ここのところなかなか筆が進まないのは、気持ちの問題ではあるがやはり毎日を追われているから。
前便以降の動きを・・
音活全体研修が終わってコーディネーターで飲み、翌日いわきに。
いわきはコバケンの炎の第九の本番にむけ、指揮者、合唱団、オケ、ソリストと分担して面倒を見る形になる。その上来年3月のアーネムフィルの話しも動き出していてそれも気にしなくてはいけない。19日はNHK交響楽団がいわきに来て、午後からオケリハと合唱合わせ。前日の現地に行って合わせるというのはNHK交響楽団としては比較的異例のことらしい。20日の本番に向け市民の合唱団は極めて意気軒昂で集中力はすごかった。本番を見に来て下さったNHK交響楽団の理事長も、合唱団については意義を見いだしてくれたようで、それが一番嬉しいことだったかも。大ホールのこけらにコバケン、N響、第九、市民合唱団という4点セットで勢いをつけたいと思ったのは成功したと言えると思う。
第九の打ち上げを終えてから帰京。毎週の昭和音大の授業がスケジュール的にはかなり重くのしかかる(生徒には申し訳ないような気もするが)けれども、まあ、こういう事も面白いし、今やっておくべきだと思う事の一つであるので仕方がない。
22日は地域創造の日。昨年の反省から毎月必ず地域創造に一日居る日をつくりそのときに音楽関係の会議をなるべく入れる・・という方針にした最初の日である。
終了後いわきに行き、NHK交響楽団メンバー(シューベルトの鱒をやる)が飲んでいるところに乱入。翌日は野平さんが来て小ホールのこけら落とし公演。野平さんのピアノソロと鱒である。小ホールは200席しかなくて少しもったいない公演が続くが、きちんと常客をつけるやり方は、市内の音楽好きから聞こえる「マナーがよくない」という意見に対する答えにもなるかも知れない。マナーは「No」の姿勢では修正しにくいから。
翌日24日は幕張の市町村アカデミーの市町村長特別セミナーで少しだけお話しをし、地域創造の音楽活性化事業の宣伝もかね、菅家奈津子さんの歌を聴いてもらう会。一応講師なわけだが、市町村長と聞くとそれなりに緊張する。(写真)
25日にいわきに戻り(ほとんどいわきから出張状態)、吉野直子さんのリサイタルのリハーサルに立ち会う。いわきアリオスの小ホールは200席しかないし実はあんまり期待できないと思っていたのだが、音響的にはかなり良い出来だと思う。200席で音響をつくるのは難しいはずだから。もちろん、曾ての大リハ室の改修なので、できないこともたくさんあるし、表に中のモニターが聞こえないなど、いくつか前のリハ室から引きずっている問題もあるようなのだが、ホールの音響については良いようだ。ただ、乱暴に弾く人だとちょっと大変かも知れない。そのあたりはカザルスホールにちょっと似ている。でもカザルスよりも細かい音が聞こえてくるし、客が一杯入ったときに耳元で吸音されるような感覚があったカザルスよりも客席は扱いやすいように思った。永田音響的にはヒット作なのではないか。ただ、ピアノにしてもハープにしても置く場所によってかなり微妙に音が変わるので気をつけないと行けないホールではある。
27の朝に帰京。そのまま中央区第九の会の集大成公演である「歌舞伎座の第九」を聞かせてもらう。私も一様アドヴァイザーとして名を連ねているのだが、あんまり発言する機会が無く極めて申し訳ありません状態。でもしっかり2階席の西桟敷で聞かせて頂いた。桟敷はいわゆるL席で横の位置になるのだが、音楽ホールでよくある手すりが気になるということもなく、舞台の見通しがよかったのは歌舞伎座の伝統の力か。消防法で手すりはしょうがない・・といつも設計の方から聞かされていたのだが、あれはどうなんだろうか。演奏ではバリトンが花道から出てきて「オーフロイデ・・」と歌い出すところなどなかなかの演出。民間の有志が言い出し、区も乗っかって実現した第九。ここは極めて出演者オリエンテッドな世界だが、流石中央区といえる民間の力が結集した感じで見事だと思った。銀座旧東武ホテルでの打ち上げも異様に盛り上がっていた。
今日は、再び大学。終了後すぐ帰宅して、車でガソリンを入れに行き(まだやすいはず)そのあといわきへ・・。とはいえ、今月は東京といわきだけ。
ああしんど。まあ面白い人生だわ
前便以降の動きを・・
音活全体研修が終わってコーディネーターで飲み、翌日いわきに。
いわきはコバケンの炎の第九の本番にむけ、指揮者、合唱団、オケ、ソリストと分担して面倒を見る形になる。その上来年3月のアーネムフィルの話しも動き出していてそれも気にしなくてはいけない。19日はNHK交響楽団がいわきに来て、午後からオケリハと合唱合わせ。前日の現地に行って合わせるというのはNHK交響楽団としては比較的異例のことらしい。20日の本番に向け市民の合唱団は極めて意気軒昂で集中力はすごかった。本番を見に来て下さったNHK交響楽団の理事長も、合唱団については意義を見いだしてくれたようで、それが一番嬉しいことだったかも。大ホールのこけらにコバケン、N響、第九、市民合唱団という4点セットで勢いをつけたいと思ったのは成功したと言えると思う。
第九の打ち上げを終えてから帰京。毎週の昭和音大の授業がスケジュール的にはかなり重くのしかかる(生徒には申し訳ないような気もするが)けれども、まあ、こういう事も面白いし、今やっておくべきだと思う事の一つであるので仕方がない。
22日は地域創造の日。昨年の反省から毎月必ず地域創造に一日居る日をつくりそのときに音楽関係の会議をなるべく入れる・・という方針にした最初の日である。
終了後いわきに行き、NHK交響楽団メンバー(シューベルトの鱒をやる)が飲んでいるところに乱入。翌日は野平さんが来て小ホールのこけら落とし公演。野平さんのピアノソロと鱒である。小ホールは200席しかなくて少しもったいない公演が続くが、きちんと常客をつけるやり方は、市内の音楽好きから聞こえる「マナーがよくない」という意見に対する答えにもなるかも知れない。マナーは「No」の姿勢では修正しにくいから。
翌日24日は幕張の市町村アカデミーの市町村長特別セミナーで少しだけお話しをし、地域創造の音楽活性化事業の宣伝もかね、菅家奈津子さんの歌を聴いてもらう会。一応講師なわけだが、市町村長と聞くとそれなりに緊張する。(写真)
25日にいわきに戻り(ほとんどいわきから出張状態)、吉野直子さんのリサイタルのリハーサルに立ち会う。いわきアリオスの小ホールは200席しかないし実はあんまり期待できないと思っていたのだが、音響的にはかなり良い出来だと思う。200席で音響をつくるのは難しいはずだから。もちろん、曾ての大リハ室の改修なので、できないこともたくさんあるし、表に中のモニターが聞こえないなど、いくつか前のリハ室から引きずっている問題もあるようなのだが、ホールの音響については良いようだ。ただ、乱暴に弾く人だとちょっと大変かも知れない。そのあたりはカザルスホールにちょっと似ている。でもカザルスよりも細かい音が聞こえてくるし、客が一杯入ったときに耳元で吸音されるような感覚があったカザルスよりも客席は扱いやすいように思った。永田音響的にはヒット作なのではないか。ただ、ピアノにしてもハープにしても置く場所によってかなり微妙に音が変わるので気をつけないと行けないホールではある。
27の朝に帰京。そのまま中央区第九の会の集大成公演である「歌舞伎座の第九」を聞かせてもらう。私も一様アドヴァイザーとして名を連ねているのだが、あんまり発言する機会が無く極めて申し訳ありません状態。でもしっかり2階席の西桟敷で聞かせて頂いた。桟敷はいわゆるL席で横の位置になるのだが、音楽ホールでよくある手すりが気になるということもなく、舞台の見通しがよかったのは歌舞伎座の伝統の力か。消防法で手すりはしょうがない・・といつも設計の方から聞かされていたのだが、あれはどうなんだろうか。演奏ではバリトンが花道から出てきて「オーフロイデ・・」と歌い出すところなどなかなかの演出。民間の有志が言い出し、区も乗っかって実現した第九。ここは極めて出演者オリエンテッドな世界だが、流石中央区といえる民間の力が結集した感じで見事だと思った。銀座旧東武ホテルでの打ち上げも異様に盛り上がっていた。
今日は、再び大学。終了後すぐ帰宅して、車でガソリンを入れに行き(まだやすいはず)そのあといわきへ・・。とはいえ、今月は東京といわきだけ。
ああしんど。まあ面白い人生だわ