goo blog サービス終了のお知らせ 

山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

トノサマバッタ(殿様飛蝗)

2011-10-08 18:05:47 | 昆虫

トノサマバッタは日本国内で見られるバッタ科の昆虫では最大の種類です。
 
私の少年時代は第2次世界大戦後の復興期であったとはいえ、都市の周辺でも
住宅開発は未だそれほど行われておらず、近所には「原っぱ」と呼ばれる空き地
が沢山ありました。

そこに棲んでいたのが、このトノサマバッタです。その空き地にはショウリョウバッタや
クビキリバッタなど他の種類のバッタも沢山棲んでいたのですが、虫取りをする子供達が
他のバッタには目もくれず追いかけていたのがこのトノサマバッタです。

なにしろ大きくて堂々としているし、その上、警戒心が強く動きも敏捷で捕えるのが容易で
ないことも子供達の好奇心をそそっていたようです。

最近は身近に見られる「原っぱ」と呼ばれるような空き地は、都市周辺ではほとんど姿を
消してしまったのでこの昆虫も見る機会が少なくなりました。

画像の個体は城陽市の西端を流れる木津川の河川敷で撮ったものですが、1級河川の
ような大きい川の河川敷ではイネ科の雑草も多く、トノサマバッタの棲息に必要な環境が
未だ保たれているようです。

トノサマバッタ <バッタ目 バッタ科>

色には変異が多く、1枚目が標準的なもので、2枚目が褐色型と呼ばれるものです。

トノサマバッタ1









 



褐色型の雌雄、他のバッタも同じですが、下になっている大きい方が♀です。
トノサマバッタ2

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イシミカワ(石見皮) | トップ | コブシ(辛夷)の実 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

昆虫」カテゴリの最新記事