愛猫とシエスタ(午睡)

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原爆の日

2007-08-09 13:38:00 | 日記
今日は、長崎平和祈念の日ですが、3日前の広島平和祈念の日に、思い出したことがありました。
もう随分昔のことになってしまいましたが、学生時代のコンパの時の話です。

同好会の新入生歓迎コンパで、偶然隣に座った1年生M君。
同好会のメンバーはほとんどが自宅通学でしたが、M君は広島出身で初めての東京ひとり暮らしでした。
「田舎者なので、よろしくお願いします」との挨拶には、思わず吹き出しそうになりました。

1次会から2次会へと移動して、ポツリとM君は話し始めました。
「広島出身と言いましたが、中学生の頃、仲の良かったいとこが白血病で死んだんです」
(その当時)3年ほど前の話を少し涙ぐみながら「最期は、(苦しんでいたので)見ちゃいけない」と親戚の大人に言われたと話してくれました。

M君のいとこのご両親が、幼い頃に広島に落とされた原爆に被爆したそうです。
被爆者から生まれた子供を「被爆二世」と呼ぶそうです。

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「被爆二世」については、原爆症の因果関係は明らかにされていないようですが、チェルノブイリ原発事故で、被曝した人から生まれた子どもが、何らかの障害を持っていることが非常に多いとTVで見たことがあります。

広島・長崎を訪れたアメリカ人の人は、それまでの「原爆投下は戦争終結に繋がり、結果的によかった」という考えを悔い改めるそうです。
今でも原爆症で苦しんでいる人がいるという現実を知り、「核兵器はいらない」と強く思うそうです。
この言葉は、政府のお偉い先生方に届いているのでしょうか?繰り返される失言には言葉を失います。

画像

井の頭文化園」内に北村西望のアトリエがあります。
長崎の平和祈念像の原型を見ることが出来ます。
学生時代、散歩がてらに入ってみた時に、偶然目にして驚きました。

健康であることを当たり前だと思い、病気になると健康のありがたさに気がつきます。
幸せや平和も同じです。
失って初めてその存在を深く認識することになります。

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世界で唯一の被爆国である日本であるからこそ、幸せや平和のために、思いをつなげて伝えていく義務があると思います。