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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

某政治家御用達(?)のうどん店 江戸川橋『はつとみ』

2019年09月20日 | そば、うどん
たまーに行っている日雇い労働では、昼に1時間の休憩がある。
江戸川橋の現場へ派遣されたとき、ランチでよく利用しているのが『はつとみ』さん。
"足ふみと手こね、寝かせを繰り返した自家製麺を、鰹節、昆布、干ししいたけの旨みを利かせたつゆで頂く、
宮崎の釜あげうどん"(以上、お店のHPより抜粋)のお店だ。

繁忙店だが、13時を過ぎるとカウンター席が空いており、待たずに入店できる。
宮崎うどんの知識はなかったが、同じ九州の博多うどんと同様、麺は柔らかめらしい。
讃岐うどん風のコシがある硬めのうどんを好む私は、お店のウリである「釜あげ」は、
お湯を張った桶の中に、うどんを入れて提供するため、余計柔らかくなりそうなので避け、
初訪問時は汁なしメニューの釜玉+肉=「肉玉うどん」800円+「五目ごはん」100円をオーダー。
ただし、釜玉うどんは茹でたあと水で締めないため、実は柔らかタイプである。
にわかうどんファンらしい選択といえよう。

数分後、お盆に乗った料理一式が登場。


うどんとご飯に、サービスのお新香と春雨サラダもついてきた。
右上の水色というか、ラーショの丼みたいな色(←余計わかりづらい)の容器に入っているのが、ダシ醤油だ。
こちらが肉玉うどんのアップ。具材は生玉子に煮豚、ネギとノリ。


こちらが五目ごはん。100円というサービス価格ゆえ、当然うどんを頼んだ客しか注文できない。


運んできた店員さんが「うどんはよ~く混ぜてから、ダシをお好みの分量入れてください」と説明してくれたので、
言われた通りかき混ぜてみた。ここでいつものセリフ。「オレはきみ(黄身)が好きだ!」


食べてみたところ、モチっとした感触のうどんが、ダシや玉子と合わさり、予想通りのウマさ。
気になる麺の柔らかさも、以前食べた博多うどんの『イチカバチカ』(吉祥寺店は閉店)よりはマシかな。
あと、五目ごはんが味濃いめで気に入った。200円で2倍にできたら嬉しいのだが。
人気店だけど店員さんの応対は悪くなく、食事も落ち着いてできたので、その後も何度かランチで利用している。

こちらは、「たまごかけごはん定食」850円。お新香と春雨サラダがまたついてきた。


うどんは、「釜あげ」と「もり」が選べるので、もりにした。


光沢を放つ麺は、冷水で締めてあるので、ほどよい歯応えに。濃い口のツユにつけて、ツルツルおいしくいただいた。
画像はないが、ネギとかつおぶしがかかったメシに生玉子を注ぎ、たまごかけごはんも完食したよ。

3度目の訪問で、ついにお店自慢の「釜あげうどん」を、「小えび天丼」との定食980円で注文。


こちらがうどんのアップ。「もり」では別皿だった大根おろしが、最初からツユに入っている。


実は大根が苦手で、うどん店で「ぶっかけ」を頼んだ際、必ず大根おろしを抜いてもらう私は意気消沈。
たっぷりの湯に入ったうどんは、やっぱり柔らかめで、しかも、ハシの使い方がヘタな私は、
「麺をつかんでは落とし」を何度も繰り返したため、時間が経過していき、うどんはさらに柔さを増す。
たまに硬い麺が混ざっていると思えば、固まりだったし(苦笑)。名店なのに、これはけしからんね。


おそらく、水準以上のうどんなのだろうけど、「釜あげ」は申しわけないが、私の好みではなかった。
ただし、セットの天丼は、注文後に揚げる天ぷらと丼タレの甘辛さがベストマッチ。
ランチのご飯ものでは、「カレー丼」や「明太ごはん」などもあるが、私は五目ごはんか小えび天丼の二択だな。

つい最近、久々に訪問したときは、そういえば汁アリうどん(要するにかけうどんタイプ)を食べてないなと思い、
「煮豚うどん」900円をオーダー。最初の肉玉うどんで、煮豚のウマさは知っていたからね。
しばらくして出てきたのがこちら。春雨サラダは必ずついてくるようだ。


春雨より気になったのが、豚肉よりゴボウの方が多いこと!


クセがある食材ゆえ、うどんのダシとケンカしそうでイヤだなあ…と思い、ツユをひと口飲んでみたら、
やっぱり口いっぱいに広がるゴボウの風味。後悔しつつ食べ進めていくと、
うどんのツユ、ゴボウの風味、そして煮豚の旨味が徐々に混ざり合い、今までに食べたことのない美味!
最初は泥臭かったはずのツユの味が、だんだん変わっていくのには驚いたよ。
結局、うどんと肉は当然ながら、ゴボウどころか汁まで、残さずたいらげてしまった。
そういえば、博多うどんはゴボウ天ぷらとのセットが人気だし、
うどん+煮豚+ゴボウの組み合わせも別に変ではなかったか。ゴボウよ、侮ってすまなかったね。

釜あげうどんには苦言を呈したが、何度も通っているくらいだから、はつとみさんはいいお店なのである。
店内はいつもキレイに清掃されているし、店員さんの応対もしっかりしている。
夏の暑い日に入店したときは、わざわざ私だけにうちわを持ってきてくれたし(←デブで汗っかきだからでは?)、
水やお茶を飲み終わると、頼まなくても気づいてお替わりを注いでくれる。
また、空いている時間帯では、ひとり客の私でも「よろしかったらテーブル席へどうぞ」と案内してくれる。
個人的には、カウンター席の方が落ち着くし、あとから団体客が来て移動するのはメンド臭いし、
ましてや、気色悪いオッサンと相席になったりするのはもっとメンドーなので(競輪場で何度も経験ずみ)、
いつも「こっちでいいです」と、カウンター席に座らせてもらっているのだが、
先日、会計後にテーブル席を見回したところ、今回のブログタイトルである、某政治家のサイン色紙を発見。
一瞬しか見なかったが、目立つように飾ってあったのは間違いない。う~む…。

飲食店の壁面に、著名人のサイン色紙が飾ってあるのはよく見かけるし、悪いことだとは思わないが、
それが政治家のものとなると、ハナシは別だ。
飲食店はあくまで楽しく飲み食いする場であり、政治は持ち込んでほしくない、と私は考えている。
お店の真意はわからんが、某政治家の色紙を、それも目立つように飾っているということは、
彼の支持を表明し、客にもそれを押しつけていると思われてもおかしくない。実際、私はそう捉えたし。
とはいえ、店のすぐ近所には、某政治家とも関係がある鳩山会館(あ、名字出しちゃった)があるし、
はつとみさんにとっては、単なる顔なじみの可能性も高いのだが。
なお、「飲食店と政治」については、また別の機会に、改めて語ってみたい。

蛇足ながら、こちらのお店の入口ドアには、政治家の色紙より目障りなモノが貼ってある。


食べログ関連の掲示物や、フジテレビの「有吉くんの正直さんぽ」ステッカーはともかく、
私の大嫌いな食べロガーの象徴である、「うどんが主食」シールだけは許せん! 
しかしコレ、店側もおかしいけど、貼らせる側も恥ずかしくないのかねえ。
こんなシールがなくても、はつとみさんの人気は変わらないし、むしろ名声に傷がつく気がするんだけど。
いつか、こっそり剥がしてやろうと企んでいるのだが、それって犯罪になるのかな(←とりあえずやめとけ)。



釜あげうどん はつとみ
東京都文京区関口1-48-5
地下鉄江戸川橋駅から徒歩約2分、神楽坂駅から徒歩約13分
営業時間 11時半~14時、17時~22時15分(LO)
定休日 日曜、祝日
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