チェロの日の第1回は2010年。間に日本チェロコングレス(2011)を挟んで、毎年2月に行ってきた。毎回予想通りというか以上の企画に成長してきている。会長もつい期待してしまう訳だけれど、その推進力は渡辺亮さん。彼とは2005年の神戸のコングレスのときに初めて出会った。舞台は彼に任せればすべて大丈夫、といわれたが、確かに舞台スタッフとのつきあい方、状況判断の的確さや現場力など、プロはだしの部分があって感心したのが最初。その後チェロ協会の企画をかなり動かして、プロとアマチュアを上手くつないでくれているので、日本のチェロの世界で期待している人も多いと思う。もちろん彼の本業は全然別なシビアな世界なので、こんなにやって大丈夫だろうかという心配がないわけでもない。
今回は仕事の都合で初日にはいけなかったので、2日目と3日目に手伝いに出かけた。手伝いといっても実際は「居ることに価値がある」みたいな感じなので、やることが具体的にあるというわけでもないのだけれど・・・
10日は今年初めて実施したジュニアキャンプ。そのアンサンブルとソロのコンサートがあって、ソロの部は一応子ども達の意欲を喚起するという意味から賞を出そうということになっていた。小学2年生から中学3年生まで8人が演奏して、それぞれ、かなり充実した演奏をしていて、純粋に音楽を聴く立場として面白かった。その中でも小学2年生の二人の男の子は、とても音楽的で二人とも全身体から音楽がわき上がってくるのではないだろうかというようなのに感心。特に小2でアルペジョーネソナタを選択して持って来た子はもちろん指が完全ではないのだけれど、明確に音楽の在処を知っているような感じでびっくりした。アルペジョーネソナタは難しい曲なのだ(ペレーニとシフのCDがすばらしいけれどなかなかすごいのにお目にかからない気がする)。まあ、彼にとって「難しい曲」というのは全く問題にならないことなのだろうと思うが、いやあちょっとびっくり。
11日、高木慶太君が「自分の独断と偏見で決めました」という若手のチェロアンサンブル。前回は8人の若手で、チェロデュオばかりを様々な組み合わせで聴かせて実に面白かったのだが、今回は8重奏と4重奏の4曲をやはり8人のチェリストで聴かせる趣向。それも全員が男性。「一種の世代を感じさせるね(山崎さん)」という聴き方があり得る面白さがある。こういう男っぽさも芸の内である。ピアソラの編曲もすばらしかった。また頼みたくなるような8人の個性を活かした編曲。最後のチェロオケも山本祐ノ介の指揮が益々堂に入った感じ(益々お父さんに似てきたし、選ぶ衣装もそれっぽくなってきた)で楽しかった。そのあと新幹線で岡崎(幸田)へ・・・(幸田はまた・・・)
今回は仕事の都合で初日にはいけなかったので、2日目と3日目に手伝いに出かけた。手伝いといっても実際は「居ることに価値がある」みたいな感じなので、やることが具体的にあるというわけでもないのだけれど・・・
10日は今年初めて実施したジュニアキャンプ。そのアンサンブルとソロのコンサートがあって、ソロの部は一応子ども達の意欲を喚起するという意味から賞を出そうということになっていた。小学2年生から中学3年生まで8人が演奏して、それぞれ、かなり充実した演奏をしていて、純粋に音楽を聴く立場として面白かった。その中でも小学2年生の二人の男の子は、とても音楽的で二人とも全身体から音楽がわき上がってくるのではないだろうかというようなのに感心。特に小2でアルペジョーネソナタを選択して持って来た子はもちろん指が完全ではないのだけれど、明確に音楽の在処を知っているような感じでびっくりした。アルペジョーネソナタは難しい曲なのだ(ペレーニとシフのCDがすばらしいけれどなかなかすごいのにお目にかからない気がする)。まあ、彼にとって「難しい曲」というのは全く問題にならないことなのだろうと思うが、いやあちょっとびっくり。
11日、高木慶太君が「自分の独断と偏見で決めました」という若手のチェロアンサンブル。前回は8人の若手で、チェロデュオばかりを様々な組み合わせで聴かせて実に面白かったのだが、今回は8重奏と4重奏の4曲をやはり8人のチェリストで聴かせる趣向。それも全員が男性。「一種の世代を感じさせるね(山崎さん)」という聴き方があり得る面白さがある。こういう男っぽさも芸の内である。ピアソラの編曲もすばらしかった。また頼みたくなるような8人の個性を活かした編曲。最後のチェロオケも山本祐ノ介の指揮が益々堂に入った感じ(益々お父さんに似てきたし、選ぶ衣装もそれっぽくなってきた)で楽しかった。そのあと新幹線で岡崎(幸田)へ・・・(幸田はまた・・・)