児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

津軽三味線のアウトリーチ(長崎)

2011年12月08日 | アウトリーチ
長崎のアウトリーチ今日は2日目。最南端の野母崎にある野母崎中学校だけれど、今建て替え工事中だそうで、そばにあって今週閉校になった高校を借りて授業をしている。
諫早に住む木下恒在さんは今年3回めだけれど、今回いろいろと工夫をしてきた。
まず、生徒代表に楽器に触る機会をつくった。これは一人だけれど、なかなか効果的だった。もう一つは、津軽三味線の場合、気に入ったら(カッコ良いと思ったら)拍手をすることで演奏に協力して欲しいと言って、実際に拍手をしてもらった。賛否あるかもしれないけれど、津軽三味線の演奏を聴くルールとして教えるのは有りだろう。実際に拍手によって木下さんののりが良くなるところがあり、子どもとのやりとりなっていたので良かったかもしれない。少しタイミングのずれがあるように感じたけれど、まあ個々人の感覚によって拍手するので構わないだろう。
話しでは話し始めるときにまず「これから楽器の話しをします」「三味線の歴史を話します」と明確に言っていたのがうまく言っていた。彼の場合、多分色々な形で客の前に出る機会は多く頭の回転がよいのだろう、その場で話を変えていってしまうところがあるけれども、最初にはっきりと言うことで、子どもも本人も明確になってわかりやすいと思った。誰でもと言うわけではないが木下さんにとっては今それは活用すべきだろうと思う。

でも全体に前回と比べてよく考えてあって、全体の進行の流れは比較的スムースに出来ていたと思う。時々話が飛んでいくのは良かれ悪しかれ彼の特質であって、それを修正するのも方法だけれど、その間の良さを活かしていくことも大事だと思う。

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