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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

甲子園決勝の前夜に、プロ野球を観戦

2023年08月23日 | プロ野球
タイトルどおり、本日8月23日は甲子園球場にて、夏の高校野球・決勝戦が行われる。
その前夜である22日の夜、西武球場では西武ライオンズ-オリックス・バファローズ戦を開催。
数週間前、友人から「チケット取れたけど行く?」と誘われたのだが、当初は甲子園決勝が22日だったため、
「行きたいけど、母校の決勝と重なるかもしれないから…」と返事を保留も、数日後、雨天により決勝戦は23日に変更。
22日は甲子園の試合がないため(休養日)、友人に「プロ野球、連れてってくれ!」と懇願。
ちなみに、母校野球部は3回戦で敗れ、私の心配は杞憂に終わった(泣)。

ガキの頃は、何度も通った西武球場だが、最近はすっかりご無沙汰。
いつの間にか駅名が変わっていた多摩湖駅(旧:西武遊園地駅)から、レトロなデザインの西武山口線に乗って球場へ。


昔は、立川駅から西武球場行の直行バスがあったので、この路線を利用した記憶はあまりない。
そこそこ長い通路を歩き、屋根付きの西武球場(ベルーナドーム)に到着。


チケット売り場の上に、球団マスコット(?)がいたので、撮影しておく。


友人家族と合流し、チケットをいただく。券ごとにライオンズの選手写真があり、私のは外崎修汰であった。


友人たちが、選手の等身大パネルが並ぶ場所で記念撮影していたので、私も撮ってもらうことに。
一応、ライオンズカラーのブルーに近い、水色のユニフォームを着用したのだが、
この日の来場者で、「HANSHIN」のロゴが入ったユニで撮影したバカは、たぶん私だけだろう。

※タイガースファン時代に購入した、下柳剛のユニフォーム

気温は高いし、両チームのファンから殴られるかもしれないので、入場後にすぐ脱いだ。

球場内に入ると、バファローズの選手が守備練習をしている。


ユニフォームの選手に混ざり、短パン姿の選手も数名いた。最近はそんな格好で練習してもいいのか?
チケットの指定席に到着した頃、ライオンズの選手がウォーミングアップを開始。短パン姿の選手はいなかったと思う。


友人が確保してくれた席は、外野にほど近い内野一塁側。
西武球場は数年前から、通常とは反対に、ホームチームが三塁側で、ビジターは一塁側になっている。
なので、この辺は一応バファローズ側になると思うのだが、ライオンズのユニを着たファンも大勢いる。
バファローズファンもそれを気にしていないようで、双方のファンが混在する、不思議なエリアであった。
なので私も、ライオンズびいきの友人の前で、バファローズに遠慮なく拍手を送った(笑)。

その後、両チームのスタメンが発表される。ライオンズの先発投手はディートリック・エンスで、


バファローズはジェイコブ・ワゲスパック。先発再転向後はイマイチだが頑張れ!


このあと、7月月間MVPの今井達也と、2000試合出場の記録を作った中村剛也の表彰式。
友人が「そのアタマなんとかしろ!」と苦言を呈する、今井が長髪をかき分けながら表彰を受け、
続いて、個人的に好きな選手である、おかわり君こと中村の番だが、このアングルではわかりづらいので、


球場内のビジョンを撮影。おかわり君よ、次は2000本安打だ!


この他、中学生野球チームの紹介や、某会社社長の始球式(全然届かないボテボテ)などがあり、ようやくプレイボール。
ここからは、グラウンドのプレイを凝視…はせず、生ビール(800円)や氷結サワー(550円)などを購入。
どこの球場もそうなのだろうが、売り子のお姉さんは美人揃いだ。

2回表、バファローズ廣岡大志が満塁走者一掃の三塁打を放ち、3点を先制。
一方のライオンズはなかなかチャンスを作れず、バファローズペースで試合は進む。
6回表、紅林弘太郎のタイムリーと、マーウィン・ゴンザレスの犠牲フライ&森友哉の好走塁で2点を追加。
ライオンズ打線が振るわず、試合の結果は見えてきたので、久々に来た球場内を見学してみることに。

まずは右中間のバックスクリーン寄りに集う、バファローズ応援団の近くに行ってみる。


昔の阪急ブレーブス、あるいは近鉄バファローズの時代は応援団が少なく、せいぜい内野席に5~10人くらい。
パ・リーグを連覇したとはいえ、こんなに応援団が増えて、今の選手たちは幸せである。年俸も高いし(笑)。

グッズ売り場でお土産を買ったり、ライオンズ側の三塁側からも試合を眺め、ぐるっと一周して席に戻るつもりだったが、


「バックネット裏はチケットがないと通れません」とのことなので(これは昔からそうだった)、
ここまで歩いてきた通路を、再び引き返す。坂があるので汗だくになってしまった。
西武球場HPによると、飲食店は「12球団最大級の店舗数と1000種類以上のメニュー数」らしいので、
何店舗かのぞいてみたが、ビールなどと同様、値段は普通の飲食店の1.5倍~2倍はする。
その中で、比較的良心的な価格だと思った餃子店で、写真の羽根付き餃子・12個で900円を購入。


見た目どおり、味もイマイチであったが、これは1回表に焼いた(推定)餃子を、8回裏に食べ始めた私が悪いのである。

試合は、好投のワゲスパックを降板させ、7回からはバファローズ得意の継投策。
この日、私がもっとも気になった選手が、背番号109番のブルペン捕手。
一緒にいる108番の捕手よりも、投球を受ける機会が多く、忙しそうにブルペンと控室(?)を往復していた。


ブルペン捕手とは、登板前の投手の練習相手をする選手で、自身が試合に出ることはない、裏方専門の捕手だが、
投球を受けることで、その日の投手の調子を把握し、助言や叱咤激励するという、重要な役割も担っている。
調べてみたところ、彼の名前は杉本尚文で、かつては甲子園にも出場した、徳島・池田高校出身の名キャッチャー。

※右側が杉本

89年にドラフト外でオリックス・ブレーブスに入団も、選手としては大成できず、
ブルペン捕手やコーチを経て、再度ブルペン捕手となり、オリックスひと筋33年で現在に至る。
チームを陰で支える、私と同世代で頭頂部の薄さも共通している(苦笑)彼を、今後も陰ながら応援していきたい。

8回裏、ライオンズは西川愛也のプロ入り初本塁打で1点を返し、4点差で9回裏へ。
最終回のマウンドに向かう宇田川優希を、先述した杉本捕手だけでなく、ブルペン投手陣が、激励しながら見送る。
その中には、この日登板がなかった、ベテランの平野佳寿も混ざっていて、驚かされた。
平野は、昔からそうなのかもしれないが、あんな実績のある投手が、わざわざ後輩のために出てくるとは。
「バファローズ、いいチームになったなあ…」と、ちょっと感激。

このように、球場ではテレビ中継では見ることのできない、名場面がいくつもあるので、
みなさんもぜひ、野球はもちろん他の競技でも、スポーツは生観戦で!
自称スポーツジャーナリストからの余計な提言を終え、さっきの場面に戻る。

杉本や平野から力を得た宇田川は、9回裏を3人でピシャリと抑え、5-1でバファローズの勝利
試合終了直後、最後を締めたナインが、ベンチの選手・首脳陣と勝利のハイタッチ。


ビジョンに映された、この日のスコアと、ヒーローインタビューを受けるワゲスパック。


その後、この日は「フィールドウォーク実施」、要するにグラウンドを開放し、中に入れることが判明。


プロの選手がプレイするグラウンドに入れるだけでなく、昨日の入場者は18576人、
つまり万単位の人数が、一斉に駅に向かうことを避けるというメリットもある、いいサービスである。
一部のファンは退場していくが、大勢の観客がグラウンドに入り、数分後には満員状態に。


入場締め切りがあるので、我々もあわてて入口に向かう。
内野は立ち入り禁止だが、間近で見られて感激。試合中は、この係員の足元に一塁ベースがある。


人工芝も撮影してみた。予想より密集しており、滑り込んだら摩擦熱でヤケドしそうだ。


しばらく、グラウンド内の感触を楽しんだのち、「そろそろお時間です」のアナウンスがあり、退場することに。

試合の感想としては、首位バファローズと5位ライオンズの勢いの差を感じる内容で、特筆すべき点はなかった。
私の印象に残ったのは、この日実施された、フィールドウォークなど様々なファンサービス。

試合前やイニングの合い間には、球場MCと称する、アゴ勇(現:あご勇)を若くしたような男と若い女性のコンビが、
「ファンの皆さん、応援しましょー!」「ここから逆転しますよー!」などと熱心に声掛け。
さらに、試合前と7回裏の攻撃前には、所属チームのダンスパフォーマンスがあり、
試合中も常に場内のファンをビジョンに映しだし、気付いて手を振るお子さん、のような微笑ましい場面が何度も見られた。
それらサービスは、私のような昔からの野球ファンは、「いいから早く試合を再開しろ」と思いがちだが、
お子さん連れのファミリー客には好評のようであり、将来の野球ファン獲得に繋がる良策といえる。
未来を見据えた西武球場の方針は、新規客をつかめず滅亡寸前の競輪を愛する私としては、うらやましい限りである。

うらやましいといえば、たった今、夏の甲子園決勝戦が終了。
優勝したのは神奈川代表の慶応高校。おめでとうございます!
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