山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

サネカズラ(実葛)

2015-11-18 15:45:46 | 被子植物離弁花

サネカズラはモクレン科の常緑蔓性植物で、枝には粘液が多く、古くは男子の整髪料に用いられた

ことから別名でビナンカズラ(美男葛)とも呼ばれています。

 

「名にし負わば 逢坂山のさねかづら 人に知られでくるよしもがな」

これは百人一首に三条右大臣、藤原定方の歌として収められている一首ですが、現代語に訳すと

★恋しい人に逢えるという逢坂山の、小寝(一緒に寝る)という名を持つサネカズラ(小寝葛)よ、

その名に背かないのなら、その蔓を手繰り寄せるように、あの娘が人知れず私の元へ来る手だては

ないものだろうか・・・といった意味でしょうか?

右大臣と云えば政権のナンバー3くらいでしょうか? ここでは道ならぬ恋の悩みを告白したというより

サネカズラの「実」を「小寝」に掛けた言葉遊び?・・・でしょうね多分

そこんとこは詳しくありませんのであしからず・・・

 

サネカズラ <モクレン科 サネカズラ属> 常緑蔓性

コメント
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