね、また花を見に行きたくなりました
私の最近の日常ですが、午前中は妻が股関節症改善のために行っているストレッチの補助や買物、その後
近くの公園で自身の柔軟体操や筋トレをして過ごしています。
2月にランニング中、左膝内側側副靭帯を傷めたため、しばらく山歩きを自粛いたしておりましたが、幸いにも今はほぼ完治しております
今年の夏山を2人で行けるといいんですけど
カテンソウは木津川周辺の竹林で撮ったものです。花粉の飛ばし方に特徴があるので
「特殊能力」という花ことばがあるようです。