児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

邦楽活性化事業徳島

2013年08月10日 | 各地にて
あつい。あつい。あつい。
しかし、311以来、家ではほとんどエアコンのスイッチを入れていません。あ、それほどいないのですけどね。
今年の夏は例年よりも時間があります。それゆえお盆にいわきに行くのも今年はなし。いわきにはじゃんがらという個性的な新盆の祭りがあり、若者が数多く参加して新しい作品も出来てきているのですが、こういうのは全国的にも比較的少ない風習だと思います。伝統的な芸が守られていると言うよりも活きているという感じ。よさこいはすごいと思うけれど、甲子園のようになっていて生活者の中から立ち上がってくるような感じはない。その辺のバランスが好きかもしれない。
一昨日、昨日と地域創造の邦楽の事業で徳島と吉野川町に行ってきました。吉野川は古くは忌部氏が中心となって、主に糸(蚕や麻?)の生産にたづさわっていたあたりらしい。麻植郡というのは無くなってしまったけれど、これも古代の面影を感じる名称です。吉野川という水質、水量ともに豊かな地域ならではなのでしょうか。鴨島駅のそばの鴨島小学校は三木稔さんが効果を書いていて、亡くなる少し前に学校を突然訪れ、子供たちと一緒に歌ったり演奏したりして帰られたそうですが、邦楽に熱心な土地柄なのもあるのでしょう。公民館は建設会社が指定管理をとって運営していて、もう8年目になるそうですが、がんばっていますね。ホスピタリティは良いような気がします。この町は英断で前学校の教室に冷房を入れたそうで。従って音楽室も冷房付きで下見とは言えほっとします。

写真の中学校にはなんと箏が9面と爪が405ほどありとりあえずワークショップ用に公民館に借りることにしました。あと少し。口調先生ありがとう。
公民館はこれ。駅からの写真ですがなんか蜃気楼のように聳えていました。

徳島ではこの時期では当然ながら、すでに町全体がちょっと空中に浮いている感じだし、それをあまり出さないように気をつけて仕事をしている人たちの不思議な雰囲気も面白いです。
邦楽の分野は私にとっては音楽の中では不得意分野で、相変わらず進歩していないので、毎年この会によって獲得できる知識や常識はほんとうに馬鹿にならない。あちこちの知識が統合できるおもしろさというのは独特です。

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