サネカズラはモクレン科の蔓性常緑樹です。
常緑樹とは読んで字の如く、一般的には秋になっても紅葉や落葉のないものを指しますが、
このサネカズラは常緑樹でありながら、冬が近づくと葉や茎の一部が赤く色づきます。
これは葉や茎が寒さで凍りつかないように糖分の濃度を上げているためで、赤い色は
糖分から作りだされる色素アントシアンによるものです。
同じような常緑樹の紅葉はスイカズラやテイカカズラでも見られますが、落葉樹のように葉と茎の
間に落葉のための離層は形成されず、落葉はしません。
落葉樹の紅葉はこれとは異なり、葉と茎の間に離層が出来て養分が遮断され、その結果として
葉緑素が分解され、その下にあった赤や黄の色素が現れます。
サネカズラ <モクレン科 サネカズラ属> 常緑蔓性 別名ビナンカズラ
綺麗の裏には合理的な理由があるんですね。
それにしても鮮やか^^
サネカズラは歌にも詠まれているので身近に感じます。
やまぼうしさん ブログをリンクさせて戴きたいのですが、お許しいただけますか?
近々HPを閉じブログだけにするつもりなのでリンクからお邪魔したいです^^
これも植物の知恵というものでしょうね。
冬期は葉に糖分を蓄えますから、虫達にとっては甘そうですね。
その証拠に虫が喰っているのは紅葉した葉ばかりです。
3番目の画像を見ていただくと紅葉していない葉はほとんど食べられていないのが判ります。
レイさんのブログからのリンクはもちろん大歓迎です。
今後共よろしくお願いいたします。
綺麗ですね、写真のことです、私もこんな写真が大好きです。
今朝の熊本は、一面霜で真っ白です、布団から出るのが
いやになります(笑)、、
日中は暖かくなりそうです
サネカズラの実が鮮やかに色付いてきました。
別名のビナンカズラ(美男葛)は、この紅葉した葉に由来しているようです。
そう言えば確かに歌舞伎役者のような華やかさがあります。
どちらかと言うと日陰に繁殖する植物のようですが、こうした植物にレンズを向けると
いかにも自然と向き合っているという感じがして好きです。
紅葉した葉と赤い実のバランスや角度・・・
どう撮ったらいいのだろう?と思案をしていると時の経つのも忘れてしまいそうです。