初夏の頃、河原でよく見かけるイヌコモチナデシコの花です。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、秋に芽生え越冬して5~6月に花を咲かせます。
よく似た植物にコモチナデシコがありますが、数の上ではイヌコモチナデシコが
圧倒的に多いので、これも多分そちらの方ではないかと思われます。
図鑑などの解説では、葉の基部が合着した部分がコモチナデシコと比べ長いと記されて
いますが、基準となる長さには言及されていませんでした。
木津川河川敷で、かなり水分条件の悪い砂礫の上にも生えているところを見ると
かなり乾燥には強い性質を持っているようです。
ピンク色の目立つ色をした可愛い花ですが、開花時間が短く、午前中を外すと
綺麗に開花した状態では見られません。
イヌコモチナデシコ <ナデシコ科 イヌコモチナデシコ属>