児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

北九州の反応はどうかな

2006年04月30日 | 各地にて
先週、北九州に出向いて今年行うオーディションの打合せをしてきた。
初、新北九州空港・・・。海上だけど、随分と沖の感じがするのはなぜ?

北九州市の地元演奏家をオーディションして、演奏とアウトリーチ活動などをしてもらおうということ。地元の演奏家の方達にとって、これがどういう意味を持つものとして受け止められるのか、ということはよくわからない。しかし、地域に若干は波を立てることになるだろうということは先ず間違いないと思う。良い波であることを祈るけれど、波がないよりは明らかに良いだろうから。

この企画には、現状への認識と、いくつかの基盤になる考え方がある
1,市が税金を支出して行う企画として、コンサートをお願いするような方にアウトリーチをしてもらう。それが聴き手に対する礼儀であろう。そのスタンダードを東京で音楽活性化事業などで鍛えられた演奏家を招請することで維持する(出来れば二組くらい)
2,コンサートやアウトリーチに緊張感を持って望んでもらいたい。それによって、演奏技術と意欲を向上する機会にしたい。その部分については競争を意識する。
3,特にアウトリーチでの聴き手とのコミニュケーション能力が上がることを期待し、そのためにコーディネーターと演奏家がともにプログラムなどを考えていく場所を作る。

一応、ガラとはいえコンサートによってきちんと遇するというのは、東京の人を呼ぶにしろ地元の人によるにしろ必要なことだと思う。アウトリーチ用演奏家を育成するという気持ちではいけないのだと思っている。その場合、私には、演奏家に強い熱意を持って一期の演奏をしてもらうために他に良い方法が思い浮かばない。もちろんお金も大事だが、それだけでは良い演奏をしてくれる訳ではない、というのは私の30年ほどの経験則である。そのためにはこちらがそのことを強く望み、且つそのために行動することが必要であろう。
来年3月に集大成のガラコンサートをやるわけだけれど、怖いような楽しみのような・・・


きれいな日本語が読みたい

2006年04月22日 | 徒然
昨日までの3日間、音楽活性化事業の研修会で変にあたまを回転させていた反動か、昨日の夜からきれいな文章が読みたくなり、塚本邦雄の本などを借りてきてしまったので、これは連休の読書(そう、今年は何故かカレンダー通りに近い。何年ぶりだろうか)。
今年の音活研修会は、コンサートの部分に力点がいったために、マーケッテイング色がやや出過ぎたかなという印象で、このバランスはきわめて難しい。そのへんを来てくれた32市町村の方が感じてくれたらいいのだけれど・・

2回目

2006年04月17日 | 徒然
第2回目の講義はミッションの話をしました。ミッション指向の団体(財団やNPO)のミッションステートメントである、定款や寄付行為が、必ずしもそこで実働する人たちのミッション感と結びついていない、ということは散見する傾向です。
ミッションは結局芸術そのものにあるのではなく、それを扱う人間の問題ですから、現場の人間が(上司に反抗してでも)語れるミッションを用意するべきではないかと思うのです。これは、自分の反省もこめて。

今日は、私と同じ日を出校日に選んでくれた(らしい)小林美恵さんとお茶をしました。彼女はちょうど私の講座のあとの時間40分が空いているのです。
知らない人が多いのでほっとします。



日記はこちらにします

2006年04月17日 | 徒然
寒い一日だった今日は、ずっと家であしたの授業の準備をしておりました。芸術と社会を結ぶもの=ミッション、というのがあしたのお題。
あれこれと知識や考えがとっちらかっていると言うことがよーーーくわかりましたので、ちょっと焦っております。これで良いのかなあ・・