拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

冥王星、ハブられる―ま、無くなる訳じゃないんだし

2006-08-25 20:53:11 | 日記
冥王星が「惑星」から外れるということで。別に冥王星自体が無くなるわけじゃないんだからそんなに騒ぐことは無いのにー、とぼんやり思っております。まぁ昔から冥王星を「惑星」に入れるかどうかモメてきたようだが、冥王星が惑星に入っているせいでカロンやらセレスやら2003UB313やらを「これも入れるべきだろ!」と持ち上げる人々が出てきてしまったわけで。これを機に冥王星を惑星から外してしまえば議論もなくなるでしょうね。…なんて天文ファンが聞いたら怒るかもしれないな…。
冥王星が惑星から外れたら星占いとかはどうなるんだろう?とちょっと考えてみたこともある。12星座の星占いの場合、各星座にはそれぞれ「守護星」として太陽系の星が割り振られているのだ。おひつじ座には火星、おうし座には金星、ふたご座には水星…みたいに。しし座の私、星占いでは太陽に「守護」されているらしい。太陽系の中心、全ての惑星の中心じゃん。なんだこのVIP扱い。星占いの世界ではなんでこんなに優遇されてんだろうか…まあそれは置いといて。で、冥王星はさそり座の守護星だと。「冥王星、惑星から外れる事件」を受け、この先の星占い師に何かしらの影響を及ぼすのかな…などと少しだけ思ってもみたが、かに座の守護星が「月」らしくて。別に「惑星」であるとか全く関係ないのですね、守護星は。さっきも書いたけど冥王星自体は遥かかなたに存在するわけで。無関係ですね。
なんで私が星座と守護星に詳しいかといえば、やはり『セーラームーン』の影響だろうか。あの漫画の戦士達は一応自分の星座の守護星から戦うための力を受けた戦士、という設定だ。だからセーラームーンの決めゼリフは「月に代わっておしおきよ!」なわけで。漫画には冥王星も含め太陽系の各惑星から力を受けた戦士が登場。ちなみに地球は除く。星から力を受けて地球を外敵から守る、という設定。セーラームーン以外は全員「惑星」を守護に持っている。でも今はもう冥王星は「惑星」ではなくなってしまった。十年後ぐらいにこの漫画を読んだ子供は不思議に思うかもしれないね。「セーラープルートって惑星じゃないのになんで仲間なんだろう…」みたいな。ひっでぇ(笑)。
そうだ、「冥王星記念」でちょっとセーラー戦士に関するマニアックな解説でもしてみよう。冥王星を守護にもつセーラープルートは戦闘能力の他に、時間を操るという能力を持っている。タイムワープを行う力を持ち、時間を止めたりもできる。そのように戦闘能力の他に特殊能力を持つ戦士に土星を守護にもつセーラーサターンがいて、彼女は世界に「死」をもたらし、そこから新たに「再生」させるという、漫画を読まないとよくわからない能力を持っている。しかし冥王星、及び土星に関する神話を読むと、冥王星は「死と再生の星」、土星は「時を司り、制限をする星」という解説が。つまり漫画の設定と逆なのだ。これは『セーラームーン』の作者のとんでもないミス、と言ってもいいかもしれないねぇ…。