児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

鹿屋の早稲田桜子

2008年03月16日 | 各地にて
鹿屋市は鹿児島県の大隅半島の真ん中にある。市街はちょっと谷間のようになっている。ちょっと不便に感じるのは、電車がなく(駅すぱーとで探そうとすると鹿屋って出てこない)バスでしか入れないからだけれど、車社会と考えればそれほどではないのだろう。鹿屋の中心地に約1年前リナシティという複合施設が出来た。中心地活性化の一環だと思うけれど、一応公民館的な機能を持っていて、その他にスーパーマーケットや、銀行郵便局、映画館、デイケアの施設なども入っている。ちょっと珍しいかも。その中に400席のホールがある。少し手狭な感じはあるのと、2列目から後ろがずっと傾斜になっていて、ちょっと演劇劇場風の客席のすロープなのだが、音響的には完全に音楽ホール。響きもちょっと軽い感じはあるがクリアで豊かな響きがある良いホールになっていると思う。運営は第3セクターだけれど、4年ほど前に地域創造のステージラボ沖縄に研修に来ている人がいて、知り合った。今回は音楽活性化事業の一環で早稲田桜子さんとピアノの田口真理子さんの演奏会があった。
一昨日には小学校に行き(全校生徒20名)、市民のオケの弦楽器セクションとの交流があり、昨日の夜にコンサート。400席の客席に350名ほど入った。
早稲田さんは、非常に良いコンサートをした。それを引きだしたのはピアノの田口さんでもあるけれど、第3セクター(株)まちづくり鹿屋のスタッフの情熱に負うところが大である。訪れる人に対するホスピタリティがとてもよく、事業にやや前のめりになって一緒に創っていこうという熱い姿勢が気持ちが良いのだ。音活のような4泊5日のスケジュールでの滞在型企画だと、特にその効果はあると思う。スタッフが演奏家の気持ちを引きだして、聴き手にもその雰囲気が伝わっていくのだろう。
学校でのアクティビティはいずれフィールドノートで・・

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1 コメント

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早稲田桜子は世界一美しい (朝田健志)
2008-03-16 14:44:46
実はとんでもないことに、遥遥、鹿児島県の鹿屋市におんかつ事業がやってきたのである。開館記念事業と思っていましたが、2年、3年と継続的育成方針で取り組めば、魂が宿ると、児玉プロデューサーから温かい言葉いただきました。ヴァイオリンソリストの早稲田桜子さん、ピアニストの田口真理子さんの演奏はすばらしく、感激と感謝の気持ちでいっぱいです。プログラムの幅広さには驚きますが、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 大変難易度の高い曲バッハのシャコンヌを披露いただいた。もう私はこのまま永遠の眠りについたとしても後悔することはありません。
案内パンフレットには無かった曲なのでお客様の感動も大きかったと思います。
アクティビティでは市民参加を基調に、かのやのスタッフの企画提案、参加機会をいただき、ホールと親しみ、芸術への興味や理解を深めることが出来たと思います。地域創造のスタッフに引っ張っていただいて、乗せられて、踊らされて全員が気持ちよく、この5日間を体験いたしました。このすばらしい経験という財産は、㈱まちづくり鹿屋のカラーとなっていくとでしょう。
児玉アートプロデューサーのオーラも、かのやのスタッフが受け継いでいきます。
今回は夢のような出来事でした。地域創造の皆様、児玉プロデューサー、ヴァイオリン早稲田桜子さん、ピアノ田口真理子さん本当にありがとうございました。

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