東南アジアの社会主義国ベトナムの首都ハノイに着いたのは1月25日の午後2時です。
テト(旧正月)の最中なので、さぞかし人出も多く賑やかな雰囲気だろうと思っていましたが、
意外と街の中心部は落ち着いていていました。
ガイドの人の話ではベトナムの人たちは、正月を家でのんびり過ごす人が多いとのこと、
繁華街の店もほとんどはシャッターを降ろして休んでいます。
それに引き換え、街で姿の目立つのは春節(中国の旧正月)を利用してやって来た中国人の
観光客の多いこと・・・
朝夕は市民の憩いの場となるホアンキエム湖畔、金色のオブジェは蓮の花を表しています。
13世紀に元の侵攻を撃退したチャン・ホン・ダオ将軍が祀られている玉山祠へ続く太鼓橋
ハノイ名物の人力タクシー「シクロ」、単車の多い街中の観光にはこれが最適かも
観光客に人気のある水上人形劇の劇場、ここでも飛び交っているのは中国語、勿論、日本人や韓国人の
観光客もいますが、民族性の違い?中国人は大きな声でよく喋るので、すぐそれと判ります。
李朝時代の1049年に建立された仏教寺院内の楼閣「一柱寺」、名前の通り一本の太い柱の上に建てられた
珍しい建物、蓮の花を模しているそうです。
楼閣内に祭られている観音像、最近に作られたものらしく、光背にはLEDが使われています。
ほとんどの飲食店は閉まっていますが歩道上の屋台は正月休みを楽しむ若者達で賑わっています。
戦争を知らない世代にとってベトナム戦争はもはや遠い過去の歴史なのかも知れません。
街で見る若者達の姿からは、嘗て多くの社会主義国で見られたような陰鬱な雰囲気は感じられません。
ベトナム風お好み焼き?