19日、日曜日の古典SQのコンサート(ベートーヴェンの第2回)を終えて、愛知県の岡崎へ。
岡崎の南側にある幸田町でのアウトリーチである。宮本さんで3年間町内全部の小学生5年生と中学生2年生に聴いてもらうという立派と言うしかない考え方に則ってやってきたけれど、昨年中学校は続けにくいという話しになり,今年は小学校6校のみ。演奏家は加藤直明(トロンボーン)と城綾乃(Pf)。中学が無くなっても充分に大変なプログラムである。先週の金曜日に2校に行き、そのあと二人とも土日別のところで仕事があり、日曜日に夜に再度岡崎に入って、20,21日とアクティビティ2校づつ(写真)。
加藤氏は一人では久しぶりのアウトリーチだったらしく、本人は「考えていることが言葉に出てこない」と反省していたけれど、私はしっかりとしたプログラム構成も話も立派なものだという感じをもった。やりたいことが把握できているのだと思う。管楽器というとグループが多いのだけれど、一人で戦略的にしっかりとしたことが出来るのは貴重な存在。
内容はソネットの方にいずれ乗せるけれど、2日間こっちも楽しませてもらった。各校、最後にみんなでビリーブか翼をくださいをいっしょに合唱して終わりにすると言う手法。おはちが回ってこなくて良かった。
幸田の最中にデジカメの調子が突然悪くなる。ホワイトバランスがダメになり、広い景色を撮るとまっ白になってしまうのである。いろいろと調整を試みるもうまく行かず、どんどん悪くなる一方。結局大阪で買う羽目に。というわけで、以前から欲しいと思っていたC社のものは壊れたばかりで怖くて買えず、結局R社製を入手。考えてみたら昨秋は幸田で携帯電話が突然死してやむを得ずその場で買い換えたのだった。うーむ。
幸田のあと大阪に行き、Kさんと夕食。アウトリーチの中味を話題ににして酒が飲めるのはめったにないというべきか、楽しい時間。
翌日は広島に向かう。今年の広島のセミナーというかアウトリーチと言うかの集大成。7月の初めに始めてきたのだから、もう3ヶ月。4回来ている。今回もまず地元演奏家のために講座。これは3回目になるので、そろそろネタが尽きてくるというものだ。初めは企画の作り方、2回目はアウトリーチ、今回はコンサートのプログラムと演出の話をして欲しいとお題をもらったのだけれど、なかなか考えつかず、直前までまとまらなかった。やや苦肉?。そうでなくても何しろ先週3回人前で話をして、そろそろネタ切れ寸前だったので・・・。結局、
1,演奏家は自分のやりたいことをする演奏会はほとんど持てないことを考えると、人の考え方を実現する、という「職人的な」スキルを身につけないと行けない。それが嫌々ではなく出来て,人が認めてくれるということを意識するべきではないか。
2,しかし全部のプログラムを任されたとき、人が当たり前のようによく知っていること、概ね知っているが良くは判っていないこと、知らなくて「へえ」と思えること。
をバランスしながら決めて行くことが大事だと思う、ということを話した。そのことを意識せず知らないことが過半数では聴き手はやはりついてきてくれないだろう。演出は大事だけれど、目から来る情報は7割位をしめるといわれているくらい情報量が多い。公演を聴くことも目からの情報が多いことを考えるべきであるが、しかし、耳からは目からでない質の情報が入ってくる。その質感のちがいを意識できるような演出が必要かも知れない,という話をした。
今日から3日間のアウトリーチ後、最後に26日のコンサートがあって,7月から始めた今年の広島は終わり。
アウトリーチは宮本さんで比較的慣れたプログラミングであるが、一応モデルアーチスト的な仕様なのと、地元の方たちが熱心に手伝ってくれるので(聴かれると言うことでもある)、宮本さんは案外プレッシャーを感じているのではないかと思う。でも、経験のある音活アーチストが、単に自分のためだけに行うのではなく、他のアーチストに教えたり手本を示すというのは大事な要素であろう。練習スケジュールなどもやや神経を使うのはそう言う部分である。
でも広島のこのグループはやる気もありなかなか楽しい人たちである。
岡崎の南側にある幸田町でのアウトリーチである。宮本さんで3年間町内全部の小学生5年生と中学生2年生に聴いてもらうという立派と言うしかない考え方に則ってやってきたけれど、昨年中学校は続けにくいという話しになり,今年は小学校6校のみ。演奏家は加藤直明(トロンボーン)と城綾乃(Pf)。中学が無くなっても充分に大変なプログラムである。先週の金曜日に2校に行き、そのあと二人とも土日別のところで仕事があり、日曜日に夜に再度岡崎に入って、20,21日とアクティビティ2校づつ(写真)。
加藤氏は一人では久しぶりのアウトリーチだったらしく、本人は「考えていることが言葉に出てこない」と反省していたけれど、私はしっかりとしたプログラム構成も話も立派なものだという感じをもった。やりたいことが把握できているのだと思う。管楽器というとグループが多いのだけれど、一人で戦略的にしっかりとしたことが出来るのは貴重な存在。
内容はソネットの方にいずれ乗せるけれど、2日間こっちも楽しませてもらった。各校、最後にみんなでビリーブか翼をくださいをいっしょに合唱して終わりにすると言う手法。おはちが回ってこなくて良かった。
幸田の最中にデジカメの調子が突然悪くなる。ホワイトバランスがダメになり、広い景色を撮るとまっ白になってしまうのである。いろいろと調整を試みるもうまく行かず、どんどん悪くなる一方。結局大阪で買う羽目に。というわけで、以前から欲しいと思っていたC社のものは壊れたばかりで怖くて買えず、結局R社製を入手。考えてみたら昨秋は幸田で携帯電話が突然死してやむを得ずその場で買い換えたのだった。うーむ。
幸田のあと大阪に行き、Kさんと夕食。アウトリーチの中味を話題ににして酒が飲めるのはめったにないというべきか、楽しい時間。
翌日は広島に向かう。今年の広島のセミナーというかアウトリーチと言うかの集大成。7月の初めに始めてきたのだから、もう3ヶ月。4回来ている。今回もまず地元演奏家のために講座。これは3回目になるので、そろそろネタが尽きてくるというものだ。初めは企画の作り方、2回目はアウトリーチ、今回はコンサートのプログラムと演出の話をして欲しいとお題をもらったのだけれど、なかなか考えつかず、直前までまとまらなかった。やや苦肉?。そうでなくても何しろ先週3回人前で話をして、そろそろネタ切れ寸前だったので・・・。結局、
1,演奏家は自分のやりたいことをする演奏会はほとんど持てないことを考えると、人の考え方を実現する、という「職人的な」スキルを身につけないと行けない。それが嫌々ではなく出来て,人が認めてくれるということを意識するべきではないか。
2,しかし全部のプログラムを任されたとき、人が当たり前のようによく知っていること、概ね知っているが良くは判っていないこと、知らなくて「へえ」と思えること。
をバランスしながら決めて行くことが大事だと思う、ということを話した。そのことを意識せず知らないことが過半数では聴き手はやはりついてきてくれないだろう。演出は大事だけれど、目から来る情報は7割位をしめるといわれているくらい情報量が多い。公演を聴くことも目からの情報が多いことを考えるべきであるが、しかし、耳からは目からでない質の情報が入ってくる。その質感のちがいを意識できるような演出が必要かも知れない,という話をした。
今日から3日間のアウトリーチ後、最後に26日のコンサートがあって,7月から始めた今年の広島は終わり。
アウトリーチは宮本さんで比較的慣れたプログラミングであるが、一応モデルアーチスト的な仕様なのと、地元の方たちが熱心に手伝ってくれるので(聴かれると言うことでもある)、宮本さんは案外プレッシャーを感じているのではないかと思う。でも、経験のある音活アーチストが、単に自分のためだけに行うのではなく、他のアーチストに教えたり手本を示すというのは大事な要素であろう。練習スケジュールなどもやや神経を使うのはそう言う部分である。
でも広島のこのグループはやる気もありなかなか楽しい人たちである。