拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

まるちゃんアゲイン―実写化第二弾決定、「口笛がきこえる」も?

2006-08-23 20:50:50 | テレビ
秋に『ちびまる子ちゃん』実写版の続編が放送されるそうだ。わぁお。前回のハマリキャストに加えて第二弾では若い頃のまる子の両親、ヒデじい、はまじやブー太郎のが登場するそうな。若い頃の両親が出てくるってことは、あの二人の出会いを描いた番外編「口笛がきこえる」というお話を盛り込むということか。アレ凄い好きだなぁ。絵の雰囲気が『ちびまる子ちゃん』とはちょっと違って大人っぽくて。まる子やお姉ちゃんが産まれるずっと前、二人の馴れ初めを描いたお話である。若き日の父ヒロシ、見た目はなかなか男前だが脳内は現在の父ヒロシと同様、終始くだらないことを考えてるトボけた男、という設定で。「口笛がきこえる」、全体的にはややシリアスだが、とんでもなくバカバカしい形で結末を迎えるのが「さすがさくら家」といった所(もちろんハッピーエンドだが)。これドラマでやるのかなぁ、わくわく。
ヒデじい、そしてクラスメートの両親が登場するということは、みんなで花輪君の家に遊びにいく話もやるってことでしょうか?前回のドラマでも特に好評だったもんな、花輪君役は。丸尾君はヘビ柄のセーター着るのかしら(マニアックですまん…)。まるちゃん、シャガールの真似して気持ち悪い絵を茶の間に飾ったりするのかしら。「オレもチーズケーキ食いたいブー」とか出てくるのかしら。どうなるんだろう、わくわく。あの話は花輪家に遊びに行ったクラスメイト達が帰宅後、自分の家と花輪家のグレードの落差にガックリくるものの、最後には「やっぱ自分の家が一番」とそれぞれ再確認するという構成が素敵なエピソード。さくらももこ、上手すぎだぜ。ドラマ化するにはもってこいだ。
あと、春の実写のDVDが出るそうで。初回版には、たまちゃんとまる子の友情を描いた「たまちゃん大好き」のアニメが収録されるとのこと。へぇー。『ちびまる子ちゃん』にはたまに「たまちゃん大好き」などのような泣けるお話が登場して、まぁそういうのも勿論良いのだが、私は作者さくらももこが持つ毒っ気を存分に感じられるバカバカしいストーリーの方が好みだ。「まる子ハマジとうわさになる」でのクラスメートたちの過激さ、「男子対女子大戦争」でヒッピーを気取りラブ&ピースを唱える花輪君、「文通をしよう」で、まる子との交遊をあっさり切った文通相手などなど、「ちびまる子ちゃん」にはほのぼのとした絵からは考えられないパンチの効いた場面が沢山出てくる。そういう味を次回の実写ではバシっと描いてくれたら良いなぁと密かに思っている。まる子役の子がとても可愛いのでどうしてもほのぼのとしてしまうのだが、『ちびまる子ちゃん』はただのほのぼのアニメじゃないんだし(少なくとも昔は)。前回の実写化で毒っ気を感じた箇所は「自称キャンディ・キャンディ女」ぐらいかなぁ。少なくとも花輪君の豪邸に遊びに行く話をやるのなら、まるちゃんには「黒ひげ危機一髪」を持参してもらいたいものだ。そして若い頃のお母さんには犬のウンコを踏んでもらいたい。期待してるぜー。