山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)

2009-04-18 06:37:55 | 双子葉合弁花

名前を聞くと苔の仲間のようですが、苔ではありません。

イヌノフグリなどと同じゴマノハグサ科に属し、よく湿り気のある水田の畦や

休耕田に群生している多年草で、4~6月ごろに可愛い花を咲かせます。

花の大きさは1.5㎝~2㎝位です。

良く似た花でトキワハゼというのがありますが、こちらは花が1㎝内外で

ムラサキサギゴケと比べるとかなり小さいので見分けがつきます。

大きさ以外で決定的に違うのは、ムラサキサギゴケの上唇部の先端が

ウサギの耳の様に立っているのに対して、トキワハゼではこの部分が寝た格好になっています。

以上が花の外見による見分け方です。

花全体が白いものを単にサギゴケと呼んでいますが、これはムラサキサギゴケの変種で

基本的には同じ種類の植物と考えられます。


ムラサキサギゴケ<ゴマノハグサ科 サギゴケ属>






こちらはソックリさんのトキワハゼです。随分似ていますが、花の大きさも約1㎝とかなり小さい
一般的にはこちらが多いと思います。

コメント
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