児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

長崎 じげもんコンサート

2010年11月21日 | 各地にて

 

長崎はコーディネーター養成講座というのを3年前からはじめている。これはブリックホールが開館以来ボランティアと制度を育て来たこと、アウトリーチでも彼らの中で手伝ってくれる人が出てきて興味を持ってくれていることが背景にある。もう一つ、3年前に活水女子大学の中にアートマネジメントのコースができたこともある(今年の4年生が初代なのでまだ実績までは出来ていないといっても)。

 過去2年間彼らにアウトリーチコーディネートを3年目はひとつの区切りとして今まで特に協力してきてくれている地元の演奏家(過去の登録者)によるジョイントコンサートを行った。企画のたて方、準備の進め方から本番まで少しづつ進めてきて今日が本番のコンサート。このあと、今日の3名の演奏家によるアウトリーチの企画が冬にかけて続く。

日程にはとても苦労した。最終的に空いているのがブリックの大ホールという状況になり、岩永さんのアイデアで、演劇の舞台上小劇場のセットを活かして、反響板の中に舞台上小ホールを作るという初めての試みを行うことにした。結果、非常に良い音響をもつ空間が出現した。このホールはもしかしたら、長崎で一番音響の良い小ホールかもしれない。残響のある割に音が素直でかぶらないのは第一生命ホールに少し似ている。はじめは大ホールの客席方面から来る遅い反響が気になるかと思ったけれど、実際音を出してみると気にならなかった。200席強のホールとして「使える空間」であるし「ブリックホール」である。もっとやりたい感じだけれど、手間のかかることと会場の稼働率が悪くない中でこういう空間を作ることがどうなのか・・・という問題だけである。

演奏会は、ゲストに大森潤子さんを迎えて、4組の出演者。それぞれ既にブリックの舞台で既知の間というのもあって和やかな雰囲気。それぞれ、意欲を持ってコンサートに臨んでくれて、こういうことを続ける価値があると思える企画になった。

 


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1 コメント

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じげもんコンサートで歌われた曲について。 (にゃんぽ)
2010-11-25 17:03:00
先日11月20日の長崎じげもんコンサートに行かせて頂いた者です。

どの方の歌声・演奏も素晴らしく、途中涙する場面もありました。
音楽は、人の心に優しく、静かに浸みてくるものだと、改めて感じることが出来ました。

そこで、質問なのですが、最初の女性の方が歌われた『お母さん』という歌にとても感動し、もう一度聴きたいと思うのですが、どなたが作詞・作曲されたのか、教えていただけませんでしょうか。
プログラムを無くしてしまいまして・・・

また、楽譜などはどのようにして手に入れることが出来るかを、教えて頂ければ幸いです。

突然のコメント申し訳ありません。

宜しくお願いいたします。
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