長崎で初めて学校の先生向けのアウトリーチを行った。
アウトリーチと言っても、学校の先生にアウトリーチの意味と現状をお話しする会。一種の研修会であるし、相変わらずなるべく多くの子どもに聴かせたいという学校側の希望に対して、少し理解を得たいという気持ちもあった。教師の夏期休暇中の研修としても意味があると言うことで教育委員会の全面的な協力があり、45名程度の先生が集まった。場所はブリックホールのリハーサル室。
数年前からやれると良いねと言っていたプランであるが、今までは夏の時期のアウトリーチが難しかったこともあり、なかなか出来なかった。今年はこれをメインにして高橋さんに来て頂くというスケジュールを組んだ。演劇の方でもやるみたい。文化振興課としては開館以来やってきたワークショップやアウトリーチ活動の成果として先生にいっそうの理解を求める・・という意味もあると思う。実績というのは全市的にはそれほどの数ではない(小学校と中学校で150校くらいあるのでなかなか全市的には難しい)が、やってきた実績と蓄積というのはそれなりに意味があるのだと実感。
前半45分間は私が話をし、後半は桜町小学校の生徒15名(コーラス部メンバー)向けに高橋多佳子さんがアウトリーチと同様のプログラムを披露(45分)、後ろで先生達が見学するという構成。とはいえ、高橋さん「子どもの反応はこういう状況なのにとても良くやりやすかったが、後ろの先生達の視線をどうしても意識してしまう」。でも、高橋多佳子節の進行で、子どもがどんどん興味を持ち、気持ちが演奏者に向かっていく様子がありあり。
最後に二人で対談して質問を受け終わったが、一人の先生から「自分の学校は大規模校で各学年5クラスある。いつも応募したいと思うが音楽室でとか100人以内とか言う制限があるので見送っている」という話があった。確かにこの実施数だと一校の生徒を分割して行うにはやはり勇気がいるだろうなあ、と思いつつ、事業を理解してくれているのに出来ない学校もあることについても少し工夫しないといけないかと思った。なかなか難しい。
トリトンでは平気で一校2回とか3回とかお願いしてしまっているが、演奏家が住んでいない地方ではなかなか簡単ではない。まあ、大規模校は大体都市の中心部にあり文化的にも恵まれている可能性が高い、ということも考慮しなくてはいけないし・・・。難しい問題だ。
終わったあとの先生達の満足げな顔が印象的だったが、研修的に満足したのではなく音楽をゆっくり聴けたことの方が大きいのだろう。芸術の力ですね。
アウトリーチと言っても、学校の先生にアウトリーチの意味と現状をお話しする会。一種の研修会であるし、相変わらずなるべく多くの子どもに聴かせたいという学校側の希望に対して、少し理解を得たいという気持ちもあった。教師の夏期休暇中の研修としても意味があると言うことで教育委員会の全面的な協力があり、45名程度の先生が集まった。場所はブリックホールのリハーサル室。
数年前からやれると良いねと言っていたプランであるが、今までは夏の時期のアウトリーチが難しかったこともあり、なかなか出来なかった。今年はこれをメインにして高橋さんに来て頂くというスケジュールを組んだ。演劇の方でもやるみたい。文化振興課としては開館以来やってきたワークショップやアウトリーチ活動の成果として先生にいっそうの理解を求める・・という意味もあると思う。実績というのは全市的にはそれほどの数ではない(小学校と中学校で150校くらいあるのでなかなか全市的には難しい)が、やってきた実績と蓄積というのはそれなりに意味があるのだと実感。
前半45分間は私が話をし、後半は桜町小学校の生徒15名(コーラス部メンバー)向けに高橋多佳子さんがアウトリーチと同様のプログラムを披露(45分)、後ろで先生達が見学するという構成。とはいえ、高橋さん「子どもの反応はこういう状況なのにとても良くやりやすかったが、後ろの先生達の視線をどうしても意識してしまう」。でも、高橋多佳子節の進行で、子どもがどんどん興味を持ち、気持ちが演奏者に向かっていく様子がありあり。
最後に二人で対談して質問を受け終わったが、一人の先生から「自分の学校は大規模校で各学年5クラスある。いつも応募したいと思うが音楽室でとか100人以内とか言う制限があるので見送っている」という話があった。確かにこの実施数だと一校の生徒を分割して行うにはやはり勇気がいるだろうなあ、と思いつつ、事業を理解してくれているのに出来ない学校もあることについても少し工夫しないといけないかと思った。なかなか難しい。
トリトンでは平気で一校2回とか3回とかお願いしてしまっているが、演奏家が住んでいない地方ではなかなか簡単ではない。まあ、大規模校は大体都市の中心部にあり文化的にも恵まれている可能性が高い、ということも考慮しなくてはいけないし・・・。難しい問題だ。
終わったあとの先生達の満足げな顔が印象的だったが、研修的に満足したのではなく音楽をゆっくり聴けたことの方が大きいのだろう。芸術の力ですね。