相模原下溝に昭和29年に築造された相模川系横浜水道局の沈殿処理に使われている「相模原沈殿池」はある。昭和29年(1954)に築造され88万㎡の貯水量で横浜市民が一日に使用する水量の7割にあたる貯水である。池に突き出た着水井は直径10m、高さ6.2m。柵越しに見る光景はまるで海か湖を見ているかのような広さと素晴らしい景色である。この沈殿池は「かながわの探鳥地50選」にも選ばれておりマガモ、コガモ、オナガガモコサギ、カルガモ、カワラヒラ、カイツブリ、アオサギなど数十種類の野鳥の休息場となっている。この池に渡来するカモ類は11月から3月まで、数は少ないようである。施設内は立ち入り禁止のため柵越しからの観察、撮影となる。今よりもっと多く渡来する頃、その野鳥を観察、撮影をするマニア愛好家には格好の「バードウオッチング」スポットとなっている。(1903)
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